20日(金)、朝の登校見守りに立った。今日も朝から暑い一日だった。彼岸に入ったというのに彼岸花を見ることもなく、真夏そのものの猛暑とまぶしい日射しだった。
兵庫県の地元紙神戸新聞は、一面で昨日の県議会での知事不信任決議を大きく報じた。目に止まったのは、、見出しではなく、一面下段の囲み「正平調」。その中に、「知事を担いだ県議らの戒めはなかったのか」という一言だった。全県議による不信任決議という事態に至るまでに、知事に忠告する声掛けはなかったのか、ということだ。齋藤知事は、会派を割ってまで自分を担ぎ、知事となってからは、「頑張れよ」と声をかけてくれた県議等に申し訳ないと、涙ぐみながら話した。知事は自分を励ます声をかけてくれた県議がいた当時の嬉しかったことを思い出し、誰もいなくなった今の状況の中で、思わず感情が溢れてしまったのだろう。知事は、不信任決議文、各会派の賛成討論の言葉をしっかり受け止め、辞職という選択を決断されることを望むばかりだ。
午後2時過ぎには、明石市民会館へ。4時前から第19回全日本ハイシニアソフトボール大会の開会式が行われ、主催者代表としてご挨拶を申し上げた。ハイシニアは68歳以上。全国各都道府県の代表47チームが出場し、21、22日の2日間にわたり、明石市、加古郡、高砂市内の8会場で熱戦を繰り広げる。出場各チームの監督、選手らで市民会館は一杯になり、各チームの紹介、優勝旗の返還、選手宣誓などが行われた。それにしても皆さんお元気そのもので、登録選手の中には90歳はじめ、80歳代の方も少なくなかった。
朝、テレビで大谷翔平選手の大活躍を視た。一試合3本塁打、2盗塁で50-50を達成したばかりか、51-51と前人未踏の粹へとさらに記録を伸ばした。大谷選手が称賛されるのは、その図抜けた力、技術だけではなく、野球少年のように純粋に野球が好きだ、というところだろう。大谷選手が打った日は、一日を気分よく始めることができる。そんな毎日が続いているが、今日は格別だった。
中国深圳の日本人学校に通う日本人児童が中国人に刺され死亡した。犯人は捕まり取り調べが行われているという。なんと酷い事件だ。動機など詳しいことは分かっていないが、中国では、日本人学校ではスパイを養成しているなどのデマが流れていることも報じられており、事件との関連性が懸念されるが、日本人の安全が確保されるよう政府の対応が必要だ。この事件に対する現地の中国人の反応について、中国人も心を痛め、中国人がみんな犯人のようだと思わないでほしいなどの声が報じられていた。そう信じるが、中国が事件の真相解明と対策をしっかりとることが大事だ。
今日はもう一つ大きなニュースがあった。兵庫県出身の大関貴景勝が引退を決めたという。傷めている首が原因らしい。後援会立ち上げの会には参画し、いずれ横綱という夢をみんなで抱いたが、その夢は叶わなかった。しかし、貴景勝のいない場所はさみしい思いだった。まだ若く、残念だが、仕方がない。貴景勝関の潔い決断を受け止め、これからの指導者としての活躍を期待したい。