9日(金)、今日は政務調査会の2日目。昨日と同じように9時過ぎには登庁した。朝から、明日の高市早苗講演会(神戸)の参加者への連絡を取る。
10時から政調会が始まり、最初の企画部では、冒頭から、齋藤知事の国会議員への予算要望の説明が見送られたとの報道について、古参議員から「こんなことは初めてだ。ゆゆしき問題だ」と厳しい意見が出た。県予算はもちろん、県下各市町の予算編成にも影響することであり、県と国会との連携が取れていないことについて、齋藤知事を厳しく批判した。
私からは、交通安全対策について、自転車通学の高校生のヘルメット着用率が低いことについて質した。次の警察本部でも同様の問題について質問した。企画部、警察本部でも高校生のヘルメット着用率が小、中学生に比べて極端に低く、教育関係と連携して交通安全教育に取り組んでいるとのことだったが、校則化を要望したが難しいという返事だった、という。そこで、午後最後の教育委員会でも冒頭で、この問題について質問すると、校則化した場合、教師の指導の負担が大きくなること、ヘルメット購入の負担がかかることなど難しい問題がある、というできない理由の説明が返ってきた。そもそもヘルメット着用は交通事故から大事な頭部の損傷を防ぐため、すなわち命を守るために法改正によって、今は努力義務ながら強く進められている対策である。毎日の通学で自転車に乗っている中学生は全員がヘルメットを着用しているのに、高校生はほとんど着用していない。小学生や一般人もヘルメット着用が定着しつつあるのに、高校生はしていない。県は知事がヘルメット着用で自転車に乗っている写真まで入れたチラシを配り、税金で購入補助を行ってまで着用率を上げようとしてきた。にもかかわらず、高校生は着用していない、そのことについて齋藤知事にも指摘をし指導力を発揮してほしいと提起してきたが、高校生や大学生の朝食が大事と発信しているが、ヘルメット着用については動きがない。命にかかわる問題であり、実際、自転車事故が多い年代であり、死亡事故も起きている中、躊躇している場合ではなく、教育委員会が方針をしっかり打ち出し、命を守るため率先してヘルメット着用を行うべきだと要望した。愛媛県では、死亡事故をきっかけに高校生のヘルメット着用を条例で決めているという報告も聞いた。また、県立高校の生徒指導部の先生からも教育委員会で方針を打ち出してほしいとの要望がでているとも聞いている。校長会で議論したが、難しいとの判断になっているとも聞いたが、法律よりも校則が上位なのか、生徒の命より、教師の負担の問題が優先なのか、社会通念とかけ離れた感覚に驚く。勇断が必要だ。
夜、通夜に参列した。亡くなられた奥様への深く強い愛が伝わってくるご挨拶に思わずもらい泣きしそうになった。