17日(日)、第2回加東市消防操法大会が開かれた。操法大会は消防団員の消防技術の向上と士気の高揚を図り、地域防災体制を強化することを目的に開催されているもので、日頃の訓練の成果を発表する機会になっている。
早朝からJAみのり駐車場には市内各地域から分団が乗り込み、準備をして開会を待っていた。私自身も消防団員だった昭和56年、操法大会に出場した。大会の一ヶ月ほど前から毎日早朝練習を積み重ねて大会に備えた。所属していた社分団は常勝を義務づけられていたので大変だったが、その年は優勝できなかったことが今でも悔しい思い出となっている。
大会はポンプ車の部、小型ポンプの部で行われた。ポンプ車の部1番目は社分団。きびきびした動作、操作で火点までホースを延ばし、放水。練習の成果を遺憾なく発揮できていたように見えた。私自身もこの操法出場を通して消防団員としての自覚、自信、誇りなどが身についていったように思う。また、応援の分団員やOBも駆けつけ、仲間の分団員を応援する。この仲間意識が「自分たちの町は自分たちで守る」という消防団員の意識と結束を強めている。
出場している消防団員、審査をしている消防署員、係をしている市職員の中に私が操法大会に出場していた当時の教え子の顔が見えた。もうあれから四半世紀が過ぎている。次の世代がしっかりと地域防災の立派な担い手に育っているのを確かめることができた。午後、別の用事を済ませていったん帰宅すると、隣の社分団詰所が賑やかだった。見事ポンプ車の部で優勝を果たしたとのことだった。おめでとう。ご苦労様でした。