30日(木)、今日は年末恒例の作業の一日だった。
まず、家の周囲の溝掃除をした。溝にたまった落葉や草をきれいに取ると気持ちがよい。次に墓掃除に。社の市街地を見下ろす東の台地にある墓地は、見晴らしが良く遠く姫路方面や多可町方面まで見渡せるが、冬には中国山地を越えてきた冷たい北風の吹きさらしとなる。凍えそうな寒風を受けながら墓地の草を引き、墓石をきれいに洗って拭う。済むと気持ちが晴れる。
そこからの仕事は年賀状づくりだ。教師時代から30日の年賀状づくりが習慣化してしまっている。選挙をする身になってからは、有権者すなわち選挙区である加東市内の人には出せない。市外、県外の旧友、諸先輩、教え子等に出す。そして、正月には届いた年賀状の返事を出す。その間に、知人や友人が野菜や黒豆を持って来てくれた。ありがたく頂戴した。
事務所での資料整理も大詰めで一年の最後は購読紙、誌を綴じることだ。情報誌が多い。12冊を綴じて一年間の社会の動きを振り返る。
夕方、お通夜にお参りする。すでに通夜式は終わっていたが、線香をあげさせていただいた。
夜は、帰省してきた息子、近くに住む娘、孫と餅つきをする。これも餅つき器を使ってやる年末恒例のこと。つくづく、餅つき器を作った人は偉いと思う。今年は娘が持って来た餅とり器も試した。小さい頃は30日の早朝に母の実家に行き、餅つきをしていた。餅を小さくちぎって大根おろしにつけて食べたその大人の味と風景、杵の音と合いの手の音とリズムが懐かしく思い出される。
県から、県内在住者がオミクロン株への感染が確認され、急遽、各部幹部職員による会議が行われるとの電話があった。全国的にも大都市圏で感染拡大していたことから早晩県内でも感染が出ることは想定されていた。年末年始で人の動きと出会いの機会が広がる時期に感染力の強いとされるオミクロン株とは。しかし、過度に怖れることなく、マスク着用、換気、密をさける等の感染防止行動を徹底していくことが大事なことだ。
明日は大晦日、注連縄飾りに神棚、仏壇など迎春準備を完了させる。