4月29日は昭和の日。、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」趣旨の日である。昭和世代の私にとっては、天皇誕生日の感覚が強い。みどりの日から昭和の日に変わって落ち着いてこの日を迎えられるようになった気がする。
この日、加東市秋津の住吉神社で伝統の雨乞い踊りが奉納された。昨年は5月3日に行われたが、今年から4月29日に固定されることになった。神事のあと、宮司さんから「昭和の日を奉祝して・・・」の言葉があり、この踊りがこの日を奉祝して奉納されるという神事であるとの意義も明確になったと思う。ただ、この伝統の雨乞い踊りを継承し、維持して次代に伝えていくのは大変な苦労があり、努力も要る。衣裳や道具の更新も行っていかねばならないし、何よりも人口減少の中で後継者づくりが最大の課題だ。私はこの踊りを見るのは4回目。独特のリズム、軽快な動きなどが大好きである。来年はもっと多くの人に見てもらいたい。そして、みんなでこの伝統文化を守っていくことを考えたいと思う。