29、30日の2日にわたり、警察常任委員会の管内調査が行われた。今年は阪神地域に続いて2回目。コロナの影響で、阪神地域の調査は県庁で行い、今回の但丹地域の調査もこれまで3日かけて実施してきたものを2日に短縮して行われた。行程は次の通り。
29日(木):神戸北署で有馬署の2署の調査。次に三田署で丹波署と篠山署の3署の調査。午後から丹波署の山垣(やまがい)駐在所(青垣町)の視察、朝来署で養父署の2署の調査、最後は但馬運転免許センターを視察して一日目を終えた。
30日(金):2日目は豊岡南署で豊岡北署、美方署の3署の調査。午後は美方署の村岡警部派出所、朝来署の朝来駐在所の視察を行った。
但馬では警察署の再編を前にして、県民の不安解消、初動捜査力の向上などの課題への対応などが話題になった。また、駐在所の視察では、高齢化の進む地域で生活しながら治安を守る警察官と支える家族の姿を見ることができた。
山垣駐在所で説明を務めた丹波署の地域課長はなんと、教員時代の教え子だった。また、豊岡南署の署長は社高校OBだった。故郷を遠く離れた地域でのこうした出会いは嬉しく、2人の頼もしい姿に感慨一入だった。
但馬丹波の山々はこれから紅葉の季節を迎える。