25日(水)、朝、登校見守りに立った。9時20分頃、加西農業普及所(加西市)へ。今日は加西農業普及所と北播磨管内の県議会議員5人が出席しての視察と懇談会が行われた。毎年、普及所の取り組みを通して北播磨管内の農業について視察と懇談を通して普及事業の推進をしていく機会としている。
今年は、加西市内の3ヶ所を視察した。まず、新規就農でトマト栽培に取り組んでいる「よしよし畑」のハウスを訪れ、経営者の久世継義氏から農業経営の考え方についての説明を受けた。みんなが幸せになる農業経営を目指し、カナダからハウスを輸入し、土耕栽培でトマトを生産している。販売にはデザイナーの奥さんのデザインを活かしてファンを増やしている。
次に訪れたのは、別府東営農組合。いちはやくスマート農業に取り組み、最新の機材などを活用して効率化を行っている。田植えから水の管理、除草剤の散布などにドローンやICT、手作りの除草剤散布ボートなどを駆使している。
最後は、北播磨の特産品の葉ボタンの栽培を行っている高見園芸を訪れた。最近、県の品評会で金賞を受賞されたという品種も見せていただいた。加西市は葉ボタンの生産では県内で一位、全国的に見ても有数の産地になっている。高見園芸では、品種改良で栽培された各種の葉ボタンを注文に応じて発送している。やはり生産現場を見ることが大事だと思った。
視察を終え、普及所内で所員の皆さんからそれぞれ担当部門の状況などを受け、議員と懇談を行った。コロナ禍での農業者の生の声、農福連携、山田錦生産などが話題になった。農業者にとって、普及所、所員は専門家として頼りになる存在。特に経験に裏打ちされた専門的な知見からのアドバイスに助けられている。今日の視察でもそうした評価があった。豊かな北播磨の農を支える農業改良普及所のますますの活躍、発展を期待するとともに議会からの応援もしていきたい。
午後、加東事務所で区長さんから要望を受けた。また、同僚議員から井戸敏三知事の関西広域連合長退任の知らせを受けた。夜になって淡路市で鳥インフルエンザの発生の一報が飛び込んできた。夜遅く、県の対策本部会議、知事の記者会見が行われるとのことだった。今日のコロナ新規感染者は101人。加東健康福祉事務所管内では7人が出ている。緊迫した状況が続いている。11.25は三島由紀夫・森田必勝の両烈士義挙の日。当時は高校生だった。大学時代は、学内で追悼集会もやった。あれから50年の歳月が流れた。