29日(金)、自民党県議団が取り組む教育再生PT(プロジェクトチーム)では、兵庫版道徳副読本の活用状況を知るため学校現場を訪問し、授業参観、意見交換を行った。今回は、西宮市立小松小学校と宝塚市立中山五月台中学校の阪神地区2校だった。
小松小では、6年生の道徳授業を参観。資料は副読本の「未来をつくる仕事-三島徳七-」。強力磁石のMK鋼を苦労の末発明した三島さんの生き方を学ぶというものだ。40人学級を久し振りに見たが、児童は先生の質問に対して自分の感じたことや考えをしっかり発表していた。年間指導計画には副読本の資料を各学年少し差はあるが、3題程度使うことになっていた。道徳の時間の他、朝の読書でも使っているということだった。
中山五月台中では、3年生の授業を参観。資料は「留さんのボギー-宮本留吉」で、自分にうそをつかなかったプロゴルファー宮本留吉の生き方に学ぶというものだった。同中では、身近な資料、適度な分量の副読本は道徳の資料として使い易いという評価だった。体育館ではちょうどトライやるウィークの発表会が行われていた。
今回は道徳研究の指定校ではない学校で、副読本がどのように活用されているかを調査したが、2校とも年間計画に組み入れているほか、朝の学習でも活用し、また、家庭にも知らせて長期休みの課題とするなどの取り組みも行われていた。
夕方から神戸で行われた兵庫県保育交流会に出席した。