18日(土)、県立嬉野台生涯教育センターで北播磨地域夢会議が開かれ、井戸知事が出席してビジョン委員による発表や討議が行われた。
30年後の2040年には北播磨の人口は現在の29万人から21万人へと減少すると推定されている。高齢化率も40%を超えることになり、21万人のうち、65歳以上の高齢者が8万人を占めることになる。私は87歳。子どもたちも50歳前後になる。そのとき、ふるさと北播磨はどうなっているのか。
県総合政策室、北播磨地域ビジョン委員会、社高校家庭クラブ、北播磨交流サロン「まほろば」の発表に続いて、交流、生活、安全安心、文化、環境、産業、農林業などの各分野でのグループ討議が行われた。その後の全体討議では代表者が内容をまとめて発表したが時間が短く発表者も大変。その後の質疑応答では、北播磨県民局の存置や山間部でのシカ対策等の話題も出た。
県立社高校家庭クラブの女子生徒の姿があった。地元産の材料を活かした食の開発で地元の加工グループとの交流、食育を通じた小学校との交流など活発に発信しながら地域との交流を行っている。まさに学びと地域活性化のモデルだ。大いに期待したい。
その後、加東市平木地区で開かれている「ふるさとむら平木収穫祭」に出席した。そば打ち、餅つきをして実りを楽しんでおられた。公民館には平木の三世代、そしてまちむら交流で来られた皆さんが歌や楽器演奏、ビンゴゲーム、カラオケなどで一緒に楽しい時間を過ごしておられた。この日一番の演し物は地元のご婦人らによる踊り。タカラヅカ顔負けの男装で会場は拍手喝采。この元気、笑顔が地域全体の元気の源だと実感した。とうとう私もカラオケのトップバッターで知床旅情を生バンド演奏で歌わせていただいた。高齢化が進む平木地区だが、高齢者の皆さんが元気だ。また、都市農村交流も重ねて来られ、交流による地域活性化も実現しておられる。30年後の未来のモデルはこの平木地区に一つ実現されていると実感した。