百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

新潟へ-自民党県議団政務調査で

2009年03月30日 12時01分13秒 | インポート

 26,27日の2日間、自民党県議団政務調査会で警察・建設部会合同の管外調査(新潟県)に参加した。26日朝の新潟空港は雪が降っていた。雪国でも3月末の降雪は珍しいということであった。その中を県庁へ。

Cimg0385  県庁では、北朝鮮による拉致事件に対する取り組みについて県議会、県当局から説明を受けた。当局の説明の中で特に関心を持ったのは、県内小中学校や高校で拉致問題を扱った映画の上映等を人権学習の一環として行っていることで、拉致問題を国家主権、人権の侵害であるとして教育の中に位置づけて行っていることだった。

Cimg0441_3    午後は北陸地方整備局へ。緊急対策本部で説明を受けたのち、市内信濃川に架かる萬代橋、昭和大橋、柳都大橋等の地震対策を調査した。昭和39年の新潟大地震で橋桁が落ちた昭和大橋の映像は当時小学生だった私の目に今も焼き付いている。橋脚が補強されていたが、地震当時の橋脚が曲がったまま立っているが生々しく感じた。コンベンションセンターメッセ朱鷺の展望台からは信濃川河口に広がる新潟市内とその先の日本海、さらに佐渡島が意外な近くに見ることができた。それにしても市内の土産物売場はNHK大河ドラマ「天地人」一色だった。

Cimg0486  調査2日目の27日、午前中は新潟西港の中央埠頭に停泊中の第九管区海上保安本部の巡視船「えちご」に乗船し、船内調査を行った。「えちご」は3000㌧クラスの大型巡視船でヘリコプター1機を搭載している。20ミリバルカン砲、35ミリ機関砲、操舵室などを見学、説明を受けた。同じ埠頭には平成13年の東シナ海不審船事件の教訓をふまえて建造された最新号のウォータージェットの巡視船「ひだ」も停泊していた。その後、第九管区海上保安本部に移動し、業務について詳しく説明を受けたが、管轄海域の日本海は周辺諸国とのきびしい状況下にあり、また、同じ日本海に面する兵庫県(第八管区)にとっても大いに参考になり、日本の海を守る海上保安庁の果たす役割の重要性を再認識することができた。

Cimg0535Cimg0519  調査の最後は、東京電力柏崎刈羽原子力発電所。平成19年に起きた新潟県中越沖地震で火災や原発の安全性が大きな話題になった原発である。その後周辺の活断層が調査され、耐震強化工事が進められている。今回の調査では原子力発電所の地震対策、テロ対策等の安全対策を直に調査することが目的だった。概要説明を受けたのち、ヘルメット、作業服に着替えて所内を移動、4号機を見学した。所内の各所で先の地 震の際に起きた地盤沈下などの被災状況とその後の修復されたあとの現状を見ることができた。原子炉は45メートル掘り下げた固い岩盤に設置されている。これで揺れは3分の1程度になるという。また、中央制御室では地震が発生したときに原子炉を安全に停止するシステムの説明も受けた。先の地震では冷静な判断で安全に停止ができたということだった。

 


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国道372号社バイパス山国工区開通式

2009年03月25日 17時37分14秒 | インポート

 25日、心配された空模様だったが、9時30分頃には雲間から日も射してきた。待ちに待った国道372号社バイパス山国工区の開通式が行われ、旧175号の松尾交差点から木梨までの約2キロメートルがつながり、供用されることになった。

Cimg0377 開通式は、国道と県道神戸加東線の交差点東側で嬉野台団地方向に向かって上る緩やかなカーブが見通せる場所で行われた。国道の管理者である兵庫県北播磨県民局県土整備部、加東市、市議会、地元山国地区はじめ関係地区、社警察署等から関係者が出席し、テープカットのあと、信号が点灯し、パトカーを先頭に通り初めが行われた。

 国道372号社バイパスの工事 は松尾から国道175号までの区間で工事が進められている。また野村河高バイパス(加東大橋を含めて)の工事も進んでおり、前者は22年度末、後者は23年度末の完成をめざしている。これによって河高から木梨まで約5キロがつながり、JR社町駅付近、福田橋、社市街地等での交通混雑の緩和、時間短縮、安心安全の向上が図られることになる。

Cimg0367 国道372号は千年以上昔から都と西国・播磨を結ぶ重要ルートであった。義経や弁慶が駆けた道であり、西国霊場の巡礼道でもあり、さらに時代状況は変わってもその重要性は減じることはない。震災時には沿岸ルートが遮断されるなか、このルートの重要性はさらに高まった。今、こうして多くの関係者の尽力によって念願の開通の日を迎えることができ、さらなる発展と安全安心な交通が実現することは地域住民にとっても本当に嬉しいことだ。このルートは嬉野にある小学校、中学校、高等学校等へ通う児童・生徒の通学路でもあり、安全な通学路ができたことも嬉しいことだ。


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井戸知事が加東市へ

2009年03月22日 07時34分47秒 | インポート

 21日、昨日とはうって変わって朝からうららかな春の陽気が充満していた。庭に薄桃色のあんずの花が満開となり、そこにウグイスが飛んできていい声で鳴いてくれた。贅沢な気分にひたる。

 昼前、軟式野球協会の播但地区協議会が開かれ、地元協会を代表してご挨拶を一言申し上げる。加東軟式野球協会が設立されて一年。この4月には兵庫県国際交流学童野球大会が加東市で開催される。地元協会として名誉なことであり、かつ責任も重い。協会一丸となって成功させねばと思う。

 午後は加東市新定公民館で新生兵庫の会の「井戸知事を囲む会」が開催された。旧加東郡3町の支部から会員が集まり、知事から県政の現状について話を聞いた。そのあと、出席者からの質問(要望)に、一つひとつに丁寧なコメントがなされた。知事の気さくでにこやかな表情、語り口に会場は終始なごやかな雰囲気だった。

Photo  すぐ近くのとどろき荘で開催されている光風流の生け花展に行く。会場中央に春の川の流れをテーマにした大作が生けてあった。平川延洋さんの作品で、本物の大きな水車が据えてあり、流れは菜の花や柳の枝で表現されていた。この水車は明治9年(1876)製作の銘があり、130年余り前のもの。平川さんから表現の工夫についていろいろお話をうかがった。忙しい生活の中だからこそ、こうした生け花を通して自然と向き合ったり自分を表現することが大切だということも感じさせられた。

 とどろき荘の玄関を出ると、春の日に東条川の流れが光っていた。 


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三草ふれあい広場の竣工

2009年03月21日 05時28分32秒 | インポート

Photo_2  20日、加東市三草(みくさ)ふれあい広場の拠点施設の竣工式が行われた。前夜の大雨も夜明けには上がり、9時の式典開会の頃には雲間から日が射すまでに回復していた。しかし、強風のために会場に準備されたテントは足を折ったまま。隣接の防災倉庫を活用して、温泉たまご、巻き寿司、ポップコーンなどの接待も行われた。

 このふれあい広場は兵庫県が法人県民税超過課税を活用して、県民の自発的な地域づくり活動の支援を進めているものである。だいたい小学校区域を単位に事業が推進されているが、今回は加東市立三草小学校区の上福田地区が取り組んだ。

Photo_3  上福田地区は、弥生時代、古墳時代の昔から人が住み生活を営んできた古い歴史をもつ地域であり、また、現在はやしろ国際学習塾や第3グラウンドなどの文化・スポーツ施設もある地域で多くの市民が利用している。こうした地区がさらに地域の元気づくりに向けて、ふれあい広場を拠点とした交流や学びの活動をやっていこうという今日はその発進の日となった。

 活動計画の一つに史跡マップづくりが挙げられていた。この地域には古代遺跡、由緒ある神社、源平合戦の伝承、孝女ふさの碑、三草藩武家屋敷など数多くの歴史ポイントがある。そうした史跡めぐりウォーキングが行われるときにはぜひ参加してみたいと思った。

Photo  拠点施設の外壁にイラストが描かれている。室内には勘亭流の文字で三草ふれあい広場と書かれた板が掲げられていた。これらは地区内の役員さんが自ら書かれたものだということだった。


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なぜ捨てるのか

2009年03月18日 06時28分56秒 | インポート

Photo  17日、兵庫教育大学附属幼稚園の修了式に出席した。式場の保護者席のお母さんの中には中学校で教鞭をとっていた頃の懐かしい教え子の顔もあり、その成長した姿に年月の経過を実感するところだった。

 午後、加東ライオンズクラブの奉仕例会に参加。国道372号沿線 のゴミ拾いをした。数班にわかれて出動。市内鴨川地区から社方面に下りながら道路脇の山中、溝などに捨てられたゴミを拾った。空き缶、弁当箱、菓子袋、ガラス瓶をはじめ、バッテリー、バケツ、防犯灯などが捨てられていた。周辺に家がない区域で、車を止めるスペースがあるところの周辺に多く、飲み終わったり、食べ終わったあと、窓から捨てたと思われる。レジ袋にしっかりくくられたゴミもあり、そこまでするなら捨てるなと思うばかりだった。                                               Photo_2車中からのタバコのポイ捨てもよく目にする。これはこれからの季節、山火事の危険性も高くなる。372号沿は美しい自然の風景とよく手入れされた田が広がっている。しかし、車を降りてみると捨てられたゴミが目に飛び込んでくる。まさにモラルの問題だ。「なぜ捨てるのか!」。


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加東酒米生産者大会ー山田錦よ世界へ

2009年03月17日 13時49分58秒 | インポート

 15日午後、加東市上三草のやしろ国際学習塾LOCホールで、加東市酒米生産者大会が開かれた。この大会の趣旨は「特産山田錦の振興」である。酒米といえば山田錦の名が出てくるように、北播磨、加東市域は気候、土壌、地形とも最適の栽培条件を備えている主産地である。市内には特A地区で知られる東条をはじめ各地で盛んに山田錦が栽培されている。まさ酒米の王様、山田錦は当地の農業を、そして兵庫県の酒造産業を支えてきた兵庫の宝である。この裏には生産農家のより高い品質をめざした弛まぬ努力の積み重ねと、JA、酒造会社、関係機関の連携による需要拡大の取り組みがあったことも忘れてはならない。

 さて、山田錦は他の府県でも栽培されているが、兵庫県産は全国の約80%を占めている。一昨年、東条の生産農家の方から兵庫県の情報誌「ひょうごEYE」19年度版の兵庫県のデータの頁の農林水産業のうち全国1位を紹介したものの中に山田錦が入っていない、というご指摘をいただき、そのことを当局に伝えた。20年度版には「全国1位 酒米「山田錦」 1万5955㌧ 全国シェア78.9%」と掲載された。次に兵庫県には県民政策部の統計課が作成する「兵庫のすがた」という地図と統計が一枚にまとめられたものがある。その2008年版のデータの中に「兵庫を知る」という項目があり、工業製品、地場産業、そして水産物・・・と全国1位のものが挙げられている。しかし、酒米、山田錦が見あたらない。そのことも県当局に伝えた。2009年版には酒米、山田錦が1位として取り上げられているだろう。「兵庫の宝」なんだからこうした資料を使って学習する子どもにもぜひ知っておいてもらいたい。

 日本酒の需要が伸び悩む中、欧米では日本の伝統食が見直されている。日本文化はアニメやすしだけではない。まさに米文化とともに酒文化もある。山田錦を使った純米大吟醸酒がニューヨークで一番高い評価を受けているという話も聞いた。JAみのりの機関誌で山田錦生産農家が特集されていたが、その記事の中にもJAL国際線ファーストクラスで山田錦の酒が出されていると知った。世界レベルで勝負している山田錦の酒。その主産地であることを誇りに、そして嬉しく思った。


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372号社バイパス供用開始直前

2009年03月14日 05時33分08秒 | インポート

Photo 国道372号線社バイパス工事のうち、山国工区の工事がほぼ完成し、今月25日に開通式が行われ、これで旧175号の松尾から木梨の交差点までがつながる。372号は県管理の国道で、北播磨県民局県土整備部が工事を進めている。すでに県道神戸加東線との交差点には信号も設置され、市役所の東を通過する箇所も歩道、車道の改修も完了し、いよいよ念願の供用開始を待つばかりとなった。急ピッチで進められる最終工事のようすがよく見える山国の田圃のあぜから眺めた。

Photo_2  一方、372号バイパス工事は松尾、田中工区も着工されており、河高・野村工区の工事も含めて、加東大橋を含めて平成24年の春には河高から木梨までの全線が開通する予定だ。写真は田中工区、立体交差するのは国道175号。


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仰げば尊し

2009年03月12日 05時39分21秒 | インポート

 卒業式シーズンがやってきた。教員だった頃、卒業準備や入試、年度末事務処理、新年度準備など一年で一番慌ただしい時期だった。しかし、教師という職業ならではの感動も多い季節であった。

 10日は兵庫教育大学附属中学校、そして、11日は加東市立東条中学校の卒業式に出席した。附属中は創立以来20余年間勤めた学校なので校舎も校庭の木々もまるでわが身の一部のように懐かしく感じた。一期生はもう40歳ぐらいになるはず。今年は25期生の113人が卒業していった。また、東条中は44回目の卒業式で、48人が母校を巣立っていった。

Cimg0284_2  ところで、附属中学校、東条中学校ともに式次第はいたってオーソドックスかつシンプルな形で行われた。国歌君が代斉唱、証書授与、校長式辞、来賓祝辞、在校生送辞、卒業生答辞、そして、歌になり、卒業生による「仰げば尊し」、「蛍の光」(附属中)、校歌斉唱で式典は終わる。順は両校で少し異なっているが、「旅立ちの日に」の合唱もあった。送辞や答辞、そして歌が始まると卒業生、先生、保護者の胸に込み上げてくるさまざまな思いに涙がこぼれる。3年間の中学生活で結ばれた友や先生との強い絆、家族への愛や感謝の気持ちを素直に感じる場面だった。

Cimg0285  これまで、毎年卒業式シーズンになると、新聞やテレビで君が代斉唱、国旗掲揚が話題になってきた。国旗・国歌法制定後も君が代の斉唱をめぐっては訴訟もあったりごたごたしている。しかし、附属中学校では学校創立当初から君が代が普通に斉唱され、式場正面壇上には当然のごとく日章旗が掲げられ卒業式が行われてきた。今日の東条中でも整然と国歌の斉唱が行われ、正面壇上には日の丸と市旗が掲げられ、実に厳粛で落ち着きのある感動的な卒業式であった。この学校で学んだことを誇りに、人生をたくましく切り拓いていってほしいと願うばかりだった。


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精神保健福祉研修会で

2009年03月10日 15時08分04秒 | インポート

 3月9日、加東市で「丹波・北播磨地区精神保健福祉研修会」が開かれた。地元家族会のつつじ会が中心となって準備をすすめてきたものだ。会長さんの会場を半分以上埋めたいという熱意が実り、福祉センターホールは後ろの席まで埋まっていた。

Cimg0279  NPO法人つつじ会のメンバーでもある「いけだよしき」さんの歌でオープニング。続いて、つつじ会の男性メンバーの体験発表のあと、西宮の水野耀子さん(障害者相談支援センター「輪っふる」センター長)による「この街で自分らしく生きる-出会い・つながり・支え合い」と題した講演が行われた。メンバーさんも飛び入りでトークに参加され、12年間の支援活動を熱く語られた。とにかく元気で明るく前向きな水野さんの生き方が会場に波動のように広がっていくのを感じる講演だった。

 県庁での障害者インターンシップ事業について、障害支援課の前向きな取り組みやそのプラス効果についても具体的に語っておられた。「障害者も一緒なんだ」ということが一緒に働いてみて実感できるというのは知的障害者の率先雇用を実施している県民局の評価でも聞いた言葉だった。精神障害者が自分の住んでいる地域で安心して生活していくためにはやはり地域の人々の理解が必要である。私自身も勧められて精神保健のボランティア講座に参加したことがきっかけで作業所にも行かしていただいたりする中で、人間関係ができ、イベント会場でも気軽に出店をのぞいたり、また私の事務所にも寄ってきていただくこともできてきた。水野さんが精神障害者支援について、こんな例を話された。「近所のお葬式はどうすればいいのか、溝掃除はどうしたらいいのか・・・」そんなことに精神障害者は困っている。誰か一人でも身近かに尋ねられる人がいれば解決することだ。それが支援だ。場所と人、そして資金。いっぺんにはそろわないが、まず自分ができることからはじめればよい・・・。いけだよしきさんの作詞作曲の歌の中にあった言葉だ。今日の研修会でもいろいろ出会いがあった。教員時代の教え子、後援会でお世話になっている方も家族として参加しておられた。出会いがつながりとなり、そして支え合いに広がる。今日の研修会はそんなきっかけの一つとして有意義な時間だった。


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