9月1日(金)、加東市天神の八朔祭りが行われました。加東市の夏のまつりの最後を締めくくる天神八朔祭り。今年は涼しい風が吹くなか、午後7時から「佳地のお堂」での新仏を供養する踊りが奉納されました。昔、村に疫病が流行ったことがあり、このお堂での踊りは疫病除けの願いがあると言い伝えられています。広くないお堂前の広場で女性が天神小唄などの踊りを一通り踊りました。
その後は、旧東条町役場前の広場に設けられた櫓を中心とした踊り会場で賑やかに踊りや子供向けの夜店が行われ、心地よい風に吹かれながら二重三重の踊りの輪が揺れました。
また、今年は地区の子供達が描いた八朔祭りの絵が展示され、その絵が祭りのポスターにもなっていました。伝統の祭りをしっかりと次の世代に継いでいこうという思いがつたわってきました。絵の中には「佳地のお堂」を描いたものもありました。
踊り会場からは、穂の出た山田錦の田圃の向こうに「佳地のお堂」の提灯の灯が見えました。