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ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

鴨川ダムの堰堤で-昭和29年

2017年09月12日 05時15分29秒 | Weblog
 この写真は、古いアルバムの中にあったものです。「29.7.31 ダム県保招待」と書いてあります。父(左端)ら4人が完成間もない鴨川ダム(東条ダム)の堰堤の上で記念撮影しています。
 鴨川ダムは、占領下のわが国で、国営第一号のダムとして建設されたコンクリートダムです。昭和23年起工、26年に完工しています。ダムの水は用水路で加東、小野などの田に送られ、食糧難の時代を救う命の水となりました。ダムの湖底には土井が沈んでいることを忘れてはなりません。この歴史ブログでは何度も紹介してきていますが、現在では鴨川ダムを起点とする水路、ため池を結ぶ壮大な水の流れ、ネットワークを貴重な資源として再認識し次の世代に引き継いでいこうという、東条川疎水ネットワーク博物館の取り組みが進められています。
 写真には明るい光と笑顔が溢れています。当時の人々の明るい希望と喜びが伝わってくるようです。
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