ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

山田錦を育てた藤川禎治紹介の小冊子-加東市が作成

2017年04月20日 06時01分28秒 | Weblog
 

 酒米の王様といえば山田錦。昨年はその山田錦が誕生して80周年の節目にあたり、兵庫県や特産地である北播磨各地で日本酒、酒米の山田錦の素晴らしさを再認識する機会がありました。
 藤川禎治は兵庫県の酒米試験地(加東市沢部)で酒米研究の主任として、試験地と試験田のある吉川村(三木市吉川町)まで自転車で往復しながら研究に打ち込みました。そして生まれたのが山田錦でした。昭和11年(1936)のことです。
 藤川禎治の生き方は兵庫県版道徳副読本にも取り上げられ、県内の小学生は道徳の時間に学んでいます。また、この歴史ブログでも遺族の方からいただいた藤川禎治の伝記を紹介してきました。
 今回、加東市が酒米の王様と呼ばれる山田錦を育てた加東市出身の藤川禎治の生涯を分かりすく紹介する冊子を作成するとともに、加東市のケーブルテレビで特別番組「山田錦のうた」(山田錦の栽培や酒づくりの紹介)の放送を行いました。
 昨日、大阪市内で行われた香港フィルの公演レセプションでお会いした中国領事館や大阪の経済関係者に加東市を紹介するのに「山田錦」の産地ですと話すとその名をよくご存知で話が盛り上がりました。
 12頁の小冊子でカラー写真や地図なども挿入しれており、小学生でも読みやすく作られています。
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