13日(木)の朝、濃い朝日に映える涌羅野山善龍院の庚申堂と楼門です。善龍院は加東市社市街地の北端辺りに位置しています。字名は坊ノ前。創立は慶安2年(1649)で、今から368年前のことです。御本尊は青面金剛大明王。
この歴史ブログでは朝の善龍院を時々紹介しています。それというのも庚申堂が東向きで、朝日を正面から受けることになり、その光に照らされたお堂の姿が美しいからです。
庚申堂にはこの青面金剛大明王(しょうめんこんごうぞう)、すなわち庚申さまが安置され、開運、厄除け、五穀豊穣、無病の守り本尊として信仰を集めています。
善龍院は涌羅野山(ゆらのさん)慈眼寺善龍院の寺号をもつ真言宗のお寺であり、庚申寺として初庚申には多くの人々が参詣します。また、赤穂の浅野氏の分家である家原浅野氏の菩提所として代々の領主の位牌が納められていることでも知られています。
すでにこのブログでもご案内していますが、来る4月23日(日)には、輪番土砂加持法会並びに本堂屋根落慶報告・退山式・晋山式が行われる予定です。
午前8時30分から稚児行列が行われ、9時から法会が始められることになっています。