昭和4年(1929)、当時の社町社(現在の加東市社)の区長雑書綴に種痘通知書配布に関する通知が綴じられています。
日本では明治時代から天然痘の予防として種痘の接種が義務づけられていました。通知文によると、元加東郡公会堂(現加東市明治館)、社小学校で実施されるとあり、区長に対してその通知書の配布を依頼しています。この歴史ブログでは、昭和6年の同様の文書を紹介していますが、その時の会場が黒石医院となっていました。
昭和四年五月四日
社 町 長
社区長殿
昭和四年度接種痘通知ノ件
首題ノ件左記ノ通リ施行候条貴下一般ニ御伝達相成度候也
追記 御手数乍種痘通知書ヲ御配布相成度
左記
期日 第一期一回接種者 五月十五日 午前八時ヨリ
場所 元郡公会堂内ニ於テ
期日 第二期一回、二回、接種者 五月十六日 午後一時ヨリ
場所 社小学校内ニ於テ