大正15年(1926)の夏、社町農会長から各区長宛てにウンカ・イモチ病への警告に関する通知が出されています。ウンカやイモチ病の発生は今も稲作農家にとっては警戒すべき事態です。今日はその通知を紹介します。
社農第一一三号
大正十五年八月廿五日
社町農会長
各区長殿
ウンカ并ニイモチ病ニ対スル警告
本年ハ稲作初期ニ於テ気温湿潤ナリシ為浮塵子発生シ被害激甚ナリシ個所モ有之尚現在ニ於テ郡内ニ於テ相当発生ノ地方モ有之状態ニ就キ此際稲生育状況ニ注意シ若シ被害アルモノハ夫々防除ヲ講ズル様致シ度尚稲熱病ニ関シテモ被害アルモノハ直チニ本会ニ通知アル様一般当業者ニ夫々指示ノ上警告方御配意相煩度此段及通知候也