ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

大正15年-社町家畜市場で肥牛品評会

2014年12月02日 04時34分46秒 | Weblog

 大正15年(1926)、12月の末に社町家畜市場で加東郡畜産組合主催の第2回肥牛品評会が開催されています。その案内通知が当時の社町社の文書綴に綴じられています。 

 ところで、社町に家畜市場が開設されたのは、大正10年(1921)のことです。当時、農家にとって牛は農耕や肥料をつくるために欠くことのできない家畜で、大正時代になると、食生活の変化を背景に牛肉や乳の需要が増え、加東郡の北部や東部では牛の飼育がさかんに行われるようになりました。
 社に定期家畜市場が開設されると、兵庫県下はもちろん、遠く近畿一円からも牛馬商が集まり、牛が売買されました。田町筋はこうした牛馬商たちが飲食をしたので大いににぎわったそうです。(2006.6.22投稿 牛市場のあと)

 通知文は次の通りです。

 大正十五年十二月十六日

                          社 町 長

各区長 殿

拝啓 来ル十二月二十日ヨリ二日間社町家畜市場ニ於テ加東郡畜産組合主催第二回加東郡肥牛品評会開催相成候間可成多数参観致ス様御配慮相煩シ度此段及御依頼候

コメント
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