連日にわたり、戦時中の配給に関する資料を紹介していますが、今日は昭和18年(1943)の秋、油揚げの配給に関する通知が出されています。一九〇〇枚が町内の21組、計560戸に配当されています。私の住む中田町(なかたまち)は32戸で、117枚ですから、1戸あたり3.6枚ということになります。油揚げ1枚でも食糧不足の中、公平に配給していたんですね。通知文は次の通りです。
昭和十八年十一月二十日
社 町 役 場
社区長殿
油揚配当ノ件
左記ノ通リ配当候条御了知相成度
記
一、配当数量 一九〇〇枚分
二、基礎 人口
三、配給書 同封