ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

国宝朝光寺本堂の屋根

2012年01月31日 05時06分31秒 | Weblog
 昨日は加東市畑の国宝朝光寺本堂の屋根葺き替え工事の公開のようすを紹介しました。最も古い室町時代の丸瓦をはじめ、江戸時代、昭和時代の瓦も展示され、違いを見ることもできました。
 順番が回ってきて本堂を覆う工事用の足場を上り、建屋の中に入ると、眼の前に本堂の屋根が大きく広がっていました。瓦が葺かれる直前の状態まで工事が進んでいました。瓦の下に土を葺かず、杉板を葺いて桟木を架けて瓦を葺くという工事が行われるという説明でした。これによって屋根の軽量化を図ることができるそうです。
 本堂の屋根をこの位置から、しかも瓦が葺かれる前の状態で見ることはもうないでしょう。お父さんに連れられて地元の小学生と思われる姉妹が見学に来ていましたが、ぜひ校区にある国宝を題材とした学習をして、その歴史的な価値や保存活動の大切さを知ってほしいなと思いました。こういう機会を見逃さず体験をさせる、いいお父さんですね。
コメント (2)
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