ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

巨大工事の殉難者慰霊碑-昭和池

2012年01月26日 04時55分26秒 | Weblog
 昨日紹介した昭和池の堰堤は源平合戦の古戦場として知られる三草山の麓にあります。扇のように広がる山裾の谷を巨大な堰堤で築いて造られた池が昭和池です。建設の経緯は昨日のブログで紹介した通りですが、その工事で亡くなった人の慰霊碑が堰堤を仰ぐように建てられています。正面に慰霊碑、裏側に殉難者の名前が刻まれています。その名を一つひとつ読んでみると、朝鮮人の名前があります。この工事には朝鮮人労働者も働いていたのです。日本人と朝鮮人の殉難者の名が刻まれています。
 高校時代、池畔でキャンプをしていると、ボーイスカウトの隊長さんが様子を見に来られ、慰霊碑の前でお経をあげてキャンプの無事を祈ってくださった、ということがありました。もう40年余り前のことですが、昨日のことのように懐かしく思い出します。
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