昭和19年(1944)4月、軍人援護強化運動が実施されています。大東亜戦争の戦局がきびしくなる中、銃後の国民が心を一つにして戦地の軍人を援護しようと祈念式等を行ったものです。
社町長から各区長宛に運動の趣旨や実施方法が通知されています。祈念式は各の神社境内などで行われたようです。その祈誓文も紹介します。
(通知)
昭和十九年四月十七日
社町長 合田常蔵
各区長殿
軍人援護強化運動実施ニ関スル件
来ル四月二十四日ヲ中心ニ軍人援護強化運動実施ニ際シテハ夫々関係各団体ニ於テ活発ナル運動ヲ展開シ時局柄一段ト援護ノ適正ヲ期シ其ノ徹底ヲ図ルタメ左記要項ニ依リ本運動ヲ実施致スコトト相成候条貴ニ於テモ是レガ実施上万遺憾ナキヲ期セラレ度此段及移牒候也
左記
部落会、町内会軍事援護祈念式要項
一、趣旨
戦局愈々苛烈深刻ニシテ決戦段階ニ突入セルノ秋、銃後一億一心軍人援護ノ徹底ヲ期シ前戦将兵ヲシテ後顧ノ憂ナカラシメンコトヲ御神霊ニ祈念ス
二、期日 昭和十九年四月二十四日午前七時
三、場所 部落会、町内会毎ニ所在神社境内又ハ神聖ナル広場
四、参加範囲 各戸一名洩レナク参加
五、実施事項及順序
祈念式
一、開会ノ辞
一、宮城遙拝
一、国家奉唱
一、祈念
一、主催者挨拶
一、万歳奉唱
一、閉式ノ辞
(祈誓文)
祈誓文
一、皇恩ノ深キヲ思ヒ各職分ニ応ジ奉公ノ誠ヲ尽ナムコト
一、戦ガ如何ニ長期ニ渉ルトモ凡ユル困苦欠乏ニ堪ヘ勇往邁進センムコト
一、隣保共同、一億一心トナリ断乎国難ニ対処セムコト
一、自我功利ノ観念ヲ排シ殉国奉公ノ実践者タラムコト
一、護国ノ英霊ニ感謝シ皇軍将兵ノ労苦ヲ偲ビ弥々軍事援護ノ徹底強化ヲ図ラムコト
右祈誓ス
社町長から各区長宛に運動の趣旨や実施方法が通知されています。祈念式は各の神社境内などで行われたようです。その祈誓文も紹介します。
(通知)
昭和十九年四月十七日
社町長 合田常蔵
各区長殿
軍人援護強化運動実施ニ関スル件
来ル四月二十四日ヲ中心ニ軍人援護強化運動実施ニ際シテハ夫々関係各団体ニ於テ活発ナル運動ヲ展開シ時局柄一段ト援護ノ適正ヲ期シ其ノ徹底ヲ図ルタメ左記要項ニ依リ本運動ヲ実施致スコトト相成候条貴ニ於テモ是レガ実施上万遺憾ナキヲ期セラレ度此段及移牒候也
左記
部落会、町内会軍事援護祈念式要項
一、趣旨
戦局愈々苛烈深刻ニシテ決戦段階ニ突入セルノ秋、銃後一億一心軍人援護ノ徹底ヲ期シ前戦将兵ヲシテ後顧ノ憂ナカラシメンコトヲ御神霊ニ祈念ス
二、期日 昭和十九年四月二十四日午前七時
三、場所 部落会、町内会毎ニ所在神社境内又ハ神聖ナル広場
四、参加範囲 各戸一名洩レナク参加
五、実施事項及順序
祈念式
一、開会ノ辞
一、宮城遙拝
一、国家奉唱
一、祈念
一、主催者挨拶
一、万歳奉唱
一、閉式ノ辞
(祈誓文)
祈誓文
一、皇恩ノ深キヲ思ヒ各職分ニ応ジ奉公ノ誠ヲ尽ナムコト
一、戦ガ如何ニ長期ニ渉ルトモ凡ユル困苦欠乏ニ堪ヘ勇往邁進センムコト
一、隣保共同、一億一心トナリ断乎国難ニ対処セムコト
一、自我功利ノ観念ヲ排シ殉国奉公ノ実践者タラムコト
一、護国ノ英霊ニ感謝シ皇軍将兵ノ労苦ヲ偲ビ弥々軍事援護ノ徹底強化ヲ図ラムコト
右祈誓ス