ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

善龍院と道標

2006年07月14日 06時47分16秒 | Weblog
善龍院
社の市街地の北、下り坂にかかるところに善龍院があります。
 善龍院には、家原浅野氏の菩提所として代々の領主の位牌が納められ、初庚申(年始の庚申日)には多くの人々が参詣しています。
 庚申とは、「庚(かのえ)申(さる)」十干十二支の組み合わせで60日に一度めぐってきます。本尊の青面金剛大明王(しょうめんこんごうぞう)は病気をなくす力を持っているといわれています。
 境内の庭の隅に2本の道標が立っています。
 そのうち一本は寶暦12年(1762)と彫られており、旧社町にある百本余りの道標の中で最古のものといわれています。
 道標には「右きよみず」「左ほつけさん」と彫られており、西国三十三番札所巡りの人々の大切な目印となっていたことでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする