今年も大人の音楽教室のジャズ系発表会に出た。
今回は続けて出ているボーカルに、初めてのピアノが加わった。
ボーカルに選んだのは「Wrap Your Troubles In Dreams」(作詞Ted Koehler & Billy Moll 作曲Harry Barris 1931年)で、ユーモアがある歌詞とスイング感が気に入って選んだ。シナトラなどはヴァース抜きで、繰り返しでは途中のさびからボーカルが入るというよくある形になっている。これは当時のレコード事情で3分でまとめるという制限からだろう。入手した楽譜はヴァース付きで繰り返しはヴァースの後からだったが、レッスンで相談し、終わりまで行ったらダカーポつまり一番最初にもどりまたヴァース、ただし一部を語り、一部を黙ってピアノに渡してしまう、つまり掛けあいにした。結果はピアノ、ベース、ドラムスともうまく乗ってできたと思う。好評でもあった。
問題はピアノで、若いころ触ったという程度で2年弱前から始め、内輪の会でちょっとやったことはあるものの、その時はソロで、今回のようにそれなりの人数の前でベース、ドラムスとトリオでやるとは、1年前までは思ってもみなかった。
曲は「It's Only A Paper Moon」(作曲Harold Arlen)、特に私にはナット・キング・コールのボーカル&ピアノでなじみ深い。
先生が参考に渡しくださった楽譜は、ソロでもできるような、つまりベースがなくてもいいようにルート低音を左手に適宜入れていて、アドリブ譜(正確にはその例だが、アマチュアの多くはこういうものを使うケースが多い)もついていた。
正直な話、これをただ練習しても、私のレベルでは様になるのにかなりの時間はかかるし、面白くもないので、まずはテーマ部分の右手を拾い、左手は書かれているコードの左手を先生に確認してもらった上で、わさびというかいくつかテンション・コードにしていただいた。またイントロはキング・コール盤のものをコピーしていただいた。つまり左手はコードだけ決め、リズムとタイミングは私の直感である。
アドリブもコード(左手)についてはテーマと同様、右手はコードの中身の3音を小節ごとに確認し、テーマにインスパイアされた感じ(ほんと?)と、経過音の追加などで、作っていった。前の「Bags' Groove」ではじめてやった形(こっちはコードというよりブルースケールでアドリブ作成)と似ているけれど、立派で華麗な楽譜ではかなわないからとったやり方だが、ある意味ジャズの本質につながっていると思われ、だから先生もよしとしたのだろう。
この間、特にこの2週間は毎日相当練習し、筋肉痛が(水泳とはちがうところに)でたくらいで、最後は指がもつれてきた。さて本番、ゆっくりとしたテンポではじめ、あわてていたわけではにものの、途中でなんか脳の動きが一時飛んでしまうような感じ。
ここで効いたのは、歌を覚えていて、最後の練習期間は歌いながら弾いていたこと。マイクはオンにしていないもののそれなりの声でやった。こうすると、間違えてもどこかで着地できる。アドリブ途中でもつれてこまったところもあったが、とにかくやめないのがジャズの基本中の基本といわれていたから、なんとかあてずっぽうでもどり、テーマにもどるところはドラムスとも合ったような感じで終えることができた。
こういう経験を重ねることなんでしょうね。
面白いのは、自分で作ったアドリブにもかかわらず、なかなか覚えられない、つかえるという状態、ところが指がだんだん慣れてくると、結構いい曲だなと思えてきたし、繰り返し練習するのが苦痛でなくなってきたこと。
ところで上記ナット・キング・コールの演奏、以前はピアノ弾きながらでかっこいいと思っていた程度だが、今回丁寧に聴いてみると、本当にうまいピアノである。
今回は続けて出ているボーカルに、初めてのピアノが加わった。
ボーカルに選んだのは「Wrap Your Troubles In Dreams」(作詞Ted Koehler & Billy Moll 作曲Harry Barris 1931年)で、ユーモアがある歌詞とスイング感が気に入って選んだ。シナトラなどはヴァース抜きで、繰り返しでは途中のさびからボーカルが入るというよくある形になっている。これは当時のレコード事情で3分でまとめるという制限からだろう。入手した楽譜はヴァース付きで繰り返しはヴァースの後からだったが、レッスンで相談し、終わりまで行ったらダカーポつまり一番最初にもどりまたヴァース、ただし一部を語り、一部を黙ってピアノに渡してしまう、つまり掛けあいにした。結果はピアノ、ベース、ドラムスともうまく乗ってできたと思う。好評でもあった。
問題はピアノで、若いころ触ったという程度で2年弱前から始め、内輪の会でちょっとやったことはあるものの、その時はソロで、今回のようにそれなりの人数の前でベース、ドラムスとトリオでやるとは、1年前までは思ってもみなかった。
曲は「It's Only A Paper Moon」(作曲Harold Arlen)、特に私にはナット・キング・コールのボーカル&ピアノでなじみ深い。
先生が参考に渡しくださった楽譜は、ソロでもできるような、つまりベースがなくてもいいようにルート低音を左手に適宜入れていて、アドリブ譜(正確にはその例だが、アマチュアの多くはこういうものを使うケースが多い)もついていた。
正直な話、これをただ練習しても、私のレベルでは様になるのにかなりの時間はかかるし、面白くもないので、まずはテーマ部分の右手を拾い、左手は書かれているコードの左手を先生に確認してもらった上で、わさびというかいくつかテンション・コードにしていただいた。またイントロはキング・コール盤のものをコピーしていただいた。つまり左手はコードだけ決め、リズムとタイミングは私の直感である。
アドリブもコード(左手)についてはテーマと同様、右手はコードの中身の3音を小節ごとに確認し、テーマにインスパイアされた感じ(ほんと?)と、経過音の追加などで、作っていった。前の「Bags' Groove」ではじめてやった形(こっちはコードというよりブルースケールでアドリブ作成)と似ているけれど、立派で華麗な楽譜ではかなわないからとったやり方だが、ある意味ジャズの本質につながっていると思われ、だから先生もよしとしたのだろう。
この間、特にこの2週間は毎日相当練習し、筋肉痛が(水泳とはちがうところに)でたくらいで、最後は指がもつれてきた。さて本番、ゆっくりとしたテンポではじめ、あわてていたわけではにものの、途中でなんか脳の動きが一時飛んでしまうような感じ。
ここで効いたのは、歌を覚えていて、最後の練習期間は歌いながら弾いていたこと。マイクはオンにしていないもののそれなりの声でやった。こうすると、間違えてもどこかで着地できる。アドリブ途中でもつれてこまったところもあったが、とにかくやめないのがジャズの基本中の基本といわれていたから、なんとかあてずっぽうでもどり、テーマにもどるところはドラムスとも合ったような感じで終えることができた。
こういう経験を重ねることなんでしょうね。
面白いのは、自分で作ったアドリブにもかかわらず、なかなか覚えられない、つかえるという状態、ところが指がだんだん慣れてくると、結構いい曲だなと思えてきたし、繰り返し練習するのが苦痛でなくなってきたこと。
ところで上記ナット・キング・コールの演奏、以前はピアノ弾きながらでかっこいいと思っていた程度だが、今回丁寧に聴いてみると、本当にうまいピアノである。