メドレー日記 Ⅱ

by 笠羽晴夫 映画、音楽、美術、本などの個人メドレーです

ブラームスのヴァイオリン協奏曲(ヒラリー・ハーン)

2015-04-20 20:21:02 | 音楽一般
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 作品77
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン エサ・ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団
2015年3月4日 サントリーホール 2015年4月19日NHK Eテレ
 

フィルハーモニアのコンサートだが、録画してまずはこの協奏曲だけ見てみた。
ヒラリー・ハーンはあのバッハ「シャコンヌ」で評判になり、私もCDで聴きその集中力と自身の音楽性に迷いのないところに感心した。その後シベリウスなどいくつかは聴いてきている。
 

このブラームス、過去に録音はあるけれど聴いてなくて、今回はこういう大柄なゆったりしたところもある曲をどう弾くか、興味があった。結果はまさにいい方に裏切られた、というかこんなにたっぷりとした音で、聴く者をつかんでしまうとは思わなかった。
曲の前にあった放送インタビューで、指揮のサロネンは彼女のことを周りがよく見える人と語っており、彼女もサロネンとオーケストラとはお互い次にどこに行くかがよくわかると言っている。それは、両者がそろって聞かせどころをスピード感を持って進んでいくところなどで、そういうやりとりを聴くことができる。この曲は長い第一楽章をどう弾くかがキーだけれど、聴く方もずうっとたっぷりつかっていて飽きない。
 

ところで、彼女が舞台に登場してきてびっくりした。実は写真以外のライブ映像は見たことがないのだが、どちらかというとほっそりした体躯であったのが、今回はちがって、どうもおめでたらしい。結婚指輪は左手、ヴァイオリニストは演奏しにくいこともあるのか右手にする人もいるけれど、その右手の中指にも指輪があった。あまり気にしないひとなのかもしれない。
今後、こういう普通のクラシック・レパートリーも期待したい。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「腹を抱える」(丸谷才一エ... | トップ | モーツァルト「コジ・ファン... »

音楽一般」カテゴリの最新記事