glee 3 (45分X22回)
gleeのシーズン3を見終わった。今日の深夜からNHK地デジで放送されるが、今春にBSで集中放送されたものを録画しておき、少しずつ見ていたものである。
シーズン1からずっと各22回を見ていて、ほぼ同じメンバーがよくここまで楽曲の歌唱とダンスをこなしたものだと感心する。またああこういう曲もあったのかと発見の楽しみもあった。
前にも書いたと思うけれど、登場する高校生たち、その親たち、教師たちは、今のアメリカを反映しているのか、その人種、貧富、家庭環境、同性愛、ハンディキャップなど、かなり多様な要素が含まれている。一部の俳優には本当にその疾患を持っていると思われるものもいた。
そうであっても、主要キャストは今回で高校卒業だから、上記のようであっても、いやそうであるからこそこのアメリカではというのだろうか、最後の数回は皆それまでよりいい人になってきて、つまり予定調和になってきてしまった。最後ちょっとわさびは効かせたけれど。
実はシーズン1の少し前からヴォーカルを習い始めたので、毎回出てくる歌唱は、あまりくずさないでオーソドックスに歌っていることもあり、選曲、練習双方で参考にさせてもらった。感謝といえば感謝である。
ところで、先々週まで、ヴォーカルのレッスンに持ち込んでいたのは「Don't Stop Believin'」で、オリジナルのJourneyはキーが高すぎることもあり、このgleeバージョンの楽譜、録音をベースにした。この曲はシーズン1のテーマ曲でもある。
ところがなんとこの曲のデュエットで男性パートを歌っているコーリー・モンテース(Cory Monteith)は、私がレッスンでOKをもらった直後に薬物中毒で死亡してしまった。以前からカミングアウトしていて、治療施設に入っているというニュースは少し前に見ていたのだが、驚いている。
31歳だそうで、高校生のドラマといっても出演者の多くは20代後半、ほんとの高校生ではあそこまではできないだろう。
モンテースはちょっと物足りないがどこか憎めない、気のいい2枚目タイプ、歌も特別うまいわけではないにしても、トップにすると映えるという感じであった。
前記の曲でも、歌はぴか一のリー・ミッシェルとのデュエットだった。
なお、多くは高校を卒業したが、その後と、残ったメンバーの話なのかシーズン4はすでに制作・放送されているそうで、これからシーズン5というところだったらしいが、モンテースの死で変更が生じ、放送開始が遅れるらしい。
合掌