
『NATO首脳宣言に「ロシア侵攻非難が欠けた」との話題です』
【トランプ米大統領は25日、オランダ西部ハーグで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせて、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ただ、25日発表されたNATOの首脳宣言では、ロシアのウクライナ侵攻を非難する文言がなく、ウクライナ支援についても各国の判断に委ねる面が強く出た。米国による停戦仲介が難航する中、トランプ氏のウクライナ情勢への関心低下も指摘されており、ウクライナの苦境は深刻化している。
NATOの首脳宣言は「ロシアが欧州や大西洋の安全保障に及ぼす長期的な脅威」を指摘したが、ウクライナ侵攻への言及はなかった。ウクライナに対する「各国の支援の約束」を再確認したが、NATO全体としての支援は明文化されなかった】と毎日が報じました。
『25日の首脳会議にはトランプ大統領が出席していますから「ロシアのウクライナ侵攻が首脳宣言で採択される訳も有りません。米国を除く欧州とカナダで支援してゆくしか無さそうです』
トランプ大統領は:
【トランプ氏は今月5日、停戦仲介が停滞する中、「しばらく戦わせた後、引き離した方がいいかもしれない」と発言。2024年の米大統領選で公約に掲げた「和平実現」を投げ出すことを示唆し始めた。カナダでの会談中止は、トランプ政権のウクライナ情勢への関心低下を象徴する事例だと国際社会から受け止められた】と
追記されています、
『トランプ大統領は6月に入り「米国の戦力と資金をイランと抗争するイスラエルへの支援に向けていますから、ウクライナ支援に方向転換は考えにくい所です。ロシアが何処までウクライナに対し継戦能力が有るのか、見守らないといけない様です』
写真:ウクライナのゼレンスキー大統領=オランダ西部ハーグで2025年6月24日、AP
毎日新聞:
トランプ米大統領は25日、オランダ西部ハーグで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせて、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ただ、25日発表されたNATOの首脳宣言では、ロシアのウクライナ侵攻を非難する文言がなく、ウクライナ支援についても各国の判断に委ねる面が強く出た。米国による停戦仲介が難航する中、トランプ氏のウクライナ情勢への関心低下も指摘されており、ウクライナの苦境は深刻化している。
NATOの首脳宣言は「ロシアが欧州や大西洋の安全保障に及ぼす長期的な脅威」を指摘したが、ウクライナ侵攻への言及はなかった。ウクライナに対する「各国の支援の約束」を再確認したが、NATO全体としての支援は明文化されなかった。
NATOのルッテ事務総長は23日の記者会見で「ウクライナへの支援は揺るぎない」と述べていた。NATO加盟国のうち欧州とカナダで計350億ユーロ(約5兆9000億円)相当の追加支援をすると発表したが、バイデン前政権時代は最大の支援国だった米国の支援は含まれていなかった。
トランプ氏は25日にルッテ氏と会談した際、「ゼレンスキー氏は難しい状況にある」と指摘した。プーチン露大統領を「何度も会った。好人物だ」と評するなど、従来同様にロシア寄りの姿勢を印象づけた。
ゼレンスキー氏は、トランプ氏に支援継続を直接訴えたとみられる。会談前には、「取引」を重視するトランプ氏に配慮し、「(武器供与の対価に支払う)資金を見つける準備をしている」と説明していた。
24日の防衛産業をテーマとした関連イベントでは「ロシアはNATO域内の国への新たな軍事侵攻も計画している」との見解を示し、NATOの安全保障のためにもウクライナ支援が重要だと強調していた。NATO加盟国に対し、ウクライナの防衛産業への資金提供も求めた。
ゼレンスキー氏はカナダで今月開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)にも招待国首脳として参加し、トランプ氏と会談する予定だった。だが、トランプ氏が中東危機への対応を理由に予定を早めて帰国したため、実現しなかった。
トランプ氏は今月5日、停戦仲介が停滞する中、「しばらく戦わせた後、引き離した方がいいかもしれない」と発言。2024年の米大統領選で公約に掲げた「和平実現」を投げ出すことを示唆し始めた。カナダでの会談中止は、トランプ政権のウクライナ情勢への関心低下を象徴する事例だと国際社会から受け止められた。【ハーグ岡大介】
(引用終わり)
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