王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

香港デモマスク禁止抗議で数万人、政府側は「想定内」

2019-10-07 08:40:20 | 中国関連
昨日6日午後香港で数万人によるデモ行進が行われました。
国慶節を無事抑え切りましたが、「覆面禁止法」を行政長官権限(これはイギリス統治時代の名残だそうです!)で施行したことに対するデモ行進だそうです。数万人とは「多いでしょうか? 少ないでしょうか?」
他紙も人数の報道ソースを誰と書いていません。
そして立法会の長官寄りの方が「想定の範囲」だと言いましたから「抑制の効果は有った」のでしょう!   汗 >
話は少し戻って6月中ごろ「(引き渡し法)反対のデモは主催者側は200万と発表しました」が「警察は34万人」だとしています。日本でも主裁者側は「最大動員要請人数」ですから、多くなりがちですよ。香港はこんな具合でした

香港の人口が740万人ですから200万人が実際デモに参加すれば「無血革命が成立しそう」です。
さて9月1日のデモでは「主催者は55万人、警察は19.5万人」と発表しました。
これに対し香港大学のチームがAIも使って参加人数を数えた所、26万5千人であった。としています。
主催者の半分 しかし警察発表を上回る人数です。
話は戻って6日午後のデモが当局の発表なら「銃撃と逮捕のリスク」を覚悟のが人口の0.5%位はいた事になります。
はてこの人数が多いのか少ないのか。おそらく本土寄りと民主派の争いはまだまだ続きそうです。「警官の銃撃とそれに対する反撃」から「覆面デモ者の逮捕とそれに対する抵抗」等で抗議が鎮火しそうには見えません。しっかり見守りを続けましょう。

写真:6日昼大通りを埋め尽くすデモ

産経新聞:
【香港=田中靖人】「緊急状況規則条例」(緊急法)によるマスク着用禁止の「覆面禁止法」が施行されて初めての日曜日となった香港で6日午後、数万人のデモ行進が行われた。参加者の大部分は同法を無視しマスク姿で幹線道路を埋め尽くした。同日夕には、警官隊が居残ったデモ隊に催涙弾を発射し解散に乗り出した。
 6日午後のデモ行進は、香港島の繁華街、銅鑼湾(コーズウェイベイ)から金融街、中環(セントラル)までの幹線道路数キロで行われ、雨の中、数万人が参加した。会社員の女性(26)は「今日、抗議しなければ不当な法律を認めることになる。香港の法治が失われ、中国と変わらなくなる」と話した。警察はデモ行進中には姿を見せなかったが、夕方に一部が路上に留まり始めると、催涙弾を発射し早期の解散に着手。九竜半島の集会も含め複数カ所で強制排除に乗り出した。
 地下鉄はこの日、全線の約半分の駅で乗り降りが可能になったが、午後9時には運行を停止。「施設修理」を理由としているが、夜間に市民が集まるのを防ぐ狙いもあるとみられる。
 親中派の立法会(議会)議員で行政長官の諮問会議メンバーの葉劉淑儀(ようりゅう・しゅくぎ)氏は6日、マスク禁止に反発したデモ隊の一時的な過激化は「想定内」だとし、「長期的には威嚇効果で暴力を止められる」と強調した。
 一方、高等裁判所は6日、民主派の立法会議員24人が求めた覆面禁止法の差し止め仮処分請求を棄却した。議員らは、立法会の審議を経ない緊急法による緊急立法手続きは香港基本法に違反するとして、司法審査も求めている。ただ、香港政府は16日からの立法会で、覆面禁止法の審議を改めて求める方針。民主派は「行政が法の制約を受けず、議会がゴム印を押すだけになる」と反発している。(引用終わり)
コメント
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