王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

岐阜市 藤掛病院で 男女5名死亡 熱中症?!

2018-09-02 09:06:49 | 社会
横浜は昨日は終日薄曇り、今日は未明から雨が降り朝八時頃からは傘が必要なほどの雨になり8月の気温に比べたら避暑地に居るような快適な気温です。

さてその先月狂ったような暑さの中、岐阜市の藤掛病院では26日から28日にかけ入院中の男女5名が死亡しました。
病院の判断では病死だそうですがエアコンが故障していた事実もあり熱中症で亡くなった疑いもあります。家族が警察と相談したこともあり県警は「業務上過失致死容疑」を視野に入れ5人の死亡の経緯や原因を調べるそうです。

事件の性質から見て病院は相当責められると思って経過を見ていました。
29日の朝には病院長の藤掛氏が建物の外で記者たちと会見していました。激しいやり取りは余り無い様に見えました。殺人ナースや殺人ドクターによる事件とは質が違うせいでしょうか?

今朝たまたまフジTVを見てましたら「藤掛病院」事件を扱っていました。
具体例は高尾山の近くの上相原野病院を例にとり説明していました。
恐らく藤掛病院は「比較的低料金(月に10万円位」で寝たきりの患者を受け入れ「長期にわたって(3か月以上でも)受け入れ」てくれるので地域の方も入院している方もその点を評価している方がいる様です。

その反面厚労省の指導が「長期に入院を避け自宅療養と介護」に向け重点を入れていますから藤掛風の「お助け病院」的な経営では点数がつかず経営は苦しくないますから、例えばエアコンの様な装置や設備のメンテや更新に金が回らないという実態もあるのでしょう?!

医療は完璧であるべきという理想論とそうはいっても医療行政のはざまに残された高齢患者をどうするのという実体論の間で藤掛院長も苦しいところかもしれません。
浜爺の立場は「微妙」ですね。
書類送検位で済むと良いのですが。
しばらく成り行きを見守りましょうね。


写真:藤掛病院(ネットより)

毎日新聞:
岐阜中署は29日、80代の男女4人の入院患者が相次いで死亡した岐阜市の「Y&M 藤掛第一病院」で28日夕、患者の男性(84)が死亡したと発表した。同病院の死者は5人となった。同署は男性が熱中症で死亡した疑いもあるとみて、業務上過失致死容疑を視野に5人が死亡した経緯や死因を調べる。


 岐阜中署によると、男性は24日に入院、当初はエアコンが故障していた3階の病室にいた。28日午後6時40分ごろに死亡。その際、どこの病室にいたかは不明で、同署が詳しい状況を捜査している。

 成年後見人を名乗る男性(52)が同日夜、署を訪れ相談した。病院から県警への連絡はなかった。(共同)

(引用終わり)



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