王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

石井慧君 総合格闘技へ

2008-10-07 10:53:24 | スポーツ
石井、総合格闘技転向 異端児、事実上の追放(産経新聞) - goo ニュース

北京五輪で「100キロ超級で金メダルを取った石井慧君(21歳)」ですが総合格闘技に進出するそうです。
面白くなりそうですね。

学生時代の猛稽古と勝負に拘る姿勢が有名になりましたね。特に日本でのオリンピック代表選手選出の際に「勝ちに拘る」姿勢が非難され「ヒール(heel プロレスの悪役から引いて広く悪役・敵役の事)」としての面に賛否があります。

恐らく全柔連或いは講道館が拘るのは
「日本柔道の美しい一本を狙う」と言う理想であって石井慧君は「国際JUDO試合で点数制で勝つ」という現実の差が埋められなかったのでしょうね。

加納治五郎先生が始めた講道館柔道も明治中頃には古流柔術の先生方に対し革新的記述と教育体系を示した訳ですが長年の歳月ですっかり保守化してしまった様です。

強くなると自分がどの位強いのか「柔道(彼の場合は)」という限定した分野を超えて実力を試したいと思うのは自然です。
総合格闘技は殺し合いでは有りませんが「一定のルールの下でフルコンタクト(実際の打突蹴)」で是非可能性を見せてください。

全柔連も選手の入れ替わりが早くなれば必ず野に有る逸材が出てきますよ。

追伸:昼過ぎのウエブ読売では午前中に記者会見で「当面は学業に専念」とかで総合格闘技転向は先延ばしの模様。
先の情報は誤報ですかね。

何だか全柔連のコメントまで入っていたと思ったんだが。


産経新聞:
柔道界からプロ格闘家への転身は、小川直也氏や吉田秀彦氏をはじめ先例が多い。いずれも選手としては峠を越した時期の転向で、日本柔道界を背負う立場にある石井慧がプロに“流出”するとなれば、極めて異例のケース。柔道界にとっては、大きな損失となる。

 だが、全日本柔道連盟には慰留の気配がうかがえない。5日に石井と会談した吉村和郎強化委員長は「お前の人生だ。好きなようにすればいい」と、プロ転向を容認したといい、上村春樹専務理事も6日、「本人が行きたいと言えば、引き留めはしない」と吉村氏の態度を追認した。


 五輪後の石井は「(金メダルを)川に捨てることも考えた」などと発言。金メダルを親交のある小川氏の道場に寄贈するなど、奇抜な言動が目立った。一連の経緯が、全柔連側には五輪を軽視するものと受け取られ、反発を招いた。


 全柔連は競技者規定で選手のプロ活動を禁じている。その一方で競技者登録規定では特例として、プロ格闘家としての登録か契約が終了してから3年が経過すれば、再び選手登録することも認めている。例えば一時的にプロ活動を行った石井が3年後に柔道家として復帰すれば、ロンドン五輪への挑戦は理屈の上では可能。だが、吉村氏は「4年間鍛えてきた選手の方がかわいいし、こちらとしては使えない」と厳しい。


 来年からは国際柔道連盟(IJF)によるランキング制度が発足。選手が五輪出場権を得るには、IJF指定の国際大会に出場し、獲得したポイント数で上位にランクされる必要がある。吉村氏は北京五輪の直後から、少数精鋭で4年後を狙える選手を強化する方針を打ち出していた。石井はこれらの国際大会に優先的に派遣される立場でも、プロ志望の雰囲気が濃厚に漂う現状では、強化選手として残しにくいという判断も働いたようだ。


 「将来が見えない選手を連れて行けない。振り回されるのは、たまったものじゃない」と吉村氏。石井の退路を、全柔連が先にふさいだ形で、柔道界からの事実上の追放といえる。(引用終り)
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緒方拳さん 死去

2008-10-07 10:11:33 | 芸能
緒形拳さん死去=映画「楢山節考」、ドラマ「太閤記」(時事通信) - goo ニュース

報道によれば俳優の緒方拳さんが5日急逝されたそうです。享年71歳
謹んで冥福をお祈り申し上げます。  合掌

そういえばこの所激やせした映像を目にしていましたから「ガン」かも知れません。そんなお年ではないだろうと思いましたが71歳とは今の相場で言えば余りにも若いご不幸でした。

芸歴紹介にTV「太閤記」「必殺仕掛人」映画「楢山節考」「鬼畜」「復讐するは我にあり」に主演や出演した記述があります。

「太閤記」が大化けする端緒でそうで思い出しました。「必殺仕掛人」の藤枝梅安は良かったですね。映画では「楢山節考」が出ていますが爺の記憶に有るのと違います。どうも1958年の田中絹代主演のそれと違い1983年のリメーク版だったそうです。

「鬼畜」「復讐するは我にあり」の2作は原作が良く脚本が練れていて重いけれども緒方拳さんの好演が光る作品になりました。

改めて急逝を惜しみご冥福をお祈りします。

追記:7日ご家族の発言ですと5年も肝臓ガンとの闘病をされていたようです。
痛くなかったのでしょうか。最近まで映画だかTVだかを撮っていたようでその精神力には感服しました。

時事通信:
映画「楢山節考」やドラマ「太閤記」などで活躍した俳優の緒形拳(おがた・けん、本名明伸=あきのぶ)さんが5日死去していたことが、7日分かった。71歳だった。東京都出身。葬儀は親族のみで行う。

 1958年に辰巳柳太郎さんが率いる新国劇に入団。65年のNHK大河ドラマ「太閤記」で主役の豊臣秀吉に抜てきされ、人気俳優となった。68年に新国劇を退団後は、活動の場を広げ、「砂の器」(74年)、「鬼畜」(77年)、「復讐するは我にあり」(79年)などの映画や、「必殺仕掛人」(テレビ朝日系)などのテレビ時代劇では、硬軟さまざまな役を巧みに演じた。

 また、カンヌ国際映画祭で最高賞のグランプリを取った「楢山節考」(83年)では、母親を山に捨てに行く息子を演じて日本アカデミー賞主演男優賞などを受けた。このほか、「ゴドーを待ちながら」「白野(シラノ)」などの舞台でも活躍した。

 9日から始まる倉本聰さん脚本のドラマ「風のガーデン」(フジテレビ系)が最後の作品となった。(引用終り)


コメント (3)
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東証終値 465円安 

2008-10-07 06:32:00 | 為替 ドル 株式
東京株全面安、日経平均は終値465円安の1万473円(読売新聞) - goo ニュース

昨日昼のNHKトップニュースは東証前場の全面安の話題でした。
後場の相場も回復せず前週末比465円安の1万473円と4年8ヶ月振りの安値となりました。

爺も先週末心配した通り:
「金融安定法が下院で再可決されてもNY市場の株価は下がった後、東京市場はどう反応するか?」という事であったが「当然だがNYに連動し大幅下げ」になってしまった

午後のニュースショウや夜のTVニュースでは「米国の実体経済が悪くなってその影響は日本に影響する。給料は上がらないし物価は上がる。主婦は財布の紐を締めて一銭も出さない様にしなければ」と語っていた。
家庭のレベルで出来る事はそうであろう。

夜の「報道ステーション」でも冒頭は6日の世界は連動するとしてアジアと欧州の株価の大幅下落の話題であった。

その時の話では「東証株価が1万円割れも視野に入ってきた」としていた。
話はグルグル回りするがこれは6日(現地時間)のNY市場次第と思った。

今朝朝刊を開いたら:「NY株、一時9700ドル台」と太字が踊る。

TVニュースを見ると終値は9955.50ドルと一足先に1万ドル割れを記録した。
ドル/円の為替レートも1ドル100円に近づいている模様で東京市場では90円台に入るかもしれないと。

これでは日本の輸出関連企業の株は更に売りだろうな。
でも東証株価については小泉元総理の時代には8000円台をつけた事もあったし
PKO(price keep operation)なんて官製の底上げを狙ったが国債発行残高を増やしただけで終わった。
円高(といかドル安)だって1ドル85円まで言った事があるのだからあわてる事はない。
円が強くなって輸入価格が安くなって年間の貿易収支が0に近くなれば(現状は一声10兆円の黒字、この金で政府は米国の財務省証券を買って国内に回さないので内需が活性化されない。これが経済成長なんか実感されない根源の一つ)為替の変動に金切り声を上げなくて済む。

世界同時株安なのだから今国会で審議中の「1.8兆円ほどの補正予算」なんて気休めにしか過ぎない。
嵐の襲来を予見するならそれにそれに備えて荒天対策を立てねばならない。
麻生総理ははや「第三次補正を口にしながら補正予算の成立を願う」より衆議院解散をして国民の信を問う事が最優先課題の仕事なんですよ。
解散を延ばせば延ばすほど周囲の状況は悪くなりそうですよ。
早く衆議院を解散してください。お願いします。


読売新聞:
6日の東京株式市場は、世界株安の流れを受けて全面安となり、約4年8か月ぶりの安値水準となった。

 日経平均株価(225種)の終値は、前週末比465円05銭安の1万473円09銭。下げ幅は一時、560円超に達した。東証株価指数(TOPIX)は4年10か月ぶりに1000ポイントを割り込み、前週末比48・92ポイント低い999・05で取引を終えた。東証1部の出来高は約25億6600万株。
(引用終り)
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