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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

双葉町長が義捐金辞退 騒動に!?

2011-06-04 07:54:04 | 東日本大震災
避難町民逮捕、双葉町長が義援金辞退 独断に批判噴出(朝日新聞) - goo ニュース

何だか原因と結果が結びつかない話ですね。
津波と原発事故で埼玉の騎西町に集団移転した双葉町ですが「町民の一人が“少女に裸体写真”を送らせた罪で先月末男が逮捕されました」

これを受けて新町役場に「役所ごと埼玉から出てゆけ」なんて心無いメールが複数届いたそうです。
多分井戸川町長はこの批判を深刻に考えたのでしょう。
町に直接寄せられる義捐金を当分辞退する
と独断で決め今月1日住民に公表すると同時に町のHPにも掲載したそうです。
この判断について町民から批判が出ているそうで「批判の声を上げる町民の感覚にホッとしました」

今回の義捐金辞退は「国や東電の義捐金」ではないと町長は説明してますがそれでは「町への直接の義捐金はどの位の金額なのでしょう?」
仮に小額だから辞退したとすれば「格好をつけただけで失礼な行為です」

避難町民が千人単位でいれば「不埒な奴」が数人はいるのは仕方ない事でその個人の行動に町長は責任を負う立場でありません。
まして個々の町民の責任では有りません。
道義的に責任を感じるなら町長の給与を10%カットとか3ヶ月減俸とか「身を切って遺憾の意を表せばよい事であろう」と思うのです。
それで無くても懐が厳しくなる町民には愛情の無い「井戸川町長の判断」に思えます。
違う形で「遺憾の意」を表すと良いのですがね。

追記:8日町は義捐金の受け入れを再開したそうです。町長は町民と義捐金を辞退した人や団体に「浅慮」を謝罪したでしょうか??

写真:井戸川町長(共同通信)

朝日新聞:
東京電力福島第一原発事故を受けて埼玉県加須市に避難中の福島県双葉町は、町に直接寄せられる個人や企業からの義援金を当分辞退することを決めた。避難町民の一人が警視庁に逮捕されたことを受け、自粛するという。決定は井戸川克隆町長の独断で、町民からは批判が出ている。

 警視庁によると、逮捕されたのは自称布教師見習いの男(57)。3月下旬、「除霊」名目で少女に裸の写真を自分の携帯電話に送らせたとして、5月下旬、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。

 事件発覚以降、町には「役場ごと埼玉から出ていけ」といった苦情のメールが複数寄せられた。井戸川町長は「双葉町としてけじめをつける」と義援金の辞退を決め、今月1日、避難先の旧県立高校で開いた住民集会で報告した。 (引用終わり)







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週内に内閣不信任案提出へ?!

2011-05-31 08:39:16 | 東日本大震災
週内に内閣不信任案提出へ…小沢氏、賛成を示唆(読売新聞) - goo ニュース

菅首相がG8でフランスにいる留守に俄かに野党から「内閣不信任案提出」の声が高くなって来ました。それに民主党内で小沢氏が菅批判を強めているとか?! 前首相の鳩山氏も場合によっては?参画なんて話もありますよね。

確かに「大震災に対する復興どころか復旧対策」や「福島原発の事故対策」について歯がゆい思いが有ります。
加えて「復興の為の第二次補正予算案」を今国会で提案せず間もなく通常国会は閉会?。
臨時国会は8月以降で復興計画が丸々2ヶ月遅れるとの話が出ています。

そこで西岡参院議長が言った「急流だけど馬を乗変えるべし」との発言に自民党の小里氏の「急流では馬を乗換えてはいけない」との発言が出て識者がそれぞれの立場で賛否を述べています。

西岡氏の発言では「国運を担う馬は内閣」と言ってますから馬=内閣=その長の菅首相を変えろとの意味でしょう。
でも一般論で馬が菅さんなら「乗り手は誰なんでしょう?」乗り手が名人なら急流で馬が疲れたら自らの体を水に沈め馬の負担を軽くしつつ対岸を目指します。
穏やかに考えれば国民の大勢はこの難局を充分に理解し暴動や略奪を起す事も無くじっと耐えています。つまり馬が泳ぎやすくしていますがいかんせん馬に乗り手の必死さが伝わっていないようです。

野党、与党の小沢氏や鳩山氏の一派は「大震災の2次補正予算の財源と規模」「福島原発事故の対策と被害補填」について菅内閣より「乗り手(国民)がああ菅内閣より優れているわい」と思える提案が無ければいけません。加えて替え馬の資質が良く判りません。
谷垣ホマレ、ヤング石原そしてドン石破あたりでは興奮しません。
衆院で内閣不信任案が成立しても「解散総選挙」は東北では物理的に無理な市町村が有るでしょうしその上政治空白を呼ぶでしょう。そうなると内閣総辞職で自公民(の一部)との連立内閣が有り得ますがその際は事前に連立構想を明らかにしないと野合とか烏合の衆そして同床異夢さめて分裂。そしてその後の政界再編ではこれも復興が遅れそうです。

会期延長、2次補正予算編成(野党案丸呑みも含む)2次補正成立を条件に菅辞職位の大技を菅政権が出せるでしょうか?

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ!」菅さん お試しあれ!


読売新聞:
自民党は30日、菅政権に対する内閣不信任決議案を今週中に国会へ提出する方向で最終調整に入った。6月2日か3日の提出を想定している。

 同党の谷垣総裁が周辺に明らかにした。公明党も自民党と共同で提案する方針だ。民主党では、小沢一郎元代表のグループが不信任案に同調する構えを見せており、元代表は30日、自らに近い議員に対し、不信任案に賛成する考えを示唆した。民主党は同日の役員会で、不信任案の採決で党内から賛成や欠席者が出た場合、除籍(除名)を含めて厳正に対処する方針を決めた。政局は緊迫の度合いを強めている。

 自民党は、6月1日に行われる菅首相と谷垣氏との党首討論後、不信任案の提出時期を正式決定する。具体的には、同2日に提出し、同日中か3日の衆院本会議で採決する案や、3日に提出し、青森県知事選(5日投開票)後の週明け6日に採決する案などが浮上している。

 週内に提出するのは、民主党内で不信任案否決を目指す執行部と、小沢元代表のグループとの対立が激化していることや、東京電力福島第一原子力発電所事故への菅政権の対応に批判が噴出しているタイミングをとらえるのが適切と判断したためだ。

 自公両党の幹事長、国会対策委員長は30日、都内のホテルで会談し、不信任案をできるだけ早く提出する方針で一致した。会談で公明党の井上幹事長は、共同提出に向けて党内手続きを進める考えを表明した。

 一方、小沢元代表は30日の小沢グループの会合で、首相の自発的退陣を求めていく考えを示した上で、不信任案を念頭に、「決断する時は決断する」と強調した。
(引用終り)

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構想会議が中間整理 復興特区を提言

2011-05-30 06:34:37 | 東日本大震災
産業復興へ特区活用・連帯税検討も 構想会議が中間整理(朝日新聞) - goo ニュース

どんな大構想(グランドデザイン)がでるか楽しみに待っていましたがこの程度かと思うとがっかりします。
各分野で一流或いは超一流の人を集めたのでしょうが「復興という国家再生の構想を練る」と言う1点では人選を間違えたのでしょう。
「中間整理」だそうですから細部が煮詰まっていないけど大筋が見えたのなら許せますけどね。

ウェブニュースを読んでも朝のTVニュースでもこの「中間報告」よりも「台風2号と温帯低気圧」の影響、来月初の野党による「不信任案提出」の方に関心が有るようです。

会議設置が決まってからざっと50日僅か7回の会議だそうです。
若手官僚を呼んで一週間ほど缶詰状態で議論したってもう少しましな構想が出そうな気がします。

被災地市町村の長は「お上の予算(お金)待ち」に見えます。余りの被害の酷さに市町村単位の予算規模では復旧事業さえ行えない現状です。
この構想会議では「復興財源を増税に求めるのか?」「慎重な意見があるならその対案は何か?」さえ決まっていません。

知恵が無いなら「既に国の国債発行残高が1000兆円に及ぶのだからこの際50兆円程度の復興国債は何の問題も無い」但し償還の問題があるので今回国債発行残高の上限を1400兆円とする。---とでも決めれば良いのですよ。1400兆円は国民の金融資産相当です。
復興事案は地域により違いがありすぎるので予算(金)を付けて丸投げ(地方に分権との美名がある)すれば良いのですよ。
その他津波や放射能で住めない土地や失った家財が余りにも多いので土地の買い上げや住宅ローンや中小企業の借り入れ棒引き(徳政令)程度の構想は示して欲しかったですよ。
浜爺の大構想には織り込み済みです。
この中間整理程度の内容では6月末の結論は期待できません。
この構想会議は菅首相の私的諮問機関だそうですから総理が代わると構想も変わるかも知れません。
復興構想も首相も「ご破算で願いましては!」となるかも知れません。
これは第二次補正予算の編成と裏表の関係ですから与野党ともに立法府の人間の国民に対する重大な責任です。
日本中のシンクタンクが発表している「復興構想を集約するだけでも中間整理より良いものが出来るのでないかと思います」
菅首相しっかり舵取りしてください。お願いします。


読売新聞:
菅首相の私的諮問機関「東日本大震災復興構想会議」(議長・ 五百旗頭 ( いおきべ ) 真防衛大学校長)は29日、首相官邸で第7回会合を開き、被災地での規制見直しや税財政上の優遇措置を認める「復興特区」の創設を政府に求めることで合意した。

 特区の区域は、県単位と市町村単位の2種類での検討を要請する方向だ。6月末までにまとめる第1次提言に盛り込む。

 会合では、安全な街づくりに向け、土地利用規制などで全国的な見直しが必要となる措置については、都市計画法などの関連法の一括改正で対応すべきだとの考えでも大筋一致した。

 また、同会議は、これまで8項目としていた論点を「地域づくり」「原発事故による被災への対応」など5項目に整理し、過去の審議で出た主な意見も公表した。復興財源を確保するための臨時増税に関しては、「復興連帯税として所得税、法人税、消費税などを検討すべきだ」とする意見と、「復興税の導入は慎重に検討すべきだ」との意見が両論併記で紹介された。(引用終わり)

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義援金を出さない生徒名を貼り出し?!

2011-05-21 08:27:16 | 東日本大震災
義援金出さなかった生徒の名前、黒板に貼り出す(読売新聞) - goo ニュース

小さな親切、大きな迷惑 を具現した事案に見えます。

大館市の中学2学級と有りますが浜爺にはこれで2年全クラスなのか2年の一部なのか判りません。
しかし生徒会が企画したとありますから全学年全クラスの方針としたのだろうと推測します。
それに対し担任教諭が「東日本大震災の義援金集め」に応じなかった生徒約20名の名前を教室の黒板に掲示していたそうです。

そもそも義援金(本来は義捐金)は他人の為に自分の金品を投げ出す行為だから「人に強要する行為でないし人から強要される事でもない」
中学生らしい情熱で「東日本大震災」の義捐金の募集が決まったとして「義捐金拠出の有無をクラス担任が点検していた事」に違和感を覚えます。

まあ担任の気持ちを考えれば「生徒会が決めた寄付行為」と思ったのでしょう。
でもそうだとして「寄付に応じない生徒の名前を黒板に掲示する行為」はやりすぎですよね。まるでさらし者扱いです。

個別に名前が判っているのですから「個別に注意すれば済むことです」
生徒会の決定を「クラス担任が出納を管理」していたとしたらそれも生徒会は甘えすぎでしたね。
市立中学が生徒会決定する行為でもないと思いますが、反対しにくい事案ですし集金の手続きについて詰めも甘かったのでしょう。それでも義捐金の趣旨に鑑みればクラス担任は「人権を軽んじた行為でした」
大震災から70日近く経っての反応に何だか村社会だなーとか田舎臭いなー感じたものですがそう書いたら大館市民を馬鹿にした事になるかもしれません。
御免なさい。


読売新聞:
秋田県大館市の同市立第一中学2年の2学級で、それぞれの担任教諭が、生徒会が企画した東日本大震災の義援金集めで寄付をしなかった生徒計約20人の名前を教室の黒板に掲示していたことが20日、わかった。

 同校では保護者からの苦情で取り外した。

 同校によると、義援金集めは被災地を支援しようと生徒会が企画した。全生徒に募金を呼びかけるチラシを配り、11日から17日まで1人200円以上を納めるよう呼びかけた。

 受け付けは17日朝までだったが、同日の帰りの会で担任教諭2人が、納めていない生徒計約20人の名前を紙に書いて黒板に貼って寄付を促した。担任は納付した生徒の名前をチェックしており、約15人の生徒が掲示後に寄付したという。

 同校の菊地俊策校長は読売新聞の取材に対し、「生徒全員が全会一致で決めたので任意の募金ではないと考えていた。宿題を忘れた人への注意喚起と同じ感覚だったが、保護者や生徒に不安を与えたなら責任を感じる」と話している。(引用終わり)

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二次補正予算の編成 8月以降?

2011-05-17 09:41:06 | 東日本大震災
2次補正の編成、8月以降になる可能性 首相が示唆(朝日新聞) - goo ニュース

昨日16日衆院予算委員会で菅首相は「2次補正予算の編成が8月過ぎになる」可能性を示唆したそうです。
被災地の自治体や県等が7,8月に再建計画出すので云々だそうです。この時期に下からの積み上げ方式で「復興予算」の編成を考えている様です。

偶然ですがその夜「たけしのTVタックル」を見ました。
「つなみ後の復旧」は捗らず「福島原発のメルトダウン」が明らかになり事態は深刻です。
一方平成23年度の一般予算は成立したものの44兆円に上る国債発行については野党(自公)は反対を表明したままですからこの解消に与野党が知恵を出さなければ3ヶ月のつなぎ法案が失効し7月以降円滑な予算執行も出来ない状態が起きかねません。
まあ民主党のマニフェストの目玉3K(子ども手当て、“農家への”個別保障、高速道路無料化)を事実上取り下げ自公との妥協点を探る様ですが松原仁先生の口調は「未だにハキッとしませんでした」

み党の江田書記長は「特別会計に手を入れて20兆円はすぐ捻出できる」と具体論を述べました。公務員の給与削減も提言されましたがこれも仁先生は理屈にならない理屈を述べて失笑を買っていました。まあ一般会計、特別会計ともこの時期徹底的に無駄を削除すべきでしょうね。

何度も書いていますが「菅首相は浜岡原発停止を決断した様に復興予算もトップダウンでグランドデザイン(大骨子)を提示すべきでしょう」
復興予算委50兆円福島原発対策にもう50兆円の100兆円程度は必要です。
その資金調達の種に日本政府の1兆1500億ドル(外貨ミックスで92兆円ほど)に上る外貨準備を担保として日銀に差し入れ「復興予算枠500兆円」程を設定しましょう。
そんな事したら「インフレになるとか外国の(日本国債に対する)信任が揺らぐ」とか野田財務相の発言は「財務省官僚の入れ知恵」と元財務官僚の嘉悦大学高橋洋一教授が喝破していました。わははは

大震災以降、心落ち着かなくて本を読む気が起きないのだが連休中に宮城谷先生の「楽毅」を読んだ。その中で:
「政治とはおもいやりである。と極限してもよい。政治能力のなさとはおもいやりの欠如である」との一章があった。
この面では菅首相は欠けるのでないとの感じを受ける。又世の賢人連の「提言・提案」を広く求めているようにも見えない。
与野党在野を問わず戦後最大の国難を受けて立てる人物が出るまで日本国民の困難は続きそうです。
じっと見守るしかありません。


写真:16日午後予算委員会で(時事通信)

朝日新聞:
菅直人首相は16日の衆院予算委員会で、東日本大震災の本格的な復興対策を盛り込む第2次補正予算について「被災地の自治体、県などが7月、8月に再建復興計画を出す。そういった意見も踏まえながら考える必要がある。拙速に過ぎるのは気を付けなければならない」と述べた。2次補正の編成が8月以降になる可能性を示唆した発言だ。

 首相は東京電力福島第一原子力発電所の事故収束の見通しについて「半年から9カ月後に冷温停止する時間的な展望は変えずに進めることができるのではないか」と述べた。同原発1号機では最近、燃料溶融や大量の冷却水漏れが判明したが、東電が4月に示した工程表に沿って収束は可能との認識を示したものだ。

 首相は17日に原発事故の収束時期や周辺住民の帰宅時期のめど、今後の被災者支援策の進め方などを盛り込んだ菅政権としての工程表を発表する考えも表明。「冷温停止で放射能が大幅に抑制される安定状況を作り上げ、いつまでにどの地域が帰ってもらえるか、あるいはどうしてもここは難しいということを示し、生活の展望を持ってもらえるように物事を実現していきたい」と語った。

 政権の工程表は事故の長期化に伴い、政府として中長期的な展望を示し、国内外に説明責任を果たす必要があると判断したものだ。(引用終り)

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