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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

浪江町で行方不明の男性 遺体で発見

2012-05-29 06:43:21 | 福島原発事故
不明男性、遺体で発見=一時帰宅の浪江町、自殺か(時事通信) - goo ニュース

何ともお気の毒な出来事ですね。
福島第一原発事故で警戒地区に指定された浪江町に27日一時帰宅をした62歳の男性が行方不明になり関係者が探していましたが翌日28日自宅近くの倉庫で首を吊った状態で発見されました。
自殺とみられています。

老妻はこの話を聞いた途端「あ! 自殺だ」と思ったそうです。単純な浜爺は「体の不具合(脳梗塞とか急な骨折とか)で動けなくなって置き去りにでもなったら怖いなー」程度でしたよ。

スーパーの経営をしていた様で原発事故当日は店に一人だけ残ったそうです。翌日放射能漏れの情報で避難したそうですから「自営業者としてはやる気十分」であった事が伺われます。
しかし最近では「生きていても仕方がない」「夜よく眠れない」と語っていたそうです。別紙では「店を再開させたい」と「生きていてもーー」を並べて報じています。
何とかお店を再開させたい。だけど現状は「放射能による住民の立ち入り禁止」では町が住民(顧客)がいないわけですから商売再開は先が見通せません。
自立の気持ちが強かった分だけ気持ちに穴が開いた瞬間が出てしまったのしょうか?!
62歳と言えば奥さんも家族もいたと思います。痛ましい思いです。
謹んでご冥福をお祈りします。


時事通信:
 東京電力福島第1原発事故で、警戒区域の福島県浪江町に一時帰宅中、行方不明となっていた60代の自営業男性が、同町の倉庫内で首をつって死んでいるのを28日、捜索していた消防団員が発見した。遺書などは見つかっていないが、県警は自殺とみて調べている。

 政府の原子力災害現地対策本部によると、男性は27日午前10時ごろ、一時帰宅のため妻と自家用車でJR浪江駅近くにある自分の商店に向かい、その後、行方が分からなくなった
(引用終わり)
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4号機プールの燃料 一部を7月にも取り出し!

2012-05-28 07:53:07 | 福島原発事故
4号機プールの燃料、一部を7月にも取り出し(読売新聞) - goo ニュース

一昨日26日に細野原発相が福島第一原発4号機で崩落の危険が指摘されている使用済み核燃料プールの補強状況を視察した。
3階部分のプールの底は昨年来鉄柱で補強され昨年の3月の地震規模の揺れには耐えるとか。
それでも周りの仮設冷却装置とか電線電源がやられたら冷温冷却が出来ないと今朝のTVニュースでみのさんとコメンテーターの皆さんは責めています。
まあそうでしょう。しかし:
別に浜爺は東電や政府の対応を庇う気など毛頭ありませんがあの壊滅的な状況から一歩一歩状況を改善しないといけないのだから今の状況が著しく遅いのか手法が稚拙なのか何を主張の根底に」して東電と政府の対応に注文を付けているのかが見えないと言いたい放題で終わりですね。

さて4号機の燃料プールの上部(5階のフロアー相当?)はどうなっているのでしょう??
浜爺の様な素人にはオープンな水面にフロート(浮き)に乗せた青いビニールシートを載せただけの原始的な仕掛けの様に見えましたが1?

もし「冷温停止」状態で放射能が出てないとすれば地震の揺れで冷却水が飛散しなければそれで良いと言えば言えますかな?!
さてどうなのでしょう??

浜爺も産業戦士の頃防火責任者とか仰せつかった事が有ります。その時の「大事な点は火元には火種を置かない」事でした。
火のある所に石油製品や火薬等を置かない事です。
この常識が原子力村の頭の良い先生方には通じなかった様です。
「原子炉の定期修理の度に使用済燃料棒遠距離に運ぶより原子炉建屋内に保管すれば手軽で簡単」だと。
建屋が壊れなければその理屈は透せたのですが正に想定外と言うか常識に目をつぶってしまったのですね。

福島原発4号機の燃料プールは粛々と廃炉に向け「燃料抜き取り」に掛からねばなりません。
停止中の浜岡原発や再稼働間近と言われる大飯原発は当然ですが他の原発はどうなっているのでしょう?
長期(30年~)で見れば原発に頼るのは使用済み核燃料の最終処分場の問題も含め足を洗う方策を考えた方が良さそうです。
しっかり政府の原子力政策を見守りましょう。


写真:4号機建屋(共同通信)

読売新聞:
東京電力は福島第一原子力発電所4号機の使用済み核燃料プールに保管されている新燃料の一部を7月にも取り出す方針を決めた。

 燃料の取り出しは、原発事故の発生後初めてとなる。

 4号機の使用済み核燃料プールには、新燃料204本を含む同原発最多の1535本の燃料が保管されている。東電は4号機にクレーンなどを備えた建屋カバーを設置し、来年12月に燃料を取り出す予定だった。

 新燃料は、燃焼後の核分裂生成物による高熱などの心配がなく、使用済み燃料よりも扱いやすいため、数本を試験的に取り出して、状態を確認することを決めた。
(引用終わり)

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福島原発事故 民間事故調報告書 提出される!

2012-02-29 07:56:41 | 福島原発事故
官邸の介入、リスク高めた=前首相ら300人聴取―民間事故調報告書・福島原発事故(時事通信) - goo ニュース

昨日28日民間の「福島原発事故独立検証員委員会」が東電福島第一原発事故について事故報告書をまとめ野田首相に提出したそうです。
浜爺はこの報道を夜9時のNHKニュースで解説を見聞きしていました。
当時の担当大臣の声を流しているのですね。活字は後世に残りますが音声はそれと別な迫力がありましたね。

今朝のウェブニュースは各社が報告書を報道していますが当時の首相「菅氏」を名指しで批判する読売、産経や「政府高官」として穏当な表現をするこの時事通信のような記事とかなり明快に分かれています。

NHKのニュースでは:
当時の枝野官房長官の談が画面と共に映りましたが彼の他、複数の閣僚が「菅氏の福島第一原発」への直接乗り込みを止めていました。
枝野氏は「後で政治的責任を問われる」とまで発言しているのに「現場の混乱をコントロールするのとどちらが大切か」と言い切り出向いたそうです。そもそも比べる事象が違うと思うのですが「その結果は官邸を留守にして大事の決断を遅らせかつ現場には混乱をもらたした」との厳しい結論でした。

また時点が違うようですが「斑目原子力委員長」は「水素爆発は起きない」と発言した直後「1号機建屋が水素爆発した」経緯があり官邸が不信感を募らせた元だと報じてます。斑目を文字って「デタラメ」委員長とブログの諸賢がしてきしていたのもうなずけます。

東電側の当時の幹部清水社長や吉田原発所長は(事故対応中との事で?)聴取拒否したそうです。無応答は責任回避の最たるものですから許せません。

さて菅氏は「3月14日しみず社長の撤退申し入れ」を拒否し15日東電本社に総合対策本部を設置した事を評価され当人も談話で有難いと発言しましたが「予備バッテリーの運び込み」に自らそのサイズとか重量を問い合わせとか秘書官さえもそのあたりは現地に任せてーーと忠告したそうですが聞けばこそだった様でその点についての言及は無かったようです。
SPEEDIシステムがあるなんて16日になっても官邸幹部は全く知らなかったと言いますからね。
あれ以上被害が拡大しなかったのは日本の幸運だと喝破した先生が居ましたね。本当にぞっとしました。
官邸の問題はわかりましたが東電の対応の鈍さも検証されなければいけませんね。

福島第一原発は決して「冷温停止」なんて言える状態でないのですよ。
今後も厳しく見守りましょうね。


写真:11年3月14日 三号機爆発

(時事通信)
 東京電力福島第1原発事故で、民間の「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調、委員長・北沢宏一科学技術振興機構前理事長)は28日、「首相官邸の現場への介入が無用の混乱と、事故がさらに発展するリスクを高めた」などとする事故報告書をまとめ、野田佳彦首相に提出した。

 民間事故調は昨年9月に設立。菅直人首相(当時)ら政府首脳を含む約300人にヒアリングし、400ページを超える報告書にまとめた。東電の清水正孝社長(同)や吉田昌郎同原発所長(同)ら同社幹部の聴取も要請したが、東電側から拒否されたという。

 報告書は、地震と原発事故の複合災害に対する備えがなく、東電や経済産業省原子力安全・保安院の初動対応に問題があったと指摘。助言を求められた班目春樹・原子力安全委員長が「水素爆発は起きない」と答えた直後に、1号機の原子炉建屋が爆発したことなどから官邸が不信感を募らせ、過剰な現場介入につながったとした。

 こうした介入について、報告書は「稚拙で泥縄的な危機管理で、災害の拡大防止に役立ったとは言えない」と批判。「無用な混乱を引き起こした可能性は否定できない」とした。

 その一方、3月14日に清水社長が行った撤退の申し入れについて、「全面撤退ではなく、必要な要員の撤退」とする東電の説明を「十分な根拠がない」と疑問視。申し入れを拒否し、同15日に東電本社に統合対策本部を設置した菅氏の判断は評価した。 
(引用終わり)
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福島第一 廃炉工程表 発表!

2011-12-22 07:55:29 | 福島原発事故
溶融燃料10年内に回収=解体完了、最長40年―廃炉工程表を決定・福島原発事故(時事通信) - goo ニュース

昨日21日政府・東電中長期対策会議が福島第一原発事故の廃炉に向けた工程表を決定したそうです。
共同議長(もう一人は細野原発相)の枝野経産相は着実に実施し、廃炉に万全を期す」そうですが最長40年 もう一度40年掛かるそうです。

今朝の朝ラジで高嶋ひでたけアナが海江田経産相と出てましたが「40年と言ったら私も貴方も生きていないですよね」と言い切った。
勿論浜爺なんかあと10年も持たないかも知れない。
民主党は当然ながら自民党だって公明党であれ存在しているかどうか?
でも今年生まれた子供さんが父母になり原発第二世代が10歳前後で日本人はこの列島に住み続けるのは間違いない。

10年以内の第二期工事で「融解燃料の取り出し」に取り組むそうだが、そんな方法も有るだろうが「鉛とコンクリで固めて石棺化」とどちらが現実的なのか?
素人の浜爺にはわからない。
政府の無策は福島周辺の新生児に「統計上有意な奇形児の出産数」をしめして第二世代の子供さんにまで影響が続くだろう。
廃炉に時間が掛かるなら福島の子供と妊婦は最低でも県外できれば関東圏外に疎開と併せて考えて欲しいものだ。


時事通信:
 東京電力福島第1原発事故で、廃炉に向けた作業に当たる政府・東電中長期対策会議(共同議長・枝野幸男経済産業相、細野豪志原発事故担当相)の初会合が21日開かれ、原子炉内で溶けた核燃料の取り出しを今後10年以内に始め、30~40年後の廃炉作業完了を目指すとした工程表を決定した。

 枝野経産相は記者会見し、「工程表を着実に実施し、廃炉に向けて万全を期す」と述べた。

 工程表は今後30~40年にわたる廃炉計画を3期に分割。第1期は使用済み燃料プールからの燃料取り出しまでで、2年以内に着手する。第2期は炉内の溶融燃料取り出し開始までで、10年以内に実施。第3期で建屋が解体され、廃炉作業が完了するまでに最長40年かかるとしている。

 最大の難関とみられる第2期の溶融燃料取り出しでは、対策会議の下に設置した研究開発本部で、ロボットの遠隔操作技術など必要な研究開発を行う。現在冷却水が漏れている格納容器下部を2015年度末までに補修し、水で満たす「冠水」に着手。19年度半ばごろから圧力容器内の本格的調査に入り、21年末までに溶融燃料の取り出しを始める。
(引用終わり)



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野田首相 原発事故収束 宣言!?

2011-12-17 08:11:42 | 福島原発事故
首相、原発事故収束を宣言 「冷温停止状態を確認」(朝日新聞) - goo ニュース

昨日16日野田首相は記者会見で「発電所の事故そのものは収束に至った」と終息宣言をしました。
そのものとは何でしょうね? そのものでない事どもとは何でしょう

浜爺の様な素人でも「冷温停止」状態とは原子炉内の仕組みが正常な時に意味ある言葉な事を知ってしまいました。原子炉の中を覗けないとは言いながら「原子炉の底は破れ格納容器の底に核燃料が堆積し高熱を出し続けている」のは判っている事です。
厳しい見解では格納容器の底にあるコンクリートも半分ほど侵食されているとか!
格納容器の底割れだって無きにしもあらず!

脳天気な発言だなーと聞いていました。
当然ですが福島県の佐藤雄平知事は「事故は収束していない」と反論されてますし南相馬市の馬場市長も「国と東電を信じられない」と警戒していました。

目先の問題でも汚染冷却水の処理工程でも漏水、処理後の低濃度汚染水の備蓄タンクの問題等冷温を維持する装置さえ円滑に働いていません。
まあ国連その他で「安全宣言」を先行予約?した悪しき結果でしょう。

次に避難地区の解除を企図している様に見えます。
話は飛びますが戦後65年も経って米軍不発弾が発見されると周囲500メートル位は避難させて処理する国柄です。
一度「冷温停止」を宣言して「異常事態が発生したら地域住民は困惑するでしょうね」

関係市町村の首長さんも「原発賛成派」ばかりでなくなってきていますので確り見守って行きましょうね。


朝日新聞:
野田政権は16日の原子力災害対策本部で、東京電力福島第一原発の事故収束に向けた工程表ステップ2(冷温停止状態の達成)の終了を確認した。野田佳彦首相は記者会見で「発電所の事故そのものは収束に至ったと判断される」と事故収束を宣言した。

 原子炉を安定的に冷やすステップ1は7月に完了。ステップ2は当初、来年1月中旬までに終える予定だったが、首相は年内完了を国際会議で公約。除染や住民の帰還など課題が残る中で「事故収束」をあえて宣言し、安全性をアピールした。国際公約を守るため収束宣言を急いだとの見方もあり、福島県の佐藤雄平知事は「事故は収束していない。多くの県民は不安を感じている」と反論した。

 対策本部では1~3号機の炉の温度は9月下旬以降100度を下回り、今月15日現在は38~68度だったと報告された。放射性物質の外部への飛散も毎時6千万ベクレルで、事故時の1300万分の1に減少。発電所の敷地境界で追加的に被曝(ひばく)する線量も最大年間0.1ミリシーベルトと、目標の年間1ミリシーベルトを下回った。
(引用終わり)

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