goo blog サービス終了のお知らせ 

王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

福島原発 放射能汚染水 を玉突き排水

2011-03-30 07:39:32 | 福島原発事故
汚染水、玉突き排水作戦 作業員419人、綱渡りの苦闘(朝日新聞) - goo ニュース

24日の昼頃タービン建屋で配線工事中の作業員3名が高濃度の放射能に汚染された溜まり水で被爆して入院しました。
その溜まり水を抜かないと冷却装置の安定的な稼動が出来ないので「早速排水に掛かった」のですが何と1-4号機の建屋全てに溜まり水があって復旧工事はそれ以来頓挫しています。

その後敷地内からプルトニュームが検出された騒ぎと平行してタービン建屋の外側にある
「トレンチ」なる構造物に放射能汚染水が1万数千トンの規模で溜まっているのが判ったそうです。「トレンチ」と言えば深い溝とか掘割の事ですよね。原子炉に関わる配線その他の入れる施設とか解説もあります。大型の地中空間なのでしょうね。

東電ではこの大量の汚水を回収するべく苦慮している様ですが取り敢えず容量のあるタンクに玉突き送水(一つのタンクが一杯になると更にそこから次のタンクに移す)で凌いでいるとか。でも原子炉の冷却の為、送水が続き水漏れが続けばいずれタンク容量の上限がきます。

ところで「トレンチ」が無ければどうなっていたでしょう?
これは素人の見方ですが「東京消防のハイパーレスキュー隊」の決死の活動を皮切りに「燃料プール」に連日放水して来たのですからね。念のため書きます。浜爺はこの行為を「応急手当」として良かったと認めます。この点は昨日TVで見たジャーナリスト「大谷某氏」の様に「水を掛けておいてその後汚水騒ぎではモグラ叩きでないか!」風の無責任な論評に組しません。

放射能測定器が「作業上限を示す作業現場」であれだけ水を掛け続ければプールに入らなかった水は付近に溢れ放射能を帯びた水は地中にしみ込み末は原発の前浜に漏れ出るのは必定。汚染の度合いを薄め為にも大量放水をしていたのでないかとも思っています。
そこで排水溝沖で「高濃度のヨウ素」とか騒いでいたのを見てもっと調べないのかよ!と思っていました。
話は戻って「トレンチ」が有った為、汚染水が大量に前浜に漏れでなくて済んでいました。「トレンチ」さん 有難う!

さて数日前から素人の方が「大型タンカー」を買い上げてその中に汚染水を回収しなければ駄目と指摘しています。
米海軍の水運搬バージ(はしけ)では1200トン前後の液体しか積めませんからやはりタンカーでしょうね。
非常時にこそ指導者の見切りと決断が必要です。
こんな中フランスのサルコジ大統領が訪日だそうです。何の為でしょう?
まさか「リビア制裁に自衛隊の参加要請」は悪い冗談ですよね。
福島原発について菅首相と何を語るのでしょう?
目が放せません。


朝日新聞:
東京電力の福島第一原発1~3号機のタービン建屋地下にたまった汚染水の排水作業が本格化している。29日朝の時点で419人の作業員が参加している。

 1号機では、6台の仮設ポンプを使って、毎時18トンの水を復水器に移している。仮設のポンプでは十分な能力が得られず、1台のポンプで水を地下から1階までくみ上げて、もう1台のポンプで復水タンクに入れるリレーを行っている。

 2、3号機の復水器は満水状態なので、もともと復水器内にある汚染度が低い水を、建屋外の「復水貯蔵タンク」にすべて移し替えて復水器を空にする。復水貯蔵タンク内の水は別の「圧力抑制室用貯水タンク」に移し替えて、それぞれ空き容量を確保する作業を28日に始めた。

 圧力抑制室用貯水タンクは各号機共用で、4号機の南にある2基は容量計6800トン、うち空き容量は約4千トンとみられる。2、3号機の貯蔵タンクを空にして、復水器に最大限の容量を確保する綱渡りの作業を続けている。

 一方、原子炉や使用済み燃料プールを冷やす注水作業は続いている。

 温度や圧力の上昇が懸念されている1号機の原子炉は、29日に一時300度を超えるなど不安定な状態が続く。2、3号機と比べ6割の出力しかなく、原子炉が小さいことから、「わずかな水量の違いで、温度や圧力が大きく変わることがある」という。

 また、3号機建屋の外で残留熱除去海水系配管の部品を取り外した際に、協力企業の作業員3人が配管にたまった水をかぶったものの、水をふきとった結果、放射性物質の付着はなかった、と発表した。 (引用終わり)

写真:エアフォートサービス社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タービン建屋内 汚染水 復旧の障害

2011-03-28 08:40:32 | 福島原発事故
原発事故 汚染水、復旧の障害に 復水器に回収も処理難題(産経新聞) - goo ニュース

福島第一原発のタービン建屋内に溜まった水で作業員3人が被爆して以来、1-4号機の建屋全てに水が溜まりその量が増えている様です。
今朝のTVニュースでは溜まり水とは呼べない1.5メートルにも達する建屋が有るようです。
そんな中で昨日27日にはその水の放射能濃度が1立方センチ辺り29億ベクレルととんでもない数値が発表されその後対象物質の間違えが元で計算間違えとの事で下方修正されましたがそれでも原子炉内の放射性物質の100倍以上にもなっているとか?!

余り技術論に渡る前に素人の疑問を一つ:
TVで専門家が入れ替わり立ち代り解説する「ヨウ素」の半減期は8日です。それはそれで安心するとして福島の野菜や東京の水に対する放射性物質の検査はどういう検査なのですかね?
野菜や水を「検体」と呼ぶとして「検査機器」はかなりな範囲?か数の放射性物質を検出できるのか? 単に「ヨウ素」がどの程度あるかを検出するのか疑問に思っているのです。
東電は「ヨウ素」を「セシウム」と取り違えたと釈明しています。「セシウム」も漏れているのですね。「セシウム」の半減期は30年だとか。

子どもの頃ビキニの被爆で聞いた「セシウム」は出ていますが「ストロンチューム90」なんて名前はしっかり覚えています。今朝のTVでは「コバルト」なんて物質の名前も出てきました。
地震発生後の「水素爆発」と「ベント(炉の圧力弁開放?)」で飛散したのが大量の「ヨウ素」とほんの少しの「セシウム」だと良いのですがね。
ともかく建屋内の放射能汚染水の処理は難問の様で福島原発の「低温停止」も予断を許せません。
爺婆はともかく乳幼児、幼児と未婚の若者たちへの放射能被爆が気になります。
福島原発の復旧工事の進捗を願っています。


産経新聞:
東京電力福島第1原発1~4号機の発電用タービン建屋の地下で、高濃度の放射能を帯びた水たまりが見つかった。汚染水の排水作業は難航し、原子炉冷却に向けた復旧作業の大きな障壁となっている。今後、回収した汚染水の処分にも困難が予想されるなど、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥(ゆきや)事務局長は「終わりまではまだ遠い」と指摘している。(大矢博之)

                   ◇

 「見たくないようなひどい数字だ」。原子力安全・保安院の幹部は、値の高さに顔をゆがめた。

 東電は2号機のタービン建屋地下で採取された水の放射能濃度が1立方センチ当たり29億ベクレルと保安院に報告。その後分析評価に誤りがあったとして再調査すると発表した。だが、放射能濃度が高いレベルにあることには変わりないとみられる。

 タービン建屋内の放射線量は水面、空気中ともに毎時1千ミリシーベルト以上が計測され、計測器の針は振り切れた。「再計測しようにも放射線量が高すぎ、現場にいられる時間が足りない」(東電)といい、実際はさらに高い可能性もある。

 タービン建屋には、原子炉の冷却システム復旧に欠かせない電源やポンプなどがあり、ここでの作業は避けられないが、3号機タービン建屋に入った作業員が被曝(ひばく)したように、汚染水が作業を阻んでいる。

 ■足りぬタンク

 汚染水は他のタービン建屋地下でも見つかった。1号機の排水作業では、汚染水をポンプでくみ上げ、「復水器」と呼ばれる装置に注入している。

 復水器の容量は1号機が1600立方メートルで、2~4号機が各3千立方メートル。復水器に残っていた水もあり、「すべての汚染水を復水器に入れるのは難しく、別タンクが必要になるかもしれない」(保安院)という。

 また、復水器に入れた汚染水の扱いも、今後の問題として浮上している。

 汚染水はフィルターで放射性物質を除去したり、蒸発させて量を減らしたうえで放射性廃棄物として処理することになるが、「これほど大量の汚染水を処理した経験はなく、どれだけ時間がかかるか見当もつかない」(東電)。

 京都大原子炉実験所の宇根崎博信教授(原子力基礎工学)も「汚染水には半減期が長い放射性物質が多く含まれ、処分は大変な困難を伴う」と指摘している。
(以下省略)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

20-30キロ圏 自主退避を呼びかけ

2011-03-26 06:40:44 | 福島原発事故
自主避難を呼び掛け=原発20~30キロ圏、社会生活困難―枝野官房長官(時事通信) - goo ニュース

昨日25日は東日本大震災が起きてから2週間です。
各地で黙祷が捧げられました。   合掌
その日枝野官房長官は福島第一原発から半径20-30キロ県内の屋内退避の住民に「自主退避」を呼びかけました。
理由は2つある様に思えます:
その1:すでに商流・物流が停滞して地域の方が生活物資を手に入れる事が困難
その2:福島原発事故の安定化が長引き(放射線量が増大し)避難指示を出す可能性も否定できない       

この地域の自主避難の方向は2-3日前から検討していると枝野官房長官は漏らしていましたのは知っています。
さて枝野氏の記者会見後、南相馬市の市長さんだと思いましたが「政府の決定に納得できない。これまでも(放射能で危険との風評被害で)食品もガソリンも地域に入ってこない。これでは生活が出来なくなると思い物流の支援をお願いしてきた。(それも具体化しないうちに)自主避難とは何だ? 放射能が危険なのか?」と怒っていらっしゃいました。
浜爺も全くその通りだと思います。
その1についてですが:
TVでの聞き取りですが「この地区(20-30キロ圏)には既に1万人程度しか残っていない」そうで、言い換えれば「逃げられる人は自主避難してしまっている」のが実情のようです。
浜爺が素人なりに考えれば「郡山市或いは福島市」までは物資が流通していると市長さんが語っていますから「自衛隊・警察・市町村職員」により物資の配給路を構成するのが筋なのだろうと思います。
それでも人員が足りなければそれこそ「(決死の)ボランティアー」を募ってでも生活物資の配給路を作る努力をするべきでした。
その上で「今となっては地域の1割?(分かりません)程度が広い地域に散在しているのでどう考えても配給制度は効率が良くないと証明して初めて許される判断ではないか?」と思うのです。

さてその2が含んでいる背景を勘ぐればぞっとします。
飯館村の南の一部は30キロ圏ですが残り部分はその圏外です・
その飯館村ですが野菜類や土壌から10キロ圏並みの放射能や放射性物質が検出されている様です。放射性物質は風や地形の影響で均等な円状に広がるもので無いそうです。
政府に飯館村が避難指示と判断するならその事を明白にした上、必要な処置を取る方が合理的と思うのですが。政府の本意はどうでしょう?

放射性物質の拡散が東京都と近県の飲料水におよび同野菜類原乳にも及んでいる現実なので政府への早急な批判は我慢して推移を見守る事にします。
心配のしすぎと笑える状態になる事を願っています。


時事通信:
 枝野幸男官房長官は25日午前の記者会見で、福島第1原子力発電所から半径20~30キロ圏内の屋内退避対象地域について「商業・物流に停滞が生じていて、屋内退避している人の生活を長期にわたり維持するのは困難な状況にある。こうした社会的要請から自主的に退避(避難)していただくことが望ましい」と述べ、圏内の住民に自主的な避難を呼び掛けた。また「放射線量が増大し、避難指示を出す可能性も否定できない」との見方を示した。

 同圏内では、自主避難者が既に多数に上り、今後も増加するとみられる。枝野長官は、屋内退避者への生活支援は続けるとしながらも、今後の避難指示を視野に、自主避難希望者には移動手段や受け入れ施設の確保などで全面的に支援する考えを表明。関係市町村との調整に入ったことも明らかにした。(引用終わり) 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島原発 作業員被爆!

2011-03-25 06:47:06 | 福島原発事故
保安院「作業のやり方十分ではなかった」 作業員被曝(朝日新聞) - goo ニュース

昨日24日昼頃福島第1原発で復旧作業中の作業員3名が被爆し、うち2人が病院に運ばれたそうです。
夕刻TVで熱傷の「他の場所での症例を映像で流しましたが酷い火傷ですね」
何とか適切な治療で回復する事をお祈りします。

さて福島原発の作業現場はどこであれ死と背中合わせの復旧作業だろうと思います。
昨日TVで見た原子力安全保安員の例の小父さんが「事故報告のメモを読み上げ終わり」
その後ポツリと「やらねばなりませんから」と個人の感想と思われる言葉を漏らしました。浜爺はこのセリフはまさに原子力安全保安院が上から(政府と経産省)から掛けられている圧力であり同時に彼(彼ら)が東電に加えているプレッシャーに間違いありません。
「やらねばならない」とは何が何でも(どんなに現場で犠牲がでても)「低温停止」なる状態に福島原発をさせるという事でしょう。
24日は前日からの黒煙立ち上りと朝の1号炉温度上昇で作業(予定)の遅れが大きくこの日は何としてでも作業の進捗を計りたいのが現場幹部の心だったでしょう。

この爺も若い頃産業戦士だった経験から言えば福島原発は:
お上(経産省)東電東電出入りの一次下請け(日立や東芝等)現地工場が雇用する二次三次下請け  という構造なんですよ。
実際にはもっと複雑だと思います。
そしてそのしわ寄せが作業員被爆事故になったわけです。
聞けば作業に先立って放射線の量の想定もされず、作業現場に15センチもある水溜りに短靴で入った様です。
素人の爺が事故を聞いて「何で長靴を履かないのか?」と「何で3人中2人が熱傷?」と思ったものです。
今朝のウェブニュースを読むと熱傷を負わなかった一人は「長靴を履いていた」事を知った。長靴がベーター線を防ぐのかどうか?爺は分からない。でも彼は重篤な状態に陥るのは避けられたのだろう。
どうして彼が長靴を履いていたのか? 運と不運なのだろうか?
東電は「作業手順は十分でなかった」と手抜きを認めたが実態は「孫請け作業員の二人や三人」という人命無視の地獄の現場でなかったか後日検証する必要がある。

諺にあるとおり「急がば回れ」だよ。
孫請けの作業員の安全を守ってこそ作業の効率が上がると現場幹部の頭を冷やす必要がある。もう一度「安全管理」を徹底して速やかに「低温停止」状態に復旧してください。


朝日新聞:
東京電力福島第一原子力発電所で24日、復旧作業中の作業員3人が被曝(ひばく)し、うち2人が病院に運ばれた。東電は、くるぶしまで水に漬かったために足の皮膚に放射線を浴び、やけどを負った可能性も否定できないとしている。

 2人は救急車で福島県立医大病院(福島市)に搬送された。自衛隊のテントや病院内で体の外側の放射性物質を取り除く「除染」を受け、専門医らの診察を受けた。

 吐き気など、全身に大量被曝した際に起きる急性放射線障害の症状はないが、水に漬かった部分には、局所的に高線量の放射線を浴びる「局所被曝」が起きた可能性がある。これは放射性物質に直接触れた場合などに起こる。

 東電は、水に浮いた汚染物質が足の皮膚に付着し、被曝による「ベータ線熱傷」が起きた可能性もあるとみる。ベータ線は放射線の一種。

 島崎修次・日本スキンバンクネットワーク理事長(救急医学)は「表皮よりも深い部分まで傷つく熱傷で、場合によっては皮膚移植などの治療が必要になる可能性もある」と指摘する。

 東電によると、23日には同じ場所の放射線量は毎時数ミリシーベルトで、床の水も少なかったため、24日は線量を測らずに作業を始めた。被曝線量が毎時20ミリシーベルトを超えると警報音が鳴るアラームを着けていた。警報音が鳴ったかどうかは不明。一緒に作業していたもう1人は長靴をはいていて汚染がなかったが、2人はくるぶしくらいまでの短靴だった。

 経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は24日の会見で、作業員が高線量の被曝をしたことを踏まえ、「作業のやり方は十分ではなかった」と述べ、特に施設内の水に注意が必要だと指摘した。

 東電によると、福島第一原発の事故で被曝線量が100ミリシーベルトを超えた作業員は累計17人になった。(引用終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京都の水道水からヨウ素

2011-03-24 08:45:16 | 福島原発事故
粉ミルク溶くのは控えて 妊婦は大丈夫 東京の水道水(朝日新聞) - goo ニュース

昨日23日午後東京都が金町浄水場の飲料水から「放射性ヨウ素が検出された」ので23区と多摩地区の5市を対象に「乳児に水道水を与えるのを控えるように」と呼びかけてから関係地区で乳幼児を持つ婦人が対応に困惑したり保育所が水の確保に苦慮している様子をTVの映像で流しています。

検出されたヨウ素は210ベクレル/キロは乳幼児に対する暫定基準値100ベクレル/キロを上回る。
安全側に軸足を置いて注意を促したものでしょう。
都と近隣5市は行政機能が生きているわけですから取り敢えず飲料水の配給所を設けるか
場所によっては無事な浄水上から給水車を出すしかないでしょうね。
妊婦・乳幼児・幼い子どもを持つ関係者は憂鬱な事です。
行政関係者は是非その手腕を見せて欲しいものです。
実はこの前に福島県5町村でも水道水からヨウ素が検出されているのです。
そちらはどう手当てされているのでしょう?

それとここ横浜ですが飲料水は「何でもないのか? 調べていないのか?」と思って水道局のHPを覗きました。目下ヨウ素は基準値以下です。何でもなければ東京の城西地区には給水車を出しやすい位置にあります。
大田区世田谷区目黒区辺りの保育園幼稚園と小学校等に給水車のピストン輸送を実施すれば随分と親心は落ち付くと素人の爺でも思いつくのですが。市長さん!是非検討してください。

それにつけても福島第1原発の「冷温停止」が鍵ですね。
今朝も白煙か水蒸気が上がっているようです。何か復旧に進展がある事を期待しています。作業員の皆さん 頑張ってください。


朝日新聞:
■赤ちゃんがいるのですが?

 東京都が23日、放射性ヨウ素が検出されたことを理由に、23区と多摩地区の5市を対象に、乳児に水道水を与えるのを控えるよう呼びかけた。乳児のいる家庭では、どうしたらいいのか。

 東京都が水道水を飲むのを控えるように求めている「乳児」は1歳未満のこどものことだ。一方、厚生労働省はミルクだけで栄養をとっているこどもは、年齢に関係なく水道水を控えるべき「乳児」ととらえている。離乳食も含め、食事ができるこどもなら、ミルクだけに栄養を頼っているわけではないからだ。

 今回、都の浄水場で検出された放射性ヨウ素は1キロあたり210ベクレル。厚生労働省が定める乳児の基準(1キロあたり100ベクレル)を上まわるので、乳児に飲ませたり、粉ミルクを溶くのに使ったりはしない方がよい。

 ミネラルウオーターは本来、ミルクには適さないが、やむを得ず使うならなるべくミネラル分が少ないもので代用した方がいい。粉ミルクは水道水などミネラルの少ない水で溶いたときに母乳に近くなるよう成分が調整されているからだ。都は乳児がいる家庭に対し、問題発覚以前にペットボトルに詰められた水道水を24日にも配布する計画だ。対象乳児の確認方法などは各区・市役所に対応を任せるとしている。

 ヨウ素は放射能が半分になる半減期が8日と短く、すべてが蓄積されるわけではない。とはいえ、大西武雄・奈良県立医科大特任教授(放射線生物学)によると、乳児は体内の細胞分裂が盛んなので、放射線の影響を大人よりも受けやすいとされる。

 ただ、今回検出された水の濃度は、DNA損傷量が測定できないくらい低いものだという。鈴木元・国際医療福祉大教授(被曝(ひばく)医療)も「現在の濃度なら、大量に飲まなければ心配する値ではない」と話す。 (以下省略)


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする