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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

コウナゴから規制値超えるセシウム

2011-04-06 07:31:32 | 福島原発事故
規制値超えるセシウム、コウナゴ漁自粛…茨城(読売新聞) - goo ニュース

昨日5日北茨城市の大津漁協が同市沖でとれたコウナゴから510ベクレルのセシウムが検出されたと発表。県の要請を受け各漁協は操業の自粛を決めたそうです。

このコウナゴは4日に取れたもの。話は戻りますが平潟漁協では1日にとれたコウナゴから4080ベクレルの放射性ヨウ素、その南の大津漁協のそれは1700ベクレルでした。
この時点では魚類に対する放射性物質の規制は決まっていなかったそうですが5日野菜類と同じ暫定規制値を使うと政府は決めました。5日のコウナゴはセシウム500ベクレル/Kgの規制値を越える事になったのですが1日のヨウ素の数値も気になります。(因みにヨウ素は2000ベクレル/Kgが規制値)
地図で漁協の場所を探すと「福島県の南境を越え茨城県に入って直ぐ北から平潟、大津と続いています」福島原発から50キロ?位は離れていますから海洋汚染は深刻です。
先月末までTVに出ていた学者先生は「海上に出たヨウ素は直ぐ拡散しますから“今すぐ影響はない”と言ってしました」素人が思うには「ものすごく大量のヨウ素がもれ少しは拡散するものの一部は海流その他の影響で単純には散らない様です。それと漏れでているのがヨウ素だけなのでしょうか? セシウムも漏れてるんですよね」心配です。
操業自粛を受けて地元の漁師さんが「地震の上に原発事故で踏んだり蹴ったり」と怒っていました。全くその通りです。
報道通り放射性ヨウ素の半減期は「8日だから直ちに健康に影響は無い」だと良いのですが。
そう単純な話でもないのでないかと複雑な気持ちです。
もう少し見守らないと安心できません。これが風評被害につながるのでしょうけど。


写真:漁業関係者(共同通信)

読売新聞:
茨城県北茨城市の大津漁協は5日、同市沖でとれたコウナゴから、魚類の暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を超える510ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

 これを受け、県は同日、県内の漁業関係者にコウナゴ漁の操業自粛を要請し、各漁協は当面の間、操業の自粛を決めた。

 大津漁協によると、このコウナゴは4日に大津港の沖合で捕獲したもの。北茨城市の平潟漁協では、1日にとれたコウナゴから4080ベクレルの放射性ヨウ素が検出されたが、同漁協の南に位置する大津漁協のコウナゴの放射性ヨウ素は1700ベクレルだった。

 操業自粛を受け入れた茨城沿海地区漁業協同組合連合会の小野勲副会長は「県内の漁船の大半はコウナゴやシラスをとる小型船。今はコウナゴが一番いい時期だから、死活問題だ」と語った。コウナゴは2月末から漁が始まり、4~5月に最盛期を迎える。同県の2008年のコウナゴの漁獲量は4222トンで全国6位。(引用終わり)

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福島原発 汚染水放出

2011-04-05 08:15:39 | 福島原発事故
汚染水1万トン超、海に放出…やむを得ない措置(読売新聞) - goo ニュース

昨日4日夜から福島第一原発では「比較的汚染度の低い水」を海に放出始めたそうです。

連日施設内で「汚染水」の漏れが続きその受け入れ容量が限界に来ていましたよね。
その限界を引き伸ばしていたのは「トレンチ」にあった亀裂から海中への漏洩を続けていたからですよね。

その漏れを止める為「高分子ポリマー」等を使って作業していましたよね。
漏れる経路を調べるのに「染料」を流すとか聞いていた中ですからビックリしました。
「汚染水」が流出していただけでも環境にひどい影響を与えているのに「その漏れ止め解決の目処が無い(?)」のに加えて「比較的汚染度の低い水」を放出するとは驚きです。大胆だなー!!

メガフロートはとも角小型タンカーに貯める程度の手は実現出来なかったのでしょうか?
日本では「三尺流れれば仏の水」との言葉が有る位で水の汚染には寛容です。
本当に漏れているのは「ヨウ素」と「セシウム」だけでしょうか?
今朝のTVでは学者がついに「ストロンチューム90」は恐ろしいと発言しました。これは浜爺が子どもの頃「第5福竜丸」災害の時聞いた放射能物質です。
どうやら水や土から放射性物質を検査するには「その物質に限って調べないと有無が判らない」とか。ストロンチューム90の検出には3週間掛かると語っていましたが、事故は3週間前に起きています。政府の偉いさんならその辺の指示は済んでおりもう結論が出る頃と思うのですが。 まさかこれから調べるのでしょうか? 
「安全?」と聞けば「安全と答える」それは枝野でしょうか? と言うブラックジョークが流行っているそうです。
妊婦、乳幼児、子ども達や若い男女は放射能後遺症に警戒が必要です。


読売新聞:
東京電力は4日午後7時過ぎ、福島第一原子力発電所で高い濃度の放射性物質を含む汚染水の貯蔵先を確保するため、低濃度の汚染水約1万1500トンの海への放出を始めた。

 5日間かけて流す。原子炉等規制法第64条にもとづく緊急措置で、経済産業省原子力安全・保安院は「危険を回避するためのやむを得ない措置」として了承した。東電は「健康への影響は小さい」としている。今回の事故で汚染水を意図的に海へ放出するのは初めて。

 放出するのは、4号機南側にある集中廃棄物処理施設内にたまった水約1万トンと、現在は冷温停止している5、6号機のタービン建屋周辺の地下水約1500トン。50メートルプール6~7個分に相当する。

 集中廃棄物処理施設にたまっている水の放射性ヨウ素131の濃度は、海水の濃度基準の157倍ほど。5、6号機周辺の地下水は海水と雨水が混ざったものとみられ、5号機が同40倍、6号機が同500倍。同10億倍の2号機タービン建屋の汚染水と比べ、放射性物質の濃度はずっと低い。今回、海に放出される計1万1500トンの汚染水に含まれる放射線の総量は2号機タービン建屋内の汚染水の9リットル分程度だ。
(引用終り)
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福島原発 汚染水流出減らず

2011-04-04 07:42:18 | 福島原発事故
新聞紙・おがくず投入も水流出減らず…福島原発(読売新聞) - goo ニュース

福島第一原発の排水溝付近で30日高濃度の放射性物質を含む汚染水が検出されていました
TVの学者さんは「海水で拡散するから直ちに問題ない」と力説していました。
でも浜爺は「海水に拡散して高濃度なのだから漏れ出ている付近ではもっと危険でないか?」とそれは「地下か設備のどこかから汚染水が漏れてるだろう」と思ってました。
それが何と「ピット」の壁にひび割れがあって漏れているのがわかったのですよね。

昨日3日からその箇所の水漏れを防ぐ為、「高分子吸水材」やおがくず、新聞紙などが投入されましたが効果は無かったようです。
残念です。次の手は何でしょうかね? 止めて欲しいものです。
止まったら次は循環式冷却水系を構築するようです。
漏れ止めの話の前は1万数千トンの汚染水の処理をするのにタンク容量が一杯になりそうでした。その話と循環水路の話はどうつながるのでしょう?
現場は混乱の極みでしょうが何とか状況を良い方に変えて欲しいものです。
お願いです。


写真:東電発表のもの(共同通信)

読売新聞:
 東京電力福島第一原子力発電所2号機の取水口近くから、高濃度の放射性物質を含む汚染水が海に流出し続けている問題で、東電は3日、汚染水の経路とみられる電源ケーブル用トンネルに高分子吸水材などを投入したが、流出は止まっていない。

 東電は4日朝にかけて、吸水材などをかくはんして流出阻止に向けた作業を続ける。

 汚染水は、電源用トンネルの海側の端にある立て坑近くの岸壁に開いた、約20センチの亀裂から漏れている。立て坑をコンクリートでふさぐ作業を2日に行ったが、流出を抑えられなかった。

 東電は3日午後、立て坑からタービン建屋方向に約二十数メートル離れた地点で、地表からトンネル天井部分のコンクリートを壊して穴を開け、高分子吸水材約8キロ、おがくず約60キロ、刻んだ新聞紙を投下した。

 しかし、流出量の減少はみられなかった。(引用終わり)

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福島原発 排水路 ヨウ素基準の3355倍

2011-03-31 07:27:15 | 福島原発事故
第一原発南側の海水、放射性ヨウ素基準の3355倍(朝日新聞) - goo ニュース

東京電力は昨日30日午後「福島第一原発の第1-4号機の排水溝先の海中から29日採取した海水から基準値の3355倍の濃度の放射性ヨウ素131を検出した」と発表した。
今朝31日のTVを見ていてもその原因と対策が立った様には見えない。

そもそも原子炉についても「東電は重大な損壊はない」としている様だが「原子力安全保安院は安全とは言い切れない」としています。
昨日も一寸書きましたが「ベント開放で飛び散ったかその後の原子炉関連からの放射性物質の漏れ」に冷却水が掛かりそれが地下にしみ込み或いはトレンチなる構造物に溜まる過程で海に漏れているのでしょうね。
「学者先生達はヨウ素もそしてセシウムも海水で希釈されるので直ちに危険は無い」とおっしゃっています。
役に立つ事を願っていますが昨日フランス最大の核燃料会社のCEOと技術者が数名来日しています。放射能汚染水の処理に長けている様で是非効果を挙げて欲しいものです。

さて昨日までは「タンカーに汚染水を回収」との話がありました。危険なので(大型船が現場の港湾に入るのが??)と沙汰止みでしょうか??
2000年以降日本はロシアのウラジオストック付近に「老朽原潜の原子炉解体後の放射能汚染水処理の施設すずらん(花言葉が清浄とか安全だそうです)を立ち上げた」そうです。処理能力は200トン/日 年間7000トン位で除染後の水は海の戻すとか。
そんなノウハウも日本のどこかは持っているのですね。
フランスでも日本でも良いですから「汚染水の垂れ流しに解決の目処をつけてください」
お願いします。
TVで見る学者さんの中で東大特任教授?諸葛(もろくづ)氏は「60年代は米ソ中が盛んに核実験をしたので当時日本を覆う放射物質は今の何倍もの濃度だった」だから今の基準値にあまり過敏に反応する必要はない--と爺には聞き取れました。
まあそう言えばそうかも知れないがもうじきお迎えが来るかもしれない老人はそれで済むだろうがね。

それに対し元原子力委員会メンバー?大学教授武田邦彦氏は「せっかく決めた基準値を直ちに危険が無いとの見解を元に基準値を上げて野菜や食品の流通を図る様な考えはいけない」と反対されていた。諸葛氏も今になって基準値を見直すのはとも角平素から論ずるべきだったーーとの会話を昨日ちらと見た。
心配のしすぎか? 転ばぬ先の杖か? 子どもの事を考えるとよくよく考えて行動する必要がある。


朝日新聞:
東京電力は30日、福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)1~4号機の放水口から南に約330メートルの海岸沿いで、29日午後に採取した海水から、原子炉等規制法が定める基準の3355倍にあたる濃度の放射性ヨウ素131を検出した、と発表した。また、30日午後5時56分ごろ、福島第二原発(同県楢葉町、富岡町)1号機のタービン建屋で煙が出ているのが見つかった。その約17分後に煙が消えたことが確認された。

 福島第一原発では、5、6号機の放水口から約30メートル北の地点でも、同日午後の海水から1263倍のヨウ素131を検出した。

 海水中のヨウ素131の濃度については、南側で25日に基準の1251倍を検出。26日には1851倍に上昇していたが、28日には28倍にまで低下していた。北側では27日に1150倍を検出したが、28日には666倍にまで下がっていた。29日に入って南北いずれでも濃度が急上昇した。ヨウ素131の放射能が半分になる半減期は、8日と短い。

 半減期が長いセシウムも高濃度で見つかった。東電によると、29日午後に採取した海水から、南側ではセシウム134も基準の520倍、セシウム137は352倍検出された。北側でもセシウム134は202倍、セシウム137が137倍の濃度だった。

 経済産業省原子力安全・保安院は、放射性物質を含むちりが海に流れたり、周辺に飛び散ったりするのを防ぐため、のり面工事などに使う粉じん防止剤の溶液を散水車でまき、固める実験を1~4号機の付近で31日から始める予定と発表した。

 原子力安全・保安院の西山英彦審議官は会見で「汚染水の海への流れ込みを避けなければならないが、潮流で拡散され、周辺住民にただちに影響はないと考えられる。早く原因を突き止め、食い止めることが重要だ」と述べた。(引用終わり)

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東電会長 実務に復帰?!!

2011-03-31 06:27:48 | 福島原発事故
福島第1原発1─4号機は廃炉不可避=東電会長(トムソンロイター) - goo ニュース

東電の清水社長が29日高血圧とめまいを訴えて入院だそうです。
同氏は福島原発事故が発生して間もなく16日頃からしばらく体調不良で入院していたとも伝えられています。
29日は奇しくも氏の68歳誕生日の様です。
事故の事態を深刻に考え連日寝られない夜だとしたら血圧が上がり脳梗塞や脳溢血の兆候が出てもおかしく。ありません。

さてこの事態に勝俣恒久会長(71歳)が記者会見し社長復帰まで実務を取り仕切るつもりの様です。
68歳が過労?で倒れたのに71歳で耐えられるのか? 入院の社長は直ぐ「福島原発事故の意思決定機関の長」から外し新しい人物を登用するのが勝俣会長の仕事でしょう!
仮に清水社長が数日で現場復帰したとしても「進退に国民の不信が集まった人の続投」を考えている辺りに勝俣氏の限界を感じます。
今は緊急事態ですから「東電の権力構造」からいえば5段階からそれ以上をすっ飛ばし50歳前出来れば45歳位の「人材を登用し対策本部長代行」の肩書きでも付けて対策に辣腕を振るう体制を作るべきだと思うのですよ。

それが出来ない所に国策会社の末裔である東電の東電たる所以が潜むのでしょうね。
凡人の続投で「日本の子どもたちの遺伝子の異常が出ない様くれぐれもお願いしておきます」


トムソンロイター:
[東京 30日 ロイター] 東京電力<9501.T>の勝俣恒久会長は30日午後、同社本店で記者会見し、深刻な状況が続く福島第1原子力発電所1─4号機について、「客観的に考えて廃炉にせざるを得ない」と述べた。

 同社が廃炉は不可避との認識を示すのは初めて。国内最悪の原発事故を受けて同社の国有化の可能性も取りざたされているが、勝俣会長は「民営で最大限、努力したい」と語った。

 廃炉費用について勝俣会長は「試算する状況ではない」と指摘。同原発の状況について「1─6号機まで一応の安定をみることができたが、1─4号機は残留熱除去など最終冷却を実現できていない。原子炉、格納容器、燃料棒の状況を正確に把握するのは難しい。最終的な安定にはかなり時間がかかる」などと説明した。

 同会長は、「放射性物質の大気や水質への拡散、農作物や飲料水への影響の拡大など大変な迷惑をかけており、心からお詫びする」と謝罪した上で、「国の支援をいただきながら原子力損害賠償制度に基づき誠意をもった賠償の準備を進めている」と述べた。今後、同社が債務超過に陥る可能性について勝俣会長は「損害賠償などがどう落ち着くのか重要な要素が未知だが、大変厳しい状況だ」と話した。 

 同社は手元流動性については三井住友銀行など主力銀行から総額2兆円の融資を受けたが、勝俣会長は「LNGなど燃料費や復旧費がかかり、いくらあっても足りない状況。政府と協議しながら資金不足に陥らないよう努力したい」と述べた。 

 勝俣会長は、同社の清水正孝社長が昨日入院したことについて、「そんなにかからないで戻り、指揮を執ることができる」と述べた。自身を含む経営陣の責任問題について「当面は今の事態をいかに安定させるのかが大事。そこに全力を投入することが私の最大の責務」と述べるにとどまった。(引用終わり)

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