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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

現地視察の総理に怒号

2011-04-21 16:56:03 | 福島原発事故
首相に怒号、避難所で「早く帰らせてくれ」(読売新聞) - goo ニュース

今日22日午前零時から「福島第一原発から半径20キロ圏内」を避難指示区域から「警戒区域」に設定し原則立ち入り禁止となった?様です。

これに先立ち菅首相は福島県庁で佐藤知事と会談。同趣旨を説明したようです。
佐藤知事は「住民の了解が前提」菅首相は「地元の話を最優先」と言ったそうですから
既に「実施」されていれば言葉だけです。そうですよね。実施の前日に首長と会談しているのでは「地元民の話」を聞いてる余裕はありません。

その後原発事故で避難している体育館を見舞いに訪れました。
そこでは「原発事故を抑えてくれ!」「早く家に帰らしてくれ!」との痛切な要望が出ました。
どうやら事前に会話する人(大熊町)が決まっていた様で(予定の時間30分?)会話後菅首相は葛尾村の方の居るコーナーを素通りし出口に向かいました。
その時(当然声が掛かると思っていた)葛尾村の避難民の方が(存在を無視されたと感じたのでしょう)激しく怒り「生活の困難と帰宅の要望さらにお孫さんの先行き」等を訴えました。
まあ菅首相にしては事前の打ち合わせと違っていた訳ですよね。
前回陸前高田市のつなみの避難所見舞いの時も「一体何をしに来たか?」との声と同じ事でした。やれる事は幾つでもあると思うのですがね!

菅首相は「行政府の長ですから具体的な行動を起こさなければいけません」地震と原発事故に対し「非常事態宣言」を出し「既存の法と常識」を逸脱しても今でも行うべきだと思います。
せめて「山の様な衣料や見舞金の10万円/人」位はお見舞いとして行っても怒る国民は居ないと思うのです。

さて「警戒区域」ですがその本旨は何でしょうね?
今までも「家畜の世話やその他の事情で現地に残っている方」が居るのですよね。
国はその様な「自立した自己責任で生活する人」を全力で支えなければいけません。
それと広域で住民不在の町が一瞬で出来たのですから「そこの財物」が盗難や破壊されないように管理する事も大切な仕事です。
簡単に考えれば「地域は警察その他の力で完全に出入りを封鎖し地元に籍がある人だけ出入りを認めれば良い話です」
昨日のTVニュースでも「地元の方が封鎖の前に運べるものは全て」との思いで道路渋滞を起こしていました。
これを見ても「法の規制と実行まで時間が無い事が明白です」

放射能の危険回避と市民の財産を守る立場と自立して生きる市民の支援と三本立てで非常事態を克服して欲しいものです。
ここでも「原発事故の低温安定」が望まれます。


読売新聞:
菅首相は21日、福島県の佐藤雄平知事と会談後、福島第一原発周辺の住民らが避難する同県田村市の市総合体育館を訪れた。
菅首相が姿を現すと、約50人の避難者からは「早く原発を抑えてくれ」「早く、うちへ帰らせてくれ」と怒号が上がった。

 避難住民の一人、同県葛尾村の東海林みゆきさん(51)は、菅首相の去り際に「早く家に帰らせて」と窮状を訴えた。首相は「全力を尽くします」と応じたという。東海林さんは「どんな思いで生活しているか、わかってほしかった」と声を詰まらせた。
(引用終わり)
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つくば市 転入者に放射能検査の証明要求

2011-04-20 07:12:06 | 福島原発事故
転入者に放射線検査の証明要求 「勘違い」つくば市謝罪(朝日新聞) - goo ニュース

つくば市の職員が福島県などからの転入者に「放射能検査を受けた証明書」の提出を求めていた事が判りました。
既に3月17日には「市民課」が6ヶ所の窓口(住民票管理の窓口か?)に文書で通知したそうです。

市はこの文書「転入者の健康確認の為検査を任意で受けるよう呼びかけ」だと釈明しています。
この通知を窓口センターの一部?職員が「証明書の提出を転入の条件」と勘違いして転入者に提示を求め今月11日に抗議が起こって問題が発覚したものです。

19日の市長の記者会見も概ね上記の趣旨でした。
さて本当に「市民課」の親心を窓口センターが誤解したのでしょうか?
浜爺には市長の釈明は心に響きません。
「放射能はうつる」との迷信が市の職員レベルに共有されている結果でないかと疑います?

つくば市は科学技術立国の礎となる科学・技術学園都市がうたい文句でなかったかしら?
わははは!
本当は笑い事でありません。

先週も福島から船橋市に転校した小学生兄弟が「放射能がうつる」と囃され福島に引き上げてしまいました。
他にも「福島からの人」はホテルや旅館が予約を受けなかったり駐車場で「福島ナンバーの車」が嫌がらせを受けたなど等「迷信が元」の差別を受けています。

古舘さんやみのさんがTVで声高に怒って居ますが「この手の偏見」も根気良く正して行かないと直りません。
「こころは一つ」も「一つのチーム」もスローガンとして結構ですが「人は自分本位なものです!」の面を見据えて取り組んで行く局面になって来ました。
その為にも「福島原発の低温停止」が待たれます。原発現場の皆さん頑張ってください。
お願いします。






朝日新聞:
 茨城県つくば市の一部の職員が、福島第一原子力発電所の事故後に福島県などから避難してきた転入者の一部に、スクリーニング(放射線検査)を受けた証明書の提示を求めていたことがわかった。

 同市はそうした定めは設けておらず、職員の勘違いだったという。転入者から抗議を受けた市は「不適切な対応があった」として、誤った対応をしないよう職員に指示した。

 同市では、福島第一原発で大規模な水素爆発があった3月14日以降、福島県などから一時は約600人が避難してきた。避難所に入る際には任意でスクリーニングを受けるよう呼びかけ、受けた人には、異常がないことを示す証明書を配布した。転入希望者についても17日、健康確認のため保健所で任意で検査を受けるよう呼びかけることを市民課が5カ所の窓口センターに文書で通知した。

 検査の実施や異状の有無は転入者の受け入れと一切関係ないが、市の説明によると、窓口センターの一部の職員が証明書を転入の条件と勘違いし、転入者に提示を求めたという。今月11日に仙台市から転入を希望した男性から抗議を受け、発覚。男性の転入届も受け付けたという。

 茨城県は3月17日、県内の市町村長に対して、県外からの避難者へのスクリーニングは不要との通知を出している。

 同市の市原健一市長は4月19日の会見で、「避難者や市民に不安を抱かせないために検査を紹介したが、一部の対応が誤解を生んだことは心から申し訳なく思う」と陳謝。市内の公務員宿舎などを被災者に提供する計画もあるため、「今後も最大限、被災者を受け入れたいと思っている」と話した。

 19日の記者会見でこの問題を問われた枝野幸男官房長官は「明らかに過剰な反応だ。原発周辺地域をはじめ福島の皆さんは避難を余儀なくされ、風評被害も受けて苦労している。温かく受けいれていただきたい」と述べた。
(引用終わり)
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福島原発事故 「レベル7」に引き上げ

2011-04-13 07:42:50 | 福島原発事故
福島原発事故、最悪「レベル7」 チェルノブイリ級に(朝日新聞) - goo ニュース

昨日12日は朝から余震と見られる地震が次々と起きてTVやラジオでは地震速報を1時間おき位に流していて落ち着きませんでした。
横浜ではその内の1個だけが家が激しく揺れただけで済みました。
そんな中で福島第一原発の事故について昼前:
原子力安全・保安院と原子力委員会は国際的な事故尺度で
「深刻な事故」とされるレベル7に引き上げました。
これは原子力史上最悪と言われた「チェルノブイリ原発事故」に匹敵するそうです。

もっとも昨日俄かにそうなった訳ではなく3月18日にレベル5とした後、放出された放射性物質の総量を推定した所、37-63万テラベクレル(或いは漢字で書けば京ベクレル)となりレベル7に相当するとの事らしい。
京と呼ぶ単位が生活関連で出たのは「リーマンショック」の際、デリバテブ取引が不履行になり「数京ドルの損失がでた」との予測以来ですよ。
とにかく途轍もない量というか単位です。

「ヨウ素」換算だそうですからその他セシウム、ストロンチューム、コバルトひょっとしたらプルトニュームも漏れているのでないか? との疑念は晴れません。
排水溝から漏れたりそして海に放出した1万トン以上の「低レベル汚染水」も海水で拡散するどころか今でも「コウナゴ」から500ベクレル/kg以上のヨウ素が検出されるのでは:
「福島基準」でレベル8なんて悪名を蒙るかもしれない。
何と言っても事故後一月たっても「低温停止」の状態にならないのですからね。

今朝も「みのさんの朝ズバッ!」で諸葛先生が「広島長崎が立派に復興している」と力説されていました。浜爺も最後はそうなると思います。でも学者ならその影で「どの様な放射線による後遺症が起きてどうなっているのか?」語らないといけません。

保安院は「チェルノブイリ」と違う(軽い)と強弁していますがそうなるでしょうか?
今までは国際社会も応援してくれていましたがこれからはもっと真剣に対応しないと国際社会の鼻つまみにならないか気になります。


朝日新聞:
 福島第一原発の事故について、経済産業省原子力安全・保安院と原子力安全委員会は、これまでに放出された放射性物質が大量かつ広範にわたるとして、国際的な事故評価尺度(INES)で「深刻な事故」とされるレベル7に引き上げた。原子力史上最悪の1986年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故に匹敵する。放射性物質の外部への放出量は1けた小さいという。12日午前に発表した。

 保安院は3月11日の事故直後、暫定評価でレベル4としていた。放射性物質が原子力施設外に放出されるような事故はレベル4になり、それ以上は、外部に放出された放射性物質の量でレベルが決まってくる。

 18日に79年の米スリーマイル島原発事故に匹敵するレベル5に引き上げた。レベル5は放射性ヨウ素に換算して数百~数千テラベクレル(テラは1兆倍)の放出が基準だ。その後、放出された放射性物質の総量を推定したところ、放射性ヨウ素換算で37万~63万テラベクレルになった。INESの評価のレベル7にあたる数万テラベクレル以上に相当した。東京電力によると、全放射能量の1%程度にあたるという。福島第一原発では今でも外部への放出は続いている。

 チェルノブイリ事故では爆発と火災が長引き、放射性物質が広範囲に広がり世界的な汚染につながった。実際の放出量は520万テラベクレルとされている。福島第一原発の事故での放出量はその1割程度だが重大な外部放出と評価した。評価結果は国際原子力機関(IAEA)に報告した。

 福島第一原発では、原子炉格納容器の圧力を逃がすため放射性物質を含む水蒸気を大気中に放出した。さらに地震後に冷却水が失われ核燃料が露出して生じたとみられる水素によって、1、3号機では原子炉建屋が爆発して壊れた。

 2号機の格納容器につながる圧力抑制室付近でも爆発が起こったほか、4号機の使用済み燃料貯蔵プールでの火災などが原因で放射性物質が大量に放出されたと見られている。内閣府の広瀬研吉参与(原子力安全委担当)は「3月15~16日に2号機の爆発で相当量の放出があった。現段階は少なくなっていると思う」と話した。

 東京電力原子力・立地本部の松本純一本部長代理は会見で「放出は現在も完全に止まっておらず、放出量がチェルノブイリに迫ったり超えたりする懸念もあると考えている」と話した。

 ただ、原発周辺や敷地の放射線量の測定結果は3月15~21日に非常に高い値を示していたものの、その後低下している。4月10日に非公開で開かれた安全委の臨時会で保安院の黒木慎一審議官は「最悪の事態は今は脱した」と報告している。
(引用終わり)
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千葉県産の魚にも値付かず!

2011-04-07 08:24:59 | 福島原発事故
千葉県産の魚にも値つかず 農水省、風評被害排除へ通知(朝日新聞) - goo ニュース

5日の朝茨城県はさき漁協の船が銚子漁協に獲物を揚げ様とした所、市場側に断られた(?)事について6日農水省は「不公平な取り扱いをしないよう」に是正の指導を千葉県に伝えたそうです。
市場の声を伝える話では漁船側と話し合いの結果との話もあります。

今が平常時であれば農水省の対応も正しい面があります。
しかし数日前から茨城沖でとれたコオナゴにヨウ素とかセシウムが規制値以上検知された事実と考え合わせると浜爺の気持ちは微妙です。
「拡散してしまうから当面問題は無い」と学者を使って広報しまくった「流出口前のはるか沖合いで取れた小魚に放射性物質がついているのです」から今は緊急時と思うのですよ。加えて4日夜から東電と政府は1万トン以上の「低濃度汚染水」を海にぶちまけていたのですよ。
魚を獲った漁船も気の毒ですが銚子の市場関係者に風評被害を避けるとの「建前の是正」を決めた農水省に「それで次は?」と思ってしまうのです。

7日朝の報道によれば6日の全国市場における千葉県産の魚介類は極端な安値かほとんど値が付かない状態であったとか(下段にコピペ)
正に風評被害ですが「これが市場の正常な反応」と見る事も出来ます。
又茨城県の主な11漁協のうち7漁協は漁を取りやめたとか。水揚げした漁獲にほとんど値が付かないからです。これでは出漁しても経費が出ません。

農水省は当面茨城と千葉の「漁師と市場関係者の救済に全力を上げる」のが正しい働きと思うのですがはて?!どうなるでしょう。
似ている発想に総務省が浦安市に県会議員選挙をするよう千葉県に指導しています。
これは間もなく結論が出ます。どちらの対応が正しいでしょうか?

魚の方は「汚染水の行方」をもう少し見守らないといけないでしょうね。


朝日新聞:
全国各地の魚市場で6日、千葉県産の魚介類に値が付かなかったり極端な安値がついたりする例が相次いだことが農林水産省の調査でわかった。隣接する茨城県沖でとられたイカナゴ(コウナゴ)から国の基準を超える放射性物質が検出された影響とされる。同省は風評被害が広範囲に生じているとみており、全都道府県や各市場団体に適正な取引を求める通知を出した。

 一方、茨城県に11ある主要漁協のうち7漁協は同日、イカナゴだけでなくすべての漁を当面、取りやめることを決めた。この日、一部の漁協が市場に水揚げしたイカナゴ以外の魚介類もほとんど買い手がつかなかったという。
(以下省略)

茨城漁船の水揚げ拒否「違法」と
(読売新聞) 2011年04月06日 18時42分
 茨城県沖でとれたコウナゴから放射性物質が検出された影響で、茨城県神栖市のはさき漁協所属の漁船が5日朝、千葉県銚子市漁協の市場に水揚げできなかった問題で、農林水産省は6日、同市場の対応は、利用者に対し不当に差別的な取り扱いをしてはならないとする卸売市場法違反にあたる恐れがあるとして、市場を監督する千葉県に指導を行うよう通知したと発表した。

 同省は「風評被害を招かないように対応する」としている。(引用終わり)




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高濃度汚染水 海への流出止まる!?

2011-04-06 08:40:37 | 福島原発事故
高濃度放射能汚染水、海への流出止まる 福島第一2号機(朝日新聞) - goo ニュース

今朝6日TVを見ていると東電が「高濃度の放射性汚染水が同日午前5時38分、止まった」と発表したと報じた。
例の「ピット」と呼ばれている付近の漏れ止めに効果が出たのでしょうね。

でも疑問は直ぐに湧いてきます。
その1:高濃度放射能汚染水の漏れてる場所はここだけか?
その2:止まれば高濃度放射能汚染水の収容場所が必要(まあその為に低濃度汚染水を1万トンを海に放出しているのだけど)やがて満杯になる。
その3:これまでに漏れ出た高濃度放射性汚染水は?
    今朝のTVで学者さんが漏れは6L/秒位だそうです。そうすると
6L/秒X60/分当りX60/時間当りX24/日当り=518.4キロリットル
仮に20日間漏れていたとして518.4X20=10368キロリットルですよ。

これが排水溝付近で検出されていた高濃度のヨウ素やセシウムの元ですよね。
その他の放射性物質も出ている筈ですが調べない?ので判りません。

月初めには茨城県北の漁協でヨウ素やセシウムが暫定基準値以上付着したコオナゴが見つかりました。原発から50キロメートルも離れています。
「拡散してしまうので“直ちに健康に影響は無い”と言っていた学者は恥じるべきでしょうね。もっとも今月に入ってからTV各局はゲストの学者を替えていますからそれが一つの評価かも知れません。しかしTV局もご都合主義といえば言えます。
「水に流して御免なさい」で済むか深刻な後遺症がでるか?
しっかり見守らないと何とも言えません。複雑な気持ちです。


朝日新聞:
東京電力は6日、東京電力福島第一原発2号機の取水口付近の作業用の穴(ピット)から海に漏れ出ていた高濃度の放射能汚染水が同日午前5時38分、止まったと発表した。

 東電は5日午後、流出しているピットの下に、砕石層をガラス状に固める薬剤を入れる止水工事をした。工事後に、海への流出量はやや減っていた。
(引用終わり)
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