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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

平田オリザ氏 マッチポンプ?!

2011-05-19 08:01:05 | 福島原発事故
平田オリザ氏、汚染水放出巡る発言を撤回し謝罪(読売新聞) - goo ニュース

17日平田オリザ氏がソウルで「4月の福島第一原発の低濃度汚染水の放出は米国からの強い要請」とする発言を聞いた時、妙に納得できて「やはりそうだったのか!」なんて思った浜爺でした。
平田氏は劇作家で鳩山内閣で所信表明の原稿に手を入れる(代筆?)仕事で内閣官房参与になった方ですよ。

ところが翌18日枝野官房長官そして細野補佐官も「米国関与」を否定するとあっさり所属劇団を通じて「発言を撤回して謝罪」したそうです。

発言が事実だとしたらよほどの圧力が掛かったのでしょう。でも発言を否定して謝罪したのですから官房参与は辞職しないといけないでしょね。
仮にその様な話を耳にする事が出来たとしても「放出から1ヶ月以上も経ち今ソウルに出掛けて発言する程“単純な内容でない”と思います。
よほど韓国人に謝罪したい気持ちが強い方なのですかね??

事実でないとするならば「わざわざ外国に出掛けて日本の過失を米国のせいにする」発言はその神経を疑う所です。
平田氏が日本で発言を否定しても17日ソウルで語った話は既に「米国要請説として一人歩き」しているでしょうからね。

30年経たなくても平田氏の発言が「事実かどうか」判るでしょう。
4月13日にも松本健一内閣官房参与が「原発周辺は20~30年住めない」と首相が発言したように発言し直後に発言を取り消しした事がありました。
発言は慎重にそしてその結果はせめて「職を賭すか辞職して民間人になってから」程度の配慮をしないと疑念を起こすばかりで警鐘となりません。
次は誰がどんな話で「マッチポンプ」を起こすでしょう?
骨のある発言をして欲しいものです。


写真:共同通信

読売新聞:
内閣官房参与で劇作家の平田オリザ氏は18日、東京電力が4月に福島第一原子力発電所から低濃度の放射性物質を含む汚染水を海に放出したことについて、「米政府からの強い要請で(海に)流れた」とソウルで述べた自らの発言について、所属団体を通じ、「私の発言が混乱を呼び、関係各位にご迷惑をおかけしました。当該の事実関係について知りうる立場にありません。撤回して謝罪します」とする談話を出した。
(引用終わり)
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福島第一原発 工程表改定

2011-05-18 07:47:43 | 福島原発事故
原発「5~8カ月で収束」目標は維持 東電が工程表改訂(朝日新聞) - goo ニュース

昨日17日の夕刻東電の副社長が「工程表の見直し」について記者会見していました。
何と何と「今後5~8ヶ月以内に事故を収束させる」との当初の目標を維持するそうです。

先週12日一番安定している1号機の炉心融解を(しぶしぶ)認めていました。その後と2-3号機も同様の状態でないかと言われています。
しかし事故の直後中村審議官は「メルトダウンの可能性が高い」とはっきり発言していました。その翌日「誰の判断でしょうか? 例のかつら頭の西山審議官に保安院のスポークスマンが替わりました」
当然の事ですが「メルトダウン」なんて国民の恐怖を煽ってはいけないとの情報操作だったのでしょう。
しかしその時点で一部在野の諸賢からも「メルトダウン」を指摘していましたが大勢にはなりませんでした。

素人考えですが「一番安定していて水棺処理が行われる」1号機が「炉心融解」と「格納容器からも冷却水のジャージャー漏れ」が判って冷却方法の変更をしなければいけないのに「収束(低温安定化)の目標を伸ばさなくて済むのでしょうか?」
武藤副社長は記者からも「メルトダウンしているのに?」と記者から浜爺と同様な疑問を呈されると「メルトダウンの定義云々は」と遁辞を弄しました。
帝国陸軍が「敗戦を転進と言い換えして現実を糊塗した」姿がダブりましたよ。
一部マスコミのコメンテーターが9ヶ月以内に収束(先月発表時)は日本政府の国際的コミットメント(固い約束)だからと言ってる位ですから「見直しの結果、収束目標を伸ばし辛い」気持ちはわかりますがね。

あと数ヶ月で「うそか真かわかります」
別な見方をすれば「炉心融解」は折込済みで「裏工程表」には変更が無いとのタフな仕掛けかもしれません?
「東電屋そちも悪よのー」「いや保安院様ほどには」なんて 

最後に「約束を守れなくて御免なさい」では困るのでしっかり工程管理をして下さい。
見守り続けます。


写真:武藤副社長(共同通信)

朝日新聞:
東日本大震災で被災し爆発事故を起こした福島第一原子力発電所について、東京電力は17日、1カ月前に示した事故の収束のための工程表の改訂版を示した。この間、新たに炉の損傷や冷却水の漏れが相次いで見つかったが、当初示した7月までに原子炉を安定的に冷やし、今後5~8カ月以内に事故を収束させるという目標は維持する。

 新たに示した工程表で、原子炉を冷やすため、タービン建屋や原子炉建屋にたまった水を原子炉に戻し冷却に使う「循環注水冷却」という新たな方法を優先的に採り入れることにした。

 工程表では、2カ月以内に安定的に原子炉を冷やす「ステップ1」で準備し、その後3~6カ月以内と想定する「ステップ2」で、原子炉の水を100度未満にする冷温停止状態を達成する方針。東電は、装置の設置については早ければ6月にも完成できるという。

 これまでは、格納容器を水で満たす冠水や、熱交換器の設置によって、原子炉を冷やすとしていた。

 だが、1号機はメルトダウンを起こし、格納容器の破損で水をためられなくなったため、冠水の実施は難しいと判断。2、3号機も同じ状態になっている可能性があり、冠水措置は後回しにするか、冷温停止ができれば実施しない。

 現在、1~4号機のタービン建屋には8万7500トン、1号機の原子炉建屋には3千トンのたまり水がある。2、3号機の原子炉建屋にも水がたまっている可能性が高い。1~3号機は燃料を冷やすため、毎日500トンの水をそれぞれの原子炉に入れ続けている。

 汚染水は現在処理できずに、ためるほかなく増え続けている。循環注水冷却の採用で汚染水をこれ以上増やさないようにする。

 汚染水は冷却用に使うほか、仏アレバ、米キュリオンが6月中に設置する放射能汚染処理施設を活用、年内にすべて処理する計画。

 また、今回新たに地下水の汚染拡大防止策と余震対策を盛り込んだ。地下水が海に流出するのを防ぐために、海岸近くに地下水の遮蔽(しゃへい)壁を設ける。余震対策もステップ1で4号機の使用済み燃料プールの耐震補強工事を終え、ステップ2では新たに1~3号機の耐震補強工事も実施する。

 菅政権の原子力災害対策本部も17日、事故原因の検証を始めるとし、原発敷地外の放射線監視も工程表に盛り込んだ。(引用終わり)

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計画避難まず12世帯

2011-05-15 07:29:12 | 福島原発事故
計画避難まず12世帯 福島、15日から飯舘村と川俣町(朝日新聞) - goo ニュース

「福島第一原発事故」で「計画避難地区」に指定された福島県の五市町村のうち飯館村と川俣村で今日15日12世帯が移動を開始する見込みだそうです。
各市町村とも自主的な避難が進み対象住民約1万人のうち5千人前後が区域外にうつっているそうです。
という事は残っている方の多くは「牛や馬を飼っている」とか「畑や田んぼで農作物を作っている」或いは「物作りをしている」為、移るに移れない事情を抱えているだろうと推察されます。
今日までに「福島第一原発事故の安定化」に少しでも見通しが立てば「もう少し様子を見て」との心情になりますが「1号機メルトダウン」が明らかになった今、決断の時になったのでしょうね。

当面は乳幼児や妊産婦の居る家庭からとは「極めて妥当な判断」ですがその後は辛いですよね。
牧場や農家の方は移動した場所で新しいそれ向きの土地が無ければ技術が生かされないのですからね。又その為の費用をどうするかという難しい問題もあります。
この点では「20キロ圏内」の方と同じ立場ですがね。

浜爺の「復興構想」では土地建物は「固定資産税評価額」程度で買取、営業補償、ローンの10年棚上げなど「徳政令的政策」が必要と思います。それには50兆円以上の財源が必要です。
もちろんこの枠組みは「つなみ被災地にも適用します」
是非「国の外貨準備1兆ドル(90兆円位)」を日銀に差し入れ「無利子の復興国債」を200兆円くらい出しましょう。
みんなで大きな絵を描く手伝いをしましょう。


朝日新聞:
 東京電力福島第一原子力発電所の事故で「計画的避難区域」に指定された福島県の5市町村のうち飯舘村と川俣町で15日、自治体があっせんする住宅への計画避難が始まる。まず12世帯が移動する見込み。

 各市町村とも自主的な避難が進み、対象住民約1万人のうちすでに5千人前後が区域外に移っている。自治体による計画避難が始まることで、住民の移動が加速する。

 計画的避難区域は、立ち入りが禁じられている原発から半径20キロ以内の「警戒区域」の外側で、年間の累積放射線量が20ミリシーベルトに達する恐れがあるとされる地域。飯舘村の全域と川俣町の山木屋地区、南相馬市の一部と浪江町、葛尾村の警戒区域を除く地域が対象。

 飯舘村では住民約6200人のうち2千人余がすでに自主避難。村があっせんする避難先は1014戸用意されており、健康リスクの高い乳幼児や妊産婦のいる家庭から順に避難を進める。15日は4世帯32人が福島市内の公務員住宅へ移る予定。

 川俣町山木屋地区は約1250人が対象。15日は8世帯約50人が町内の町営住宅などに入る予定だ。 (引用終わり)

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福島原発1号機 炉心溶解?!

2011-05-13 07:52:29 | 福島原発事故
核燃料の大半溶け圧力容器に穴 1号機、冷却に影響も(朝日新聞) - goo ニュース

昨日12日夕刻TVニュースを見ていると東電が「福島原発1号機の炉心が溶けて底に溜まり穴が開き水漏れが起きている」旨の発表をしていました。
これを受けて保安院の西山先生も「メルトダウンの可能性を否定しない」と官僚用語を使いました。
要するに「炉心溶解(メルトダウン)」が起きていた様です。

うろ覚えですがこの1号機は4機の中では一番損傷が軽い?とかで「水棺処理(水浸しにしてしまう)」を目標としていた筈ですよね?!
日々送水の量を6トンからXトンに増やすとか減らすとかえらい量の水を炉に送り込んでいたのでしょう?
朝のTVニュースショーでは3千トンとかの汚染水が構内のどこか或いは海水中に漏れ出ている様です。

東電側は「既に知っていて情報を小出ししているのか?」「全くメルトダウンに気づかなかったのか?」どちらにしてもお粗末な話です。

これでは様々に言われているもっと危険な2-4号機はどうなってゆくのか益々気になります。
昨日も書いたけど南足柄市の茶葉からセシウムが検出されるし三号機のピットからは高濃度の汚染水がジャカジャカ漏れしています。原発とその周辺の土地と海は猛烈に汚染されているのでないかと気が気でありません。何が本当なのでしょうか?
ブログの尊友(尊敬する人)スナッチャーさまが「3月11日の記者会見で保安院の前担当がメルトダウンの可能性に言及した途端、西山氏に更迭された事を指摘」されていました。そうでしたね。思い出しました。本当は知っていたのでしょうね!!

何とも落ち着きません。
しばらくは見守るしかありません。


朝日新聞:
東京電力は12日、東日本大震災で爆発事故を起こした福島第一原発1号機の核燃料が溶けて原子炉圧力容器の底にたまって穴が開き、水が漏れていることを明らかにした。燃料を冷やすために入れている水が圧力容器の2割以下しかたまっていなかった。溶けた燃料が格納容器に漏れ出ている可能性も否定できないとしており、今後の原子炉の冷却作業は大幅に遅れる見通しだ。

 東電はこれまで、1号機の原子炉の核燃料の損傷度を55%とし、燃料を覆う被覆管が損傷して燃料の一部が溶けているが、燃料集合体としての形は維持していると説明していた。燃料が溶けて本来の形を維持していない状態と認めたのは初めて。

 1号機では現在、原子炉を冷やすため、燃料の上部まで格納容器を冠水させる作業をしている。格納容器の水を外付けの冷却装置につないで循環させて冷やす予定だが、溶けた燃料が格納容器に漏れ出ているなら、超高濃度に汚染された水を循環させることになり、漏れがあれば汚染が広がる危険がある。

 東電は今回、圧力容器の水位計を修理して、改めて測定したところ、値が出なかった。測定限界である原子炉底部から約4メートルの位置より下に水位があり、燃料が通常ある場所より下にあることを意味する。

 圧力容器は高さ20メートルで容積360立方メートル。現在は毎時8トンのペースで、これまで1万立方メートル以上注水したが、容器の2割程度以下しかたまっていない計算だ。

 東電によると、溶けた燃料が圧力容器の底に落下、その熱で制御棒を動かす棒を入れる管の溶接部などに亀裂が入り、圧力容器の底から大量の水が漏れている可能性があり、3千トンの水が行方不明になっている。

 東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「実際には燃料は形状を保っておらず、大半が溶けて底にたまっているとみられる。底にわずかにたまった水で燃料が冷やされていると考えられる」と説明。また、「核燃料が圧力容器の外に漏れているとは考えていないが、可能性は否定できない」とも話した。

 燃料が溶け、格納容器の損傷の可能性も高いことから、東電では、注水量の変更など作業の見直しをすることにしている。

 また、経済産業省原子力安全・保安院も、燃料が溶けて圧力容器の底にたまる「メルトダウン」が1号機で起きた可能性が否定できないとしている。(引用終わり)
コメント (2)
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南足柄市で茶葉からセシウム

2011-05-12 06:41:36 | 福島原発事故
南足柄の茶葉から規制超セシウム、出荷自粛要請(読売新聞) - goo ニュース

昨日11日南足柄市の生茶葉から規制値を越えるセシウムが検出されたそうです。

南足柄市は箱根の北側に位置しています。浜爺の住んでいる横浜からさらの西へ50キロほど行った所なのです。
神奈川県は「原因は福島第一原発事故の影響以外考えにくい」としています。
平素何かと意見の合わない浜爺と老妻ですがこのニュースを聞いて「福島原発のせいだ!」と直ちに合意しました。

検出された放射性セシウムは暫定基準値の500ミリベクレル/キログラムに対し1回目550ベクレル2回目が570ベクレルと上回ったそうです。
まあ素人考えですが「製品になる過程でセシウムが減るでしょうから“当面健康に影響ない程度”でしょうが気色悪いですね」
県は「商品の回収と新たな出荷の自粛を要請」したそうですからせっかくの新茶を作った生産者はとんだ迷惑です。

浜爺のもう一つの心配は「福島原発の放射能(だとして)」ざっと250キロもある地区にまで拡散したとしたらどれだけ放射能が出たのだろうかと改めて思い至った事です。
別件ですが同じ昨日福島第一原発三号機から海水中に基準値の1万数千倍という放射性セシウムが流出していたとか。
福島原発が安定化しないと「頭と心の一部がいつも警戒モードで落ち着きません」
話は戻るのですが神奈川の西端でこの騒ぎですから「福島県内」はもっと大変な状態でないかと心配してしまいます。余計な心配で済む事を願っています。


読売新聞:
 神奈川県は11日、南足柄市の茶畑で採取した生茶葉から、厚生労働省の暫定規制値を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。

 同省によると、茶葉から規制値を超える同セシウムが検出されたのは全国で初めて。同省監視安全課は「福島第一原発事故の影響以外、原因は考えにくい」としている。

 県によると、9日に採取した茶葉を都内の民間機関で検査した結果、放射性セシウム134と同137の合計値が1回目に550ベクレル、2回目に570ベクレル検出され、ともに暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を上回った。

 県は健康への影響について、「早急に専門家の見解を求めたい」としている。

 神奈川県内では17市町村で茶葉を生産し、「県農協茶業センター」(山北町)を通じて直売所などで販売している。県は11日、同センターなどに、すべての商品の回収や新規出荷の自粛を要請した。残る16市町村の茶葉についても検査を始めた。
(引用終わり)
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