goo blog サービス終了のお知らせ 

王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

玄海町長 玄海原発 再開容認

2011-07-05 09:12:16 | 福島原発事故
町長、玄海原発の再開容認伝える 九電に「テロ対策を」(朝日新聞) - goo ニュース

昨日4日玄海町の岸本町長が玄海原発の再開を九電の真部社長に伝えたそうです。
佐賀県知事も稼動容認の意向が有るようですから動き出すかも知れません。

原発廃止と再開反対の問題ですが総論賛成で各論では反対とも言い切れない悩ましい問題です。

新規原発は容認しないとしても国内電力の3割以上を原発から得ているのですからクリーンエネルギーによる代替電力が段階的に不足分を補わないと国全体では不足するのは道理です。
そこでへたれな浜爺は「地元で再開なら反対だけど玄海町なら仕方ないか」と妙に納得してしまうのですよ。

この玄海原発は4機のうち2機は運転中で2機が定期修理の為停止中ですから危険と言えば今でも危険だし既に危険だと見れば2倍も危険になるのか微妙です。地元町民は原発補助金と引き換えに原発ルーレットに巻き込まれ補助金の出ない周辺市町村は流れ弾ならぬ流れ放射能に不安が募ります。

電力不足を質にとって各地の原発が現地が了解との事でなし崩し再開されれば国としての大方針が見えません。個別の原発をこの後何年で停止或いは廃炉にするか危険な順(きっと保安院には各原子炉の事故歴が報告されている)に決めないといけませんよね。
原発の発電を止める電力会社が出ませんかね?
動き出したら止まらない「官僚機構による原発発電を見直す」絶好の機会ですものね。
しっかり推移を見守りましょう。


写真:右が岸本玄海町長

朝日新聞:
定期検査で停止中の九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開を巡り、玄海町の岸本英雄町長は4日、九電の真部利応(まなべ・としお)社長と町役場で会談し、再開を認めるとの判断を伝えた。東日本大震災後、停止中の原発の運転再開を認める意向を立地自治体の首長が電力会社に伝えたのは全国で初めて。

 会談は冒頭だけ報道陣に公開され、岸本町長は「玄海原発は国の緊急安全対策などが確保されていると確認した。運転再開に町民の一定の理解は得られており、町として了解したい」と伝達。真部社長は「大変ありがたいご判断。3カ月間、真摯(しんし)に検討して頂き、感謝したい。今後も信頼に応えられるよう安全対策に取り組みたい」と応じた。

 2人は会談後に記者会見。玄海町周辺の自治体から運転再開に慎重な意見も出ているが、再開に向けた周辺自治体の同意の必要性について、真部社長は「玄海町と佐賀県に代表してやってもらっている」と否定的な見方を示した。その上で「安全対策の中身、再稼働の意味や重要性については引き続き周辺自治体に説明していく」と述べた。

 また、岸本町長は原発へのテロ攻撃対策を九電に求めたことを明らかにし、真部社長は「テロ対策は国の専門だが、事業者としても検討したい」と話した。
(引用終り)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

足柄茶の荒茶から基準値超えるセシウム

2011-06-22 08:44:14 | 福島原発事故
足柄茶の荒茶から基準超えるセシウム 神奈川県発表(朝日新聞) - goo ニュース

南足柄市で新茶からセシウムが検出されたのは5月の11日でした。

その後は箱根山を越えた静岡茶からもセシウムが検出されフランスに輸出された緑茶からもセシウムが検出されました。
川勝静岡県知事は「政府の暫定基準値を茶葉に当てはめるのは科学的でない」見たいな発言をしていますが果たしてそうでしょうか?
EUの(茶葉或いは野菜の?)暫定基準値は500ミリベクレル/kgだそうで静岡茶はこの規制値を越えていたのでアウトでした。

国内では荒茶は生葉を乾燥させるので500ミリを当てはめるのは科学的合理性がないのかも知れません。それなら重量が3分の1になるなら1500ミリベクレルが規制値になるのでしょうか? さらにお茶を入れて飲む時は1回3-5グラムだから500ベクレルだって直ちに問題は無いとの抗議も出ています。
まあそうかも知れません。しかしホウレンソウや小松菜の葉物野菜も1回当たり1キログラムも食べないとか水で洗うとか抗議していたら規制値が規制値として機能しなくなりそうです。
もともと自然界ではほとんど存在しない物質なのでしょうから。
素材の状態で500ミリベクレル/kgを超えたら市場に出してはいけないのですね。

神奈川県も業者保護の姿勢が見え見えでしたが風評被害を心配する生産者の要望で重い腰を上げ「荒茶」の検査を実施してセシウムの基準値超えを発表しました。
黒岩新知事にお願いします。
業者保護の立場で基準値をみるのか消費者保護の立場に立つのか、川勝静岡県知事とは一味違う所を見せて欲しいものです。
しっかり今後も見守ってゆきます。


朝日新聞:
神奈川県は21日、「足柄茶」の最大産地の山北町など3市町の一番茶の乾燥茶葉(荒茶)から、国の基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。県は農協などに3市町の茶葉の出荷自粛を要請した。

 山北町産が1250ベクレル、相模原市産が1290ベクレル、松田町産1140ベクレル。同時に検査した秦野市産は420ベクレルと基準を下回った。4市町とも、生茶の検査では基準値を下回っていた。

 県は、生茶と乾燥して重量が減る荒茶を同じ基準で規制する政府の方針に「科学的根拠がない」と反発。荒茶の検査を拒否していたが、風評被害を懸念する生産者からの要望を受けて方針を変え、初めて荒茶を検査した。 (引用終わり)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仏アレバ社のCEO更迭

2011-06-18 08:18:18 | 福島原発事故
仏アレバ社の女性CEO更迭…大統領と対立?(読売新聞) - goo ニュース

この年になると「新しい事はさっぱり頭に入らない、一旦入ったらその記憶を訂正出来ない」ものですから海外の要人の名前なんててんで覚えられません。

顔と名前がつながるのがオバマ大統領、クリントン国務長官そして胡錦涛位ですかね?
ダライラマ僧正も判ります。それとメルケル首相も覚えました。その程度です。
フルシチョフ首相やブ書記長とかケネディー大統領やニクソンなんかはしっかり覚えているのでがすね。

さて仏アレバ社のアンヌ・ロベルジョン社長兼CEOは名前は覚えられませんでしたが顔は覚えましたよ。
3月末福島原発の汚染水処理の問題でサルコジ大統領と来日しましたよね。
「従業員と思って使ってください」なんてリップサービスしていました。
その後「汚染水処理にはとてつもない金を巻き上げられる」との話が先行して何をしてるのかさっぱり見えませんでしたが、ここにきて汚染水処理装置が目に見えてきました。
アレバ社の技術は「セシウム除去」に活躍するみたいです。試運転期間中に水漏れがあり本格稼動するにはもう1日ほど掛かるみたいですね。

そんな事は全く関係ないのでしょう。そのロベルジョンCEOの更迭が16日に決まったそうです。
何があったのですかね? ドイツやイタリアの原発廃止の方向と対応について仏国首脳と折り合いが悪くなったのでしょうか?

まあ福島原発の「汚染水処理装置がしっかり稼動」してくれる事が浜爺の関心事です。
しっかり除染してください。


読売新聞:
【パリ=三井美奈】フランス首相府は16日、福島第一原発事故で発生した汚染水の処理を支援している原子力大手アレバ社のアンヌ・ロベルジョン社長兼最高経営責任者(CEO)を6月末で退任させる人事を決定した。

 アレバ社は仏政府が株式の約90%を保有しており、事実上の更迭となる。

 サルコジ仏大統領や電力会社幹部との対立が取り沙汰されていた。3月末にはサルコジ大統領と共に来日し、原発事故対応で東京電力への支援を約束した。
(引用終わり)

写真;共同通信
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島原発 1号機 注水継続!

2011-05-27 07:54:50 | 福島原発事故
枝野氏不快感「我々も対応に苦慮」注水継続問題(読売新聞) - goo ニュース

昨日27日夜TVニュースを見ていたら東電が「福島の第一原発は注水を継続していた」との報道を見ました。
この局のカメラは原子力委員長の斑目氏にインタビューし「私は一体何なのだったのしょう?」との発言を引き出しなみだ目に見える顔を写しました。
全くそうだよ! 注水を止めろと助言したのか?そうでなかったのか? 責任逃れの発言の結果は糞のツッパリ(糞で支え棒の代わりをさせる=気休めで役に立たない)にもなりませんでした。高給を得ているのでしょう?! 気概があるなら「直ちに辞表を出して辞めれば済む」のですがね。

23日には枝野官房長官が「政府は中断しろとは言っていない。中断は東電の判断」と逃げを打っていました。では東電は福島現地が「注水を継続していた」事実をどうして把握出来なかったのでしょう?

これまでもブログの諸賢が今回の政府と東電そして原発現場の関係を帝国陸軍のあり方にそっくりだと指摘し浜爺もそうだと思います。
現状が把握できない統率部(政府)出来もしない方法を指示する参謀本部(東電本社)そして自分たちで出来る事をやると腹を括った現地(福島原発現場)
この三者の感情の行き違い、連絡の錯綜そして命令系統外の思惑や政治的空気。

もし注水が継続していたとして「それでも炉心溶融が起きていたのですから“そもそも注水の判断が遅きに失していた”のでしょうか?」

もし斑目委員長が「注水の時期を遅らせたのが誤りだった」とでも発言すればそれなりに存在感を示すのでしょうがそんな事言わないでしょうね。

こんなあやふやな事実認識の上で「安定化工程表」があり菅首相はドービルのサミットで原発の「年内安定化」を表明したそうです。これで「工程表」は国際公約になってしまいました。
まあお役所仕事とはこういう物で「1号機の水漏れが判った時点で工程表を先延ばしするとサミットの発言(予定)に変化が出る事を嫌った」のでしょう。
でもこの見積もり(工程表)が違った場合その責任を取るのは誰でしょうね?
菅さんは「どうせ俺でない」なんて思っていたらつけは国民に回ってきます。
もうしばらく政府発表(大本営発表)を見守りましょう。


写真:斑目春樹原子力委員長

読売新聞:
枝野官房長官は26日の記者会見で、東京電力福島第一原発1号機で海水注入が継続していたとの東電の発表について、「事実関係を正確に報告してもらわないと、我々も対応に苦慮するし、国民が疑問、不審に思う」と述べ、東電の対応に不快感を示した。

 枝野氏によると、東電側から枝野氏に報告があったのは、東電が記者会見して注水継続を発表する直前の「午後3時前くらい」だった。枝野氏は「情報の共有や意思の疎通が図られないままに発表されていたことが原因だ」と述べ、経済産業省原子力安全・保安院などを通じて、誤った情報が公表された経緯について東電に説明を求める考えを示した。(引用終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海水注入中断は東電の判断!?

2011-05-23 08:03:55 | 福島原発事故
海水注入中断は東電の判断 枝野氏が認識示す(朝日新聞) - goo ニュース

津波直後からメルトダウンが起きていた事が明らかになった後、今度は「大切な海水注入」が菅首相が「聞いていないと激怒 待て」と発言したため注水が30分間中断したとの話が出てきました。

これについて昨日22日枝野官房長官は「東電の判断」と言い切りました。

菅政権が嫌いな産経新聞は「菅首相が激怒した」事は複数の筋が確認している。とか、斑目氏が「海水注入は再臨界の危険性がある」などと指摘した事実もない。と枝野見解に疑問を投げる姿勢です。素人にはどちらが正しいのか判りません。

自民党も週明けの今日から国会の場で「原発事故の対応」を追求するそうです。

まあそれにしても浜爺は思うのです。
政府の偉いさんが「原発事故の対策」に関し複数集まれば「意思決定の会議」ですよね。
会議の看板はとも角、議論或いは討議の結果を(出来れば経過も)記録する書記官か参加者の誰かが書記役を務めて残しておく事は組織運営の常識で無いですかね???

首相が原子力に素人でも「会議を丁寧に主催してその中で決まった事を正しく東電に伝える事」そして「東電の情報を正しく受け取る事」を徹底すれば「福島第一原発の事故」が現状ほど酷い状態にならなかったのでないかと思うのです。

復興は愚か復旧さえ満足でない「東日本大震災」に対する政府の取り組みです。
今からでも「会議をしたら結論を記録を残しそれに基づいて行動する」という極めて常識的な組織運営を行って欲しいものです。
一国の責任者が「進行中の事態」に「激怒」なんて話が噂にしろ出るなんてそれだけで
首相心得不十分で厳重注意が必要です。
総理の女房役枝野官房長官がしっかりしないといけません。
どうなってゆくでしょう?
しっかり見守って行きましょう。


朝日新聞:
枝野幸男官房長官は22日、東京電力福島第一原発1号機で震災翌日の3月12日にいったん始めた原子炉への海水注入が一時中断された問題について「東電がやっていることを(政権側が)止めたようなことは一度も承知していない」と語り、海水注入の中断は東電側の自主的な判断との認識を示した。

 被災地視察で訪れた青森県三沢市で記者団の質問に答えた。

 政府・東電統合対策室も21日の記者会見で同じような見解を表明しており、発言は政権中枢として確認したものだ。枝野氏は「なぜ早くやらないんだと催促したことは何度も直接知っているが、逆方向のことは一切ない」と強調した。
(引用終わり)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする