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王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

13日 プーチン大統領、停戦に注文…「根本原因」除去必要

2025-03-14 06:34:20 | ロシア関連
11日「ウクライナが米の停戦案を受け入れた」事についてここをクリック⇒「11日 ヨーロッパ首脳は相次いでウクライナ停戦案受け入れを歓迎「ボールはロシア側にある」と圧力』と報じられました。
それに関して「ロシア側に有るボール」の概要が伝わってきました。
【タス通信によると、ロシアのプーチン大統領は13日、ウクライナ情勢を巡って、米国とウクライナが合意した30日間の即時停戦案について、停戦は支持するが、議論すべき問題が残ると述べた。即時停戦にはウクライナに有利に働くとして否定的な見解を示した。詳細を協議するため、近く米国のトランプ大統領と電話で会談する可能性を示唆した】と読売が報じました。
そして更に:
【プーチン氏はベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領との会談後、クレムリンで記者会見に臨んだ。米国とウクライナが合意した停戦案について、記者団が質問したのに対して、「敵対行為を終わらせる提案には同意するが、長期的な平和につながり、根本の原因を除去するものに限られる」と訴えた。
「根本原因」の除去とは、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)への加盟を断念する「中立化」や、防衛力保持は最低限とする「非軍事化」、親欧米路線を放棄する「非ナチ化」を指す。これらが含まれない停戦には応じられないとの認識を改めて示したものだ】と追記されています。
さて、「このプーチン大統領のボール」をトランプ大統領の特使はモスクワで知っているでしょうが「どう対応しますかね?」
『プーチン大統領の「根本原因」はロシアが2022年2月24日を軍事行動で解決すべくウクライナの首都キーフ目指して侵攻した事に始まっています』
従って、「侵攻以来4年目を迎え、なおウクライナ国内、ロシアのクルクス州でウクライナ軍との激戦が続いていますから”侵略の目的(本質)を果たせないのにそれを条件”とする所に誤りが有ります」』
『1945年8月初の日本の様に「ソ連軍の満州侵攻、広島・長崎えの原爆投下」で万策尽き「無条件降伏」をした事を思い出してください。
現在のウクライナ軍は優勢とは言えませんが、ロシアによる侵攻を受け”キーフの大統領府でロシア軍に降伏”しているわけで有りません。また「トランプ大統領による「軍事・情報の支援」を受けられなくともここをクリック⇒EU,英やカナダの支援は受けられるようにこの一週間で支援体制が固まってきています』
この様な状態を踏まえ「トランプ大統領はどの様にプーチン大統領を説得するのでしょう? 見ものですね!!

写真:ロシアのプーチン大統領=ロイター© 読売新聞 

読売新聞オンライン:
タス通信によると、ロシアのプーチン大統領は13日、ウクライナ情勢を巡って、米国とウクライナが合意した30日間の即時停戦案について、停戦は支持するが、議論すべき問題が残ると述べた。即時停戦にはウクライナに有利に働くとして否定的な見解を示した。詳細を協議するため、近く米国のトランプ大統領と電話で会談する可能性を示唆した。
 プーチン氏はベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領との会談後、クレムリンで記者会見に臨んだ。米国とウクライナが合意した停戦案について、記者団が質問したのに対して、「敵対行為を終わらせる提案には同意するが、長期的な平和につながり、根本の原因を除去するものに限られる」と訴えた。
「根本原因」の除去とは、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)への加盟を断念する「中立化」や、防衛力保持は最低限とする「非軍事化」、親欧米路線を放棄する「非ナチ化」を指す。これらが含まれない停戦には応じられないとの認識を改めて示したものだ。
 ウクライナが越境攻撃を仕掛けた露西部クルスク州の現状について、プーチン氏は「ウクライナ軍は完全に孤立している」と述べ、露軍の攻勢を強調。「ウクライナは停戦を利用して武器を入手したり、武力を動員する可能性もある」と訴えた。仮に停戦した場合でも、約2000キロ・メートルに及ぶ前線の停戦をどのように担保するのか疑問が残るとも指摘した。
 一方でトランプ大統領への配慮を示す発言もみられた。プーチン氏は、ウクライナ情勢の解決に関心を示したトランプ氏に「感謝する」と述べたほか、今後、米国を含めて議論する必要があると指摘した。
 記者会見後、プーチン氏はモスクワを訪問している米国のスティーブン・ウィトコフ中東担当特使と会談し、停戦案について詳細の説明を受ける見通しだ。
(引用終わり)
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28日 プーチン氏、旅客機墜落でアゼルバイジャン大統領に謝罪

2024-12-29 06:29:26 | ロシア関連
この謝罪には「25日乗客・乗員67人が乗ったアゼルバイジャン航空の旅客機は、アゼルバイジャンの首都バクーからロシア南部チェチェン共和国のグローズヌイに向かいましたが、その後、カザフスタン西部で墜落し38人が死亡しました」との事故が有りました。 
当初は「バードストライク」と報じられましたが、独立系のメディアが「ミサイルの弾痕が機体にある」と報じていました。
そしてついに28日表題の様に「プーチン大統領がアゼルバイジャン大統領に謝罪した」と露大統領府の発表です。
事故現場(ネットより)

さらに:
【定刻通りに運行していた旅客機が何度も、目的地である露南部チェチェン共和国の首都グロズヌイの空港に着陸しようとしていたことに言及。「その時にグロズヌイ周辺ではウクライナの無人航空機による攻撃があり、ロシアの防空システムが迎撃した」とプーチン大統領は述べたとあります。
旅客機が防空システムの攻撃を受けたかどうかについては言及しなかった。
多分、(間違えにせよ)防空システムの攻撃を受けた」のでしょう。

写真:ビデオ会議に出席したロシアのプーチン大統領=モスクワで2024年12月28日、スプートニク通信・ロイター 

毎日新聞:
ロシアのプーチン大統領は28日、カザフスタン西部でアゼルバイジャン航空の旅客機が墜落したことを巡り、アゼルのアリエフ大統領と電話協議し、ロシア領空内で悲劇的な事故が発生したとして謝罪した。露大統領府が発表した。
 プーチン氏は電話協議で、定刻通りに運行していた旅客機が何度も、目的地である露南部チェチェン共和国の首都グロズヌイの空港に着陸しようとしていたことに言及。「その時にグロズヌイ周辺ではウクライナの無人航空機による攻撃があり、ロシアの防空システムが迎撃した」と述べた。
 旅客機が防空システムの攻撃を受けたかどうかについては言及しなかった。【モスクワ山衛守剛】
(引用終わり)
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10日 シリアの暫定政権が初閣議、バシル首相「旧政権の閣僚も役立つことを望む」

2024-12-12 06:37:21 | ロシア関連
昨日はここをクリック⇒「シリア暫定政府首相にバジル氏が任命」と報じられました。
そしてその後の報として「表題のバジル首相による記者会見」が報じられています。
【アサド政権が崩壊したシリアで10日、旧反体制派を中心とした暫定政権が樹立され、初の閣議が開かれた。旧反体制派は来年3月の新政権発足を目指しており、暫定政権がそれまで国内を統治する】と国営放送が報じた。
バシル氏は「国民には最高のサービスを受ける権利がある。旧政権の閣僚たちもこの政権移行期に役立ってくれることを望む」と述べたと書き添えています。
昨日も素人ながら心配したように国内でも反政府勢力、クルド人勢力が入り乱れ、南部では『 イスラエル軍は10日、シリアに備蓄されている戦略兵器の大半を爆撃したと発表した。同国全土に対し、過去2日間で約480回の空爆を実施したと主張しているとCNNが報じています。シリア南部にはイスラエル軍地上部隊が緩衝地帯を設けるべく侵入し、これを助ける空爆も行っている様です。
暫定政府が機能して「シリアの一般人の生活が落ち着くと良い」のですがまだ時間が掛かりそうです。

写真:シリア北西部で記者会見するバシル氏(11月28日)=AFP時事© 読売新聞 

読売新聞:
【カイロ=田尾茂樹】アサド政権が崩壊したシリアで10日、旧反体制派を中心とした暫定政権が樹立され、初の閣議が開かれた。旧反体制派は来年3月の新政権発足を目指しており、暫定政権がそれまで国内を統治する。
 暫定首相には、旧反体制派を主導する「シャーム解放機構」(HTS)が、2017年に北西部イドリブ県一帯に設立した「救済政府」トップのムハンマド・バシル氏が任命された。
 暫定政権は、国民への基本的なサービスの提供や治安の確保、各種制度の維持などを担うとしている。
 国営通信によると、バシル氏が率いた初閣議には、旧アサド政権の閣僚や「救済政府」メンバーらが参加し、政権移行に向けた手続きなどを協議した。バシル氏は「国民には最高のサービスを受ける権利がある。旧政権の閣僚たちもこの政権移行期に役立ってくれることを望む」と述べた。
(引用終わり)
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10日 シリア暫定首相に「救国政府」トップが就任 権力委譲へ始動

2024-12-11 06:33:40 | ロシア関連
ここをクリック⇒『アサド大統領が9日ロシアに亡命した後、反政府勢力のひとつで今回の動きを主導した「シリア解放機構」のジャウラニ指導者は、新政権の樹立を急ぐ考えを示していましたが、10日、暫定政権の首相に暫定政権が「シリア救国政府」トップのバシル氏が移行政府の暫定首相に就任した』と報じられました。
バジル暫定首相に焦点を当てた報道も多数あります。
バジル暫定首相(ネットより)

ロシアの海軍と空軍の基地は存在していますし、海軍艦艇は港近くに停泊していると伝えられていますから、ロシアとも話し合いが必要な他、シリアの南北に割拠する別の反勢力と話し合いが必要ですね。
「アサド政権よりは幾らか益し」で良いですから、「暫定が幅広い連帯で纏まる」のを願っておきます。

写真:レストランで席に着く反体制派の戦闘員たち=シリアの首都ダマスカスの旧市街で2024年12月10日、AP 

毎日新聞:
アサド政権が崩壊したシリアで10日、反体制派が北西部イドリブ県に設置していた「シリア救国政府」トップのバシル氏が移行政府の暫定首相に就任した。ロイター通信などが報じた。反体制派や旧政権の幹部はいずれも国内の融和を優先する方針を示しており、権力委譲に向けた具体的な動きが始まっている。
 報道によると、バシル氏は10日、国営テレビの演説で救国政府と旧政権による閣議を開いたと明らかにした。来年3月1日までの任期中に旧政権から権力委譲を進めるという。
(引用終わり)
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9日 「傀儡国家」アサド政権崩壊、露に大打撃…空海2基地喪失なら中東・アフリカでの存在感低下必至

2024-12-10 10:20:40 | ロシア関連
昨日ここをクリック⇒「アサド大統領はモスクワに亡命」したことが確認されました。
又、この読売の記事には「モスクワのシリア大使館には反政府側の国旗が掲げられている」とか何だか良く判らない事態も起きているようです。
それは事態の推移を見守るとして;
【ロシアのプーチン政権は、ウクライナ侵略で余力を失い、後ろ盾として軍事支援を続けてきたアサド政権を事実上、見捨てた格好だ。政権崩壊はロシアにとって大打撃で、シリア西部にあるロシアの空海両軍の基地を失えば、中東やアフリカでの存在感低下は避けられない。(中略)
ロシアは2022年2月のウクライナ侵略開始後、シリアに配備していた防空ミサイルや部隊の一部を本国に移していたとされる。アサド氏の延命よりもウクライナ侵略を優先した格好で、米紙ニューヨーク・タイムズは8日、シリアにおけるロシアの役割について「キングメーカーから傍観者に転落した」と指摘した。
 15年の軍事介入の見返りにロシアが手に入れたのがシリア西部のフメイミーム空軍基地だった。タルトゥース海軍基地の機能も強化された。ロイター通信によると、同海軍基地は地中海における露軍の唯一の修理・補修拠点で、空軍基地はアフリカに展開する露軍に物資を届ける補給拠点として使われている。両基地を失う事態になれば、中東やアフリカにおける影響力が低下するのは必至だ】とロシアがこれまで設営した海軍と空軍基地の実効支配を認められないとシリアそのものの維持とシリア経由でアフリカ大陸への介入にも影響が出る」と述べています。
シリアにおける反乱政府と他の武装勢力の話し合いの結果が見えませんから、もう少し交渉の成り行きを見ないといけませんが、ヒズボラに代表される「イラン・ロシア側」の地上部隊抜きでは影響力を残すのは難しそうですね?
「プーチン大統領の威信は兎も角、一部でも実行支配できる海軍・空軍の基地を残せるか?はその度合いを測るにい材料です」
プーチン大統領とラブロフ外相にとって頭の痛い問題なのは間違いなさそうです。

写真:シリア周辺の模式図

読売新聞オンライン:
ロシアのプーチン政権は、ウクライナ侵略で余力を失い、後ろ盾として軍事支援を続けてきたアサド政権を事実上、見捨てた格好だ。政権崩壊はロシアにとって大打撃で、シリア西部にあるロシアの空海両軍の基地を失えば、中東やアフリカでの存在感低下は避けられない。 
タス通信によると、ドミトリー・ペスコフ露大統領報道官は9日、記者団に対し、アサド氏のロシア亡命受け入れは「プーチン大統領が決定した」と明らかにした。居場所について「現時点で話せることは何もない」とだけ述べた。
 タス通信によると、モスクワのシリア大使館では9日、シリア国旗の代わりに、中央に三つの赤い星が描かれた反体制派の旗が掲げられた。
 プーチン政権は、強権的なアサド政権を「 傀儡(かいらい) 国家」として支えることで、米欧と対抗するロシアの軍事力や外交力を誇示してきた。2015年には、反体制派勢力に大規模な空爆を行ってシリア内戦に軍事介入を始め、窮地にあったアサド政権を立て直した。
しかし、ロシアは2022年2月のウクライナ侵略開始後、シリアに配備していた防空ミサイルや部隊の一部を本国に移していたとされる。アサド氏の延命よりもウクライナ侵略を優先した格好で、米紙ニューヨーク・タイムズは8日、シリアにおけるロシアの役割について「キングメーカーから傍観者に転落した」と指摘した。
 15年の軍事介入の見返りにロシアが手に入れたのがシリア西部のフメイミーム空軍基地だった。タルトゥース海軍基地の機能も強化された。ロイター通信によると、同海軍基地は地中海における露軍の唯一の修理・補修拠点で、空軍基地はアフリカに展開する露軍に物資を届ける補給拠点として使われている。両基地を失う事態になれば、中東やアフリカにおける影響力が低下するのは必至だ。
 タス通信によると、反体制派勢力は両基地の安全を確保することでロシアと合意した。ただ、露軍はこれまで、反体制派勢力を「テロリスト」と呼び、空爆を加えてきた。ロシアの軍事ブロガーによると、基地周辺は緊迫した情勢が続いているという。ロシアが基地を維持した場合でも、これまでと同じ運用が可能かどうかは不透明だ。
(引用終わり)
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