『11日「ウクライナが米の停戦案を受け入れた」事についてここをクリック⇒「11日 ヨーロッパ首脳は相次いでウクライナ停戦案受け入れを歓迎「ボールはロシア側にある」と圧力』と報じられました。
それに関して「ロシア側に有るボール」の概要が伝わってきました。
【タス通信によると、ロシアのプーチン大統領は13日、ウクライナ情勢を巡って、米国とウクライナが合意した30日間の即時停戦案について、停戦は支持するが、議論すべき問題が残ると述べた。即時停戦にはウクライナに有利に働くとして否定的な見解を示した。詳細を協議するため、近く米国のトランプ大統領と電話で会談する可能性を示唆した】と読売が報じました。
そして更に:
【プーチン氏はベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領との会談後、クレムリンで記者会見に臨んだ。米国とウクライナが合意した停戦案について、記者団が質問したのに対して、「敵対行為を終わらせる提案には同意するが、長期的な平和につながり、根本の原因を除去するものに限られる」と訴えた。
「根本原因」の除去とは、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)への加盟を断念する「中立化」や、防衛力保持は最低限とする「非軍事化」、親欧米路線を放棄する「非ナチ化」を指す。これらが含まれない停戦には応じられないとの認識を改めて示したものだ】と追記されています。
さて、「このプーチン大統領のボール」をトランプ大統領の特使はモスクワで知っているでしょうが「どう対応しますかね?」
『プーチン大統領の「根本原因」はロシアが2022年2月24日を軍事行動で解決すべくウクライナの首都キーフ目指して侵攻した事に始まっています』
従って、「侵攻以来4年目を迎え、なおウクライナ国内、ロシアのクルクス州でウクライナ軍との激戦が続いていますから”侵略の目的(本質)を果たせないのにそれを条件”とする所に誤りが有ります」』
『1945年8月初の日本の様に「ソ連軍の満州侵攻、広島・長崎えの原爆投下」で万策尽き「無条件降伏」をした事を思い出してください。
「現在のウクライナ軍は優勢とは言えませんが、ロシアによる侵攻を受け”キーフの大統領府でロシア軍に降伏”しているわけで有りません。また「トランプ大統領による「軍事・情報の支援」を受けられなくともここをクリック⇒EU,英やカナダの支援は受けられるようにこの一週間で支援体制が固まってきています』
この様な状態を踏まえ「トランプ大統領はどの様にプーチン大統領を説得するのでしょう? 見ものですね!!
写真:ロシアのプーチン大統領=ロイター© 読売新聞
読売新聞オンライン:
タス通信によると、ロシアのプーチン大統領は13日、ウクライナ情勢を巡って、米国とウクライナが合意した30日間の即時停戦案について、停戦は支持するが、議論すべき問題が残ると述べた。即時停戦にはウクライナに有利に働くとして否定的な見解を示した。詳細を協議するため、近く米国のトランプ大統領と電話で会談する可能性を示唆した。
プーチン氏はベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領との会談後、クレムリンで記者会見に臨んだ。米国とウクライナが合意した停戦案について、記者団が質問したのに対して、「敵対行為を終わらせる提案には同意するが、長期的な平和につながり、根本の原因を除去するものに限られる」と訴えた。
「根本原因」の除去とは、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)への加盟を断念する「中立化」や、防衛力保持は最低限とする「非軍事化」、親欧米路線を放棄する「非ナチ化」を指す。これらが含まれない停戦には応じられないとの認識を改めて示したものだ。
ウクライナが越境攻撃を仕掛けた露西部クルスク州の現状について、プーチン氏は「ウクライナ軍は完全に孤立している」と述べ、露軍の攻勢を強調。「ウクライナは停戦を利用して武器を入手したり、武力を動員する可能性もある」と訴えた。仮に停戦した場合でも、約2000キロ・メートルに及ぶ前線の停戦をどのように担保するのか疑問が残るとも指摘した。
一方でトランプ大統領への配慮を示す発言もみられた。プーチン氏は、ウクライナ情勢の解決に関心を示したトランプ氏に「感謝する」と述べたほか、今後、米国を含めて議論する必要があると指摘した。
記者会見後、プーチン氏はモスクワを訪問している米国のスティーブン・ウィトコフ中東担当特使と会談し、停戦案について詳細の説明を受ける見通しだ。
(引用終わり)