『表題は「茨城県下で随契の備蓄米が安値だ並んだ」話題です』
【随意契約で売り渡された政府の備蓄米が、県内でも店頭に並び始めた。6日には水戸市内のディスカウント店で発売され、安価なコメを求めようと買い物客が列をつくる光景が見られた。米価が下がるかは不透明だが、備蓄米が出回ることについて生産者からは懸念の声も上がる】と読売が報じました。
更に小売販売の状況として:
【■朝5時から待機
6日午前7時頃、水戸市にある全国チェーン「MEGAドン・キホーテ上水戸店」の入り口では、2022年産の備蓄米5キロ(税込み2139円)が次々と店内へ運び込まれた。早朝からコメを求めて並んだ客が様子を見守った。
ひたちなか市の男性会社員(57)は、午前5時頃から同店の近くで待機。家族4人で暮らす中、コメ高騰の苦境を、パンや麺を増やしてしのぎつつ近隣市町を回り、少しでも安いコメを探していたという。「安く買えるのはありがたいが、1袋しか買えないからすぐに消費しちゃう」と不安げに話しながらも、会計を終えると「まずは無事に買えてほっとした」と胸をなでおろした。
夫婦で備蓄米を買いに訪れた城里町の男性(71)は、古米ならではのにおいや味わいについて「新米とは違うだろうから、カレーやチャーハンにしてみようかな」と話した】と追記しています。
『この記事は更に「コメ農家の“備蓄米は安すぎる”」との声も載せていますが、緊急措置として行われている事と「日本の農政の減反」による歪みを同時に載せるのは如何なものか? と思いました。ここは随契米を素早くしかも安く提供したドンキーはじめ随契業者の素早い取り組みを称えて感謝します』
写真:備蓄米を受け取る買い物客(左)(いずれも6日、水戸市のMEGAドン・キホーテ上水戸店で)
読売新聞オンライン:
随意契約で売り渡された政府の備蓄米が、県内でも店頭に並び始めた。6日には水戸市内のディスカウント店で発売され、安価なコメを求めようと買い物客が列をつくる光景が見られた。米価が下がるかは不透明だが、備蓄米が出回ることについて生産者からは懸念の声も上がる。(北川一葉、伊能新之介、佐々木勇輝)
■朝5時から待機
6日午前7時頃、水戸市にある全国チェーン「MEGAドン・キホーテ上水戸店」の入り口では、2022年産の備蓄米5キロ(税込み2139円)が次々と店内へ運び込まれた。早朝からコメを求めて並んだ客が様子を見守った。
ひたちなか市の男性会社員(57)は、午前5時頃から同店の近くで待機。家族4人で暮らす中、コメ高騰の苦境を、パンや麺を増やしてしのぎつつ近隣市町を回り、少しでも安いコメを探していたという。「安く買えるのはありがたいが、1袋しか買えないからすぐに消費しちゃう」と不安げに話しながらも、会計を終えると「まずは無事に買えてほっとした」と胸をなでおろした。
夫婦で備蓄米を買いに訪れた城里町の男性(71)は、古米ならではのにおいや味わいについて「新米とは違うだろうから、カレーやチャーハンにしてみようかな」と話した。
■県内業者も申請
農林水産省によると、県内に本社を置く複数の業者も、随意契約による備蓄米の買い取りを申請した。
購入量は、関東を中心にスーパーを展開する「JMホールディングス」(土浦市)の6000トンが最多とみられる。県内では7日午前9時、「ジャパンミート生鮮館ひたちなか店」(ひたちなか市新光町)で発売される。広報担当者は「コメの在庫が切れかかる中、お客様にいち早く、少しでも安く届けたいと手を挙げた」と話した。
スーパー「タイヨー」(神栖市)は6日、県内外の40店舗で備蓄米24トン分の販売を開始した。残りの24トンの販売は7月を予定しているという。
■今秋の新米影響懸念
農水省によると、5月19~25日に全国のスーパーで販売されたコメ5キロあたりの平均価格は4260円。半額ほどの価格で備蓄米が販売される影響を心配する生産者もいる。
水戸市で「コシヒカリ」などを栽培している農家の男性(36)は「備蓄米の値段には納得しているが、今年の新米の値段が大幅に下がると今後の経営は厳しくなる」とした。ただ、「ここまでコメを求められている年はなかったので、農家として意欲が湧いている」とも語る。
鉾田市のコメ農家の男性(50)は、「備蓄米は安すぎる」と率直に話す。「(新米の)価格の不安定さに農家仲間からは、心配や不安の声が上がっている。働き手のことをもっと考えてほしい」と訴えている。
(引用終わり)