日本のパラリンピックの父とも言われた中村裕(ゆたか)氏がドラマ化され、8月22日(水)夜10時より、NHK総合TVで放送されます。
タイトルが「太陽を愛したひと~1964、あの日のパラリンピック~」で、1964年の東京パラリンピックを成功に導いた伝説の医師、中村裕氏の物語です。
1960年に整形外科医の中村裕先生は、研修先のイギリスでスポーツを取り入れた障害者医療を学び、その時彼の人生の原動力になった言葉が「失ったものを数えるな。残っているものを最大限に生かせ」だったのです。
帰国した中村氏は、障害者スポーツを何とか広めようとされたが多くの抵抗にあうが、ある少年と出会い、車いすバスケットボールを少しづつ普及させて行き、そんな中村氏に思いがけない東京パラリンピックを実現せよと驚きのミッションが飛び込んで来た。
中村先生の前に立ちはだかる社会の常識という壁は、障害者の家族からも「見世物にしないで欲しい」の反対の声や障害者の経済的な支援としての企業の障害者雇用にまで踏み込まれた活動に及び、その壁に立ち向かわれた。
今まで漠然と車いすマラソンを見るたびに大分の選手が強く、選手層も厚いのにいつも関心させられるばかりで、それが何故なのかまでは私には分からなかった。
このドラマを見れば、中村裕氏の障害者への社会復帰に一生を捧げた波乱の人生を描いた感動の物語に、きっとあなたも感銘を受ける筈です。私のおススメのドラマを是非、ご覧ください。
6月10日、車いすバスケットボール国際大会のワールド・チャレンジカップで日本がカナダ、ドイツ、オーストラリアを破り全勝で優勝しました。中村裕先生も、きっと天国で喜んでおられることと思います。