BNPパリバOPENテニス・インディアン・ウェールズの準決勝で、大阪なおみ選手(20歳)がルーマニアの第1シードのシモナ・ハレプ選手を6-3、6-0のストレートで下し、決勝へ進出しロシアの第2シードのD・カサキナ選手との対戦が今夜3時より行われます。
今回は、1回戦で元世界ランキング1位のシャラポア選手を破り、2回戦では、ラドバンスカ選手、準々決勝ではプリンスコバ選手など下し、そうそうたる強豪ばかりを倒して勝ち上がって来た。その見違えるような強さの要因はと考えた時に、昨年のシーズンオフに大阪なおみ選手のサーシャ・バジンコーチが代わったことで大きく飛躍したと思われる。
小刻みなフットワークで守るときは守り、攻めるときは体の軸をぶらさず攻めるという、メリハリの付いたプレーに徹底したスタイルと勝負どころでは相手の動きを冷静に見るなどメンタル面でも強くなり、サーシャ・バジンコーチの的確なアドバイスが大きいような気がする。
第1セットを取った時点で、コーチをコートに呼び体が硬いとナオミ選手が言うと、バジンコーチは、「世界1位から第1セットを取ったんだよ、いい感じだ」と励まされると、ようやく緊張もほぐれ笑顔が戻ったと言うシーンもあった。
サーシャ・バジンコーチ(33歳)は、セリーナ・ウィリアムズ選手のヒッティングパートナーを務めたり、アザレンカ選手、ウォズニアッキ選手のコーチも行っており、ドイツ出身の名コーチだったのです。
P.S. ピョンチャンパラリンピックの最終日に村岡桃佳選手がアルペンスキー座位の回転で銀メダルを取り、彼女自身だけで5個目のメダルとなり、日本勢のメダル総合計が10個となった。