物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ヤマエンゴサク  <Corydalis lineariloba Sieb. et Zucc.>

2009-05-15 21:59:22 | ケシ科
山の林の中などに生える10㎝ぐらいの小さいが綺麗な花をつける植物です。


地下に塊茎(球根)があり漢方薬に利用されます。
(延胡索(エンゴサク)とは中国原産のこの仲間の植物で昔薬用に栽培されていたそうですが
現在日本での栽培は無いそうです。)

花色には青いもの



赤いもの


など変異が大きいようです。


ちょっと変わった花形をしていますね。


1つ1つの花のつけ根についている葉のようなものを苞(苞葉)といいますが
それに切れ込みがあるのが特徴です。



ムラサキケマン <Corydalis incisa (Thunb.) Pers.>

2009-05-14 01:29:29 | ケシ科
     去年のシロヤブケマンの記事 ・・・  http://blogs.yahoo.co.jp/hanano500/37485621.html

 低山の林の縁などいたるところで見かける紫色の花ですが、花色の変異が大きいようです。



白い品種をシロヤブケマン  <f. pallescens Makino >   と言います。


いろいろな程度の花色が見られました。 



キンラン <Cephalanthera falcata (Thunb.) Bl. >

2009-05-11 20:22:04 | ラン科
最近では数が減ってきていてなかなかお目にかかれなくなってしまっている蘭です。


目立つので盗掘が多い蘭です。

黄色い派手な花をつけます。


こちらでは5月の連休ごろが見頃です。

キンランに限らずラン科の植物は根に菌が共生しています。
掘り取って庭に植えても菌がなければ育ちません。
1~2年で消えてしまいます。蘭は掘ってきても栽培は出来るものではないのです。
売られているものは、特に栽培しやすいものとか、先人達が工夫を凝らして栽培できるように
したものです。
「野性蘭の盗掘は絶対にしないように」・宣伝しましょう。

ところで もうすっかり初夏になりましたね。 自画像の狸君も初夏バージョンに衣替え
しました。


熊だという人がいたのですが狸です。 
少し(いや だいぶ)メタボの物臭狸です。 くまったものです。



エゾノタチツボスミレ <Viola acuminata Ledebour>

2009-05-10 20:37:57 | スミレ科は⇒ すみれ world

 まだまだスミレの記事を続けたいところですがもう平地では花も終わりになり
また、他の花もいろいろと咲いていますので今回でとりあえず{スミレ記事}は
おしまいにします。

 エゾノタチツボスミレはタチツボスミレに似ていて少し大きくて立ち上がるように
なります。



側弁の基部には毛が生えています。
柱頭(雌しべの先)には突起毛が生えています。


距のお尻には溝があって2つに割れているように見えます。
長野の一箇所にしか知られていないタデスミレにも溝があります。



群馬県立自然史博物館-2

2009-05-10 20:05:46 | その他
簡単に紹介します。

美術館とか博物館は通常撮影は禁止されています。(ここはスナップ写真などはOK)
なんでどんな展示があったかはいろいろパンフレットをもらってきたのでそちらをご覧
ください。


恐竜の化石などやジオラマ・剥製などいろいろ面白いものがいっぱい展示されています。
ティラノザウルスが電動式で時々動きます。

中にショップがあっていろいろな資料を販売しています。群馬県植物誌なんかもあります。


私が買ったものの一部です。過去の企画展の資料なんかも大変参考になります。
外来植物リストを見ると実にいろいろなものがたくさん入ってきているのが分かります。

最後に博物館の利用案内です。


道も広く駐車場も多くあって車で行くには便利ですが公共交通機関を利用するにはちっと
・・・って感じです。

最後にホームページを紹介しておきます。
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/view/servlet/MuseumTop
バーチャルミュージーアムなんかもあって面白いですよ。