前に出した ヤブデマリ によく似た花で
標高が比較的高い場所(1200m以上)に多い。
撮影日 2020.05.31: 長野県
オオカメノキ(大亀の木) 別名:ムシカリ
<学名:Viburnum furcatum Blume ex Maxim.>
レンプクソウ科 ガマズミ属 落葉低木
北海道から九州までの山地~亜高山のブナ林内、湿った岩陰や針葉樹林内に
自生する。樹高は2~4mくらいになる落葉低木~小高木。
大形の葉は対生し6~20cm、葉脈が谷のように窪み、基部はハート形にくぼむ。
縁は細かく裂ける重鋸歯となる。
花期は4~6月、枝先から散房花序をだし、白色の小さな両性花のまわりに
大きな5枚の花弁を持つ装飾花が縁どる。また花序の基部に柄が発達せず、
葉腋から直接出るのも特徴である。
夏に赤い実をつけ、秋には黒色に熟す。
オオカメノキの和名は、大神の木であるとのこと。
葉の形が亀の甲羅に似ている。 卵円形の大きな葉を亀の甲羅に見立てて、
「大亀の木」とも。
葉がよく虫に食われることから、別名「虫食われ」、それが転訛し
「ムシカリ」という別名もある。
装飾花は花弁が合着したままで落下する。
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