ツリガネニンジン(釣鐘人参)
<学名:Adenophora triphylla (Thunb.) A.DC.
var. japonica (Regel) H.Hara>
キキョウ科 ツリガネニンジン属 多年草
<学名:Adenophora triphylla (Thunb.) A.DC.
var. japonica (Regel) H.Hara>
キキョウ科 ツリガネニンジン属 多年草
北海道〜九州の山野にごくふつうに見られる。山地の草原、
林縁や草刈などの管理された河川堤防など排水が良く、
日当たりの良い所を好んで自生する。
林縁や草刈などの管理された河川堤防など排水が良く、
日当たりの良い所を好んで自生する。
撮影日 2017.8.6 & 2017.8.16: 群馬県
根は白く肥厚し、高さは40〜100 cmになり、全体に毛がある。
根生葉は円心形で花期には枯れる。茎葉は茎に3–5枚輪生し、
上部は互生または対生する。
根生葉は円心形で花期には枯れる。茎葉は茎に3–5枚輪生し、
上部は互生または対生する。
形は長楕円形、卵形、楕円形、披針形と変化が多く、
やや厚みがあってつやがない。長さ4–8cmで縁に鋸歯がある。
植物体を切ると白い乳液が出る。
やや厚みがあってつやがない。長さ4–8cmで縁に鋸歯がある。
植物体を切ると白い乳液が出る。
花期は8〜10月、数段に分かれて葉と同じように茎に輪生する
枝の先に淡紫色の下を向いた鐘形の花を咲かせる。
枝の先に淡紫色の下を向いた鐘形の花を咲かせる。
花冠は長さ15~20 mmで淡紫色または白色、先端はやや広がり、
裂片は反り返る。萼片は糸状で鋸歯があり、花柱は花冠より
やや突き出し、先が浅く3裂する。
淡紫色
白色
左右の花の雌蕊の先が違うのが分かると思います。
ツリガネニンジン他キキョウ科の花は
なんです。
先ず、雄蕊が成熟して花粉を出し枯れるころに雌蕊が
育って成熟する、自分の花粉で受粉しないようにしている
のです。
釣り鐘状の花が咲き、地下の大きな根を朝鮮人参に見立て、
釣鐘人参の名になった。
春の若い芽は、山菜のトトキと呼ばれ食用にされる。「山でうまいのはオケラにトトキ、・・・」という、はやし歌がありますが、春先のツリガネニンジンの若芽は非常に美味しいといわています。