ヤブサンザシ(藪山査子)
<学名:Ribes fasciculatum Siebold et Zucc.>
スグリ科 スグリ属 落葉低木
<学名:Ribes fasciculatum Siebold et Zucc.>
スグリ科 スグリ属 落葉低木
本州~九州の林縁や明るい二次林などに分布する落葉低木。
株状に成り、高さ1mになる。
樹皮は紫褐色。若枝は灰白色ではじめ軟毛が密生するが、
のちに無毛。樹皮はしだいに縦にはがれて、暗赤褐色に
変わる。
株状に成り、高さ1mになる。
樹皮は紫褐色。若枝は灰白色ではじめ軟毛が密生するが、
のちに無毛。樹皮はしだいに縦にはがれて、暗赤褐色に
変わる。
撮影日 2018.11.04: 群馬県
葉は互生するが、短枝を形成するので一カ所から
まとまって出ていることが多い。
長さ2~6cm、幅2.5~6cmの広卵形で、掌状に浅く
3~5裂する。
基部は切形または浅いハート形。裂片のふちには欠刻状の
鈍い鋸歯がある。
両面とも短い軟毛があり裏面の脈沿いには短い軟毛が
やや密に生える。
まとまって出ていることが多い。
長さ2~6cm、幅2.5~6cmの広卵形で、掌状に浅く
3~5裂する。
基部は切形または浅いハート形。裂片のふちには欠刻状の
鈍い鋸歯がある。
両面とも短い軟毛があり裏面の脈沿いには短い軟毛が
やや密に生える。
花期4~5月。雌雄別株で、前年枝の葉腋に黄緑色の
小さな花が1~数個束生する。
花は萼が目立ち花弁のように見える。萼片は長さ
約2.5mmでそり返る。本物の花弁は目立たず、へら形で、
ごく小さく、直立する。
雄蘂は5本、花糸は短く葯は萼筒に直接ついているように
見える。雌花には雄しべがあるが、退化して小さい。
花柱は短く、柱頭は2裂して皿状になる。
雄花の花柄には基部寄りに、雌花では中ほどに関節がある。
小さな花が1~数個束生する。
花は萼が目立ち花弁のように見える。萼片は長さ
約2.5mmでそり返る。本物の花弁は目立たず、へら形で、
ごく小さく、直立する。
雄蘂は5本、花糸は短く葯は萼筒に直接ついているように
見える。雌花には雄しべがあるが、退化して小さい。
花柱は短く、柱頭は2裂して皿状になる。
雄花の花柄には基部寄りに、雌花では中ほどに関節がある。
果実は液果で秋に赤く熟して美しい。
直径7~8mmで、先端には萼筒と雌しべの一部が残っている。
果柄の中ほどには関節がある。
果柄の中ほどには関節がある。
種子は長さ約3.5mmの楕円形。
おいしそうな実に見えるのですが・・・調べると、毒はないようですがおいしくなく、食べられるようなものではないらしいです。
藪に生えサンザシに似た植物であることから名が付けられたようですが
名前はサンザシですがサンザシ(バラ科)の仲間ではなくスグリの仲間です。
スグリの仲間は以前の新エングラー体系では、ユキノシタ科に分類されていました。