ヤマエンゴサク(山延胡索)
<学名:Corydalis lineariloba Siebold et Zucc.>
ケシ科 キケマン属 多年草
<学名:Corydalis lineariloba Siebold et Zucc.>
ケシ科 キケマン属 多年草
本州〜九州の山野の湿った林内、林縁部や道ばたに生える。
全体無毛で高さは10~20cm。地中に球形の塊茎がある。
山道の道端に咲いていました。
撮影日 2017.04.16: 群馬県
小葉は線形〜卵円形でしばしば3裂し、細長いものも
みられるなど葉形は変化が多い。
細い葉のものも見られました。
(ササバエンゴサクと呼ばれることもあります。)
以前撮ったものですが丸い小葉のもの
以前撮ったものですが丸い小葉のもの
撮影日 2015.04.29: 群馬県
花期は4-5月。茎の上部に総状花序の濃い青紫色または
紅紫色の花を咲かせる。長さ15〜25mm
撮影日 2017.04.16: 群馬県
花弁は4個で外側に2個、内側に2個つく。外側のうち
上の1個がもっとも大きく、基部が袋状の距になって
後ろにつきでる。内側の2個の花弁は左右から合わさって、
先端が合着し、雄しべと雌しべを包んでいる。
変わった花形ですね。
苞は披針形〜扇状くさび形、苞は先が3~5裂する。
色の変化もいろいろあります。
種子は平滑、種沈(エライオソーム)がある。
春先に花を咲かせ、落葉広葉樹の若葉が広がる頃には
地上部は枯れてなくなり、翌春まで地中で過ごす
スプリング・エフェメラルの一種。
地上部は枯れてなくなり、翌春まで地中で過ごす
スプリング・エフェメラルの一種。