物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

ハクサンフウロ

2015-07-21 18:00:00 | フウロソウ科
ハクサンフウロ(白山風露)
<学名:Geranium yesoemse var. nipponicum>
フウロソウ科 フウロソウ属 多年草



本州中部(東北地方~中部地方(伊吹山まで))の亜高山から高山帯の
草原に生育する多年草。
母種とされるエゾフウロ(蝦夷風露、学名:Geranium yesoemse)の変種
分布が広く変異が大きい。


撮影日 2015.07.19: 群馬県

高さは30-80cm程度。葉は長さ4~8㎝、幅5~10㎝、掌状に深裂する。



花期は7~8月。花は直径2.5~3㎝。花弁は5個、淡紅色~紅紫色、
濃色の脈があり、花弁の基部に白毛が密生する。



花色はピンク色だが、花によって濃淡に差がある。




咲いたばかりの時には雌しべの柱頭は開かず、雄しべが花の中心で
アクセントとなっている。その後、雄しべの葯が脱落し、雌しべの柱頭が開いてくる。
雄性先熟花である。


コメント (2)
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ノゾリキスゲ(ゼンテイカ)

2015-07-21 08:09:50 | ユリ科
先日 群馬の北にある『野反湖』へ出かけてきました。
いろいろな植物が見られるところですが、今はノゾリキスゲ(ニッコウキスゲ)
が沢山咲いていて見事です。



ゼンテイカ(禅庭花)
<学名:Hemerocallis dumortieri C.Morren var. esculenta (Koidz.) Kitam. ex M.Matsuoka et M.Hotta>
ユリ科 ワスレグサ属



一般には、「ニッコウキスゲ」の名前で呼ばれることが多く、また、各地で
別々に同定されたため、和名、学名ともに混乱がある。
本州などでは高原に普通に見られるが、東北地方や北海道では
海岸近くでも見られる。関東では低地型のムサシノキスゲや、奥多摩、
埼玉、茨城県などでも低地型の自生のニッコウキスゲが見られる。
草原・湿原を代表する花で、群生すると山吹色の絨毯のようで美しい。


撮影日 2015.07.19: 群馬県

日光の霧降高原、尾瀬ヶ原、霧ヶ峰などの群落が有名である。
 花が黄色で葉がカサスゲ(笠萓)に似ているため、地名を付けて
ニッコウキスゲと呼ばれだし、全国に広まった。 ただし、
栃木県日光地方の固有種というわけではなく、
ゼンテイカは日本各地に普通に分布している。




高さは50cm~80cm。



花期は5月上旬~8月上旬。 花茎の先端に数個花をつける。
花はラッパ状で、大きさは10cmぐらい。




花被は6枚。




朝方に開花し夕方にはしぼんでしまうはかない「一日花」





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