物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

Ⅱ. スミレのつくりと用語   を覚えよう

2012-04-15 06:44:44 | スミレ科は⇒ すみれ world
 
 基本的な用語を解説します。
 

地上茎のないものは地面から葉と花が出ています。
花柄の途中に1対の(2枚の)小さなひらひらが付いています。
これを  苞葉 といいます。
スミレの花は独特の形をしています。花の後ろに突き出した部分を  と呼びます。
 
 

花弁は5枚 { 上弁2枚 ・側弁2枚・唇弁1枚 }  で唇弁には後ろに距が付いています。
側弁には毛が生えているものもあります。 花弁にある紫の筋は 紫条 と呼ばれます。
模様の様子も見分けに役立ちます。
めしべの先を 柱頭 といいその形も分類のポイントとして見ておくと良いです。
 

ヒカゲスミレの柱頭です。
いわゆる虫頭形といわれる
カマキリの頭のような
形をしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

がくにも上に出っ張りが付いています。 付属体 と呼び スミレによっては毛生えていたり切れ込みが有ったりします。
 

地上茎のあるものもあります。(地上茎のないものにも有りますが)葉の付け根に小さい葉のようなひらひらが付いています。
托葉 といい切れ込みの具合もスミレによって異なります。
 
 


コメント (12)
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