物臭狸の『花日記』

YAHOOから引っ越してきました。
色々な植物たちを紹介しています。

Ⅰ. 地上茎の有無を確認しよう。③

2012-04-14 18:05:07 | スミレ科は⇒ すみれ world

地上茎のあるスミレには珍しいものもあります。
 
 
アワガタケスミレ

ナガハシスミレに似ていますが葉に光沢があって基部が切形です。
新潟粟が岳周辺でのみ知られています。

タチスミレ

これも分布が限られているスミレです。
葦にもたれるように伸び大変長くなります。

タデスミレ

長野の一部でしか見られないスミレ。
形はとてもスミレとは思えないです。



Ⅰ. 地上茎の有無を確認しよう。②

2012-04-14 17:32:59 | スミレ科は⇒ すみれ world
 地上茎のあるスミレたちを紹介します。
 
エゾノタチツボスミレです。
このスミレは高く伸びて花をつけるので茎がはっきりとしています。

 
花色は白っぽいのから紫の濃いものまでいろいろな濃さのものがあります。

 
 
ナガバノタチツボスミレ果期

花期の葉はタチツボスミレより多少長めで先がとがった感じですが果期になるとさらに長くなり
まったく別物のようになります。
 
イブキスミレ果期

花後に茎が伸びるという変わったタイプです。
 
オオタチツボスミレ

日本海側中心に分布しているスミレで葉が丸みがあり、タチツボよりやや大型で
茎が伸びて花をつけます。
 
 

別名テングスミレというナガハシスミレも日本海側に分布しています。
距がとても長
ですね。
 
 

イソスミレ
主に日本海側の海岸に分布している花の大きい綺麗なスミレです。



Ⅰ. 地上茎の有無を確認しよう。①

2012-04-14 16:13:15 | スミレ科は⇒ すみれ world

  スミレの季節到来です。
でも、種類が多く似たものもあって区別しにくいといわれます。
スミレを同定するためのポイントなどをちょこっとまとめて行きたいと思います。
 
 
  
 スミレ観察の第一歩はよく見ることです。 株元も観察しましょう。
地上茎が有るか・無いか を良く見ましょう。

 

これはあちこちでよく見られるタチツボスミレです。
パット見では茎がわかりませんがよく見れば茎を確認できると思います。

果期になると高く伸びて茎が分かりやすくなります。

 

こちらはニオイタチツボスミレです。タチツボスミレに良く似ています。葉は丸みがあるのが特徴です。

果期にはやや葉が長くなるという変わった特徴があります。

 

こちらはニョイスミレ(ツボスミレ)です。やや遅咲きの小さな花で距が短くて円い特徴があります。

 

もうひとつアオイスミレです。こちらのスミレは毛が多く葉が丸いです。
花後もあまり茎が目立ちません。横に匍匐していくタイプです。