ショック

　夕方ニッポンランナーズのＫコーチから悲壮な声で電話があった。声の調子から何か悪いことが起きたのはすぐに理解した。ステイヤングで私たちがお世話になっていたＨコーチが佐倉署に逮捕された、という。

　今朝の新聞に載っているとの話だが見ていなかった。Ｋコーチは「申し訳ありません。明日からの活動も続けていきますのでご理解ください」という。そんな大事なのだろうか？まだことの重大性は理解していなかったが「罪名は？」と聞くと「強姦致傷」の容疑らしい。事実だとしたら大変だ。

　電話を切って新聞を見ると、北総版に「NPO職員 強姦致傷容疑」とある。記事によると「1日の夜、佐倉市内の路上で、自転車で走行中の10歳代女性を後ろから近づいて、カッターナイフを突きつけるなどして乱暴しようとし、ひざの打撲傷などの軽傷を負わせた疑い」。

　佐倉署によると佐倉市や八千代市では昨年から、同様の手口で女性が被害にあう事案が十数件確認され、関連を調べているという。そして最後にＨ（新聞では本名が出ている）容疑者はNPO法人「ニッポンランナーズ」の職員だと書いてある。

　新聞によって扱いが違うのだが読売と千葉日報はＨコーチの名前をはっきりと書いているが、スポーツニッポンはＨコーチの名前を出さず、ニッポンランナーの理事長金哲彦氏の名前を出している。

　ニッポンランナーズは市の学校や健康増進政策にも関わっているし、金理事長はNHKのマラソン番組の解説者として活躍されているのでそれらへの影響が心配だ。もちろんニッポンランナーズには関係ないのだが、最近は部下の失敗でも所属団体の長が頭を下げる風潮があるので心配している。

　たまたま今朝、佐倉警察署から不審者情報がメールで届いた。その内容も「女子高校生が歩いていたら後ろから男に抱きつかれた。大きな声を出したので逃げた」というものだった。犯人は30～40代だといっているが、Ｈコーチにも奥さんと子どもがいる。何でこんな事件を起こすのだろう。

　今月末には創立10周年のパーティを予定しているニッポンランナーズ。スポーツを通して健康で楽しいな生活がおくれるようにと真面目に指導をしてくれているコーチ、そして私たち会員のために、この事件がニッポンランナーズに影響のないことを願っている。