
ZOMBIE NIGHT
2013年
アメリカ
89分
ホラー
TVM


監督:
ジョン・ギャラガー
『ピラニア リターンズ』
出演:
アンソニー・マイケル・ホール
ダリル・ハンナ
アラン・ラック
レイチェル・G・フォックス
ジェニファー・テイラー
シャーリー・ジョーンズ
ダニエル・ロス・オーウェンズ

<ストーリー>
突然、世界中で死者が甦り人々を襲い始め、パニック状態になる。カリフォルニアのある町で、パトリックは妻と娘と一緒に戦い続けていたが…。
-感想-
2013年
アメリカ
89分
ホラー
TVM


監督:
ジョン・ギャラガー
『ピラニア リターンズ』
出演:
アンソニー・マイケル・ホール
ダリル・ハンナ
アラン・ラック
レイチェル・G・フォックス
ジェニファー・テイラー
シャーリー・ジョーンズ
ダニエル・ロス・オーウェンズ

<ストーリー>
突然、世界中で死者が甦り人々を襲い始め、パニック状態になる。カリフォルニアのある町で、パトリックは妻と娘と一緒に戦い続けていたが…。


あのパクリ専門のアサイラム社製作にしてはえらく出来が良いなと思っていたら、監督がジョン・ギャラガーだと後で知って、そっちの方が一番に驚いた。
『The FEAST/ザ・フィースト』3部作や『ピラニア リターンズ』と、今までお馬鹿ホラー映画ばっかり撮っていたのに、こんな糞真面目なホラーも撮れるんじゃねぇかって。
彼の中で何かに目覚めたものがあったのか?と逆に心配になるわ。
親父(クルー・ギャラガー)にたまには真面目な映画作れ!て言われたんやろか(笑)
本作は最近のゾンビ映画としては懐かしさを感じる原点回帰を狙った作り。
ある意味、ゾンビの造形はロメロ先生をパクっているかもだが、それでも物語りはオリジナル(だと思う)。
どういった経緯でゾンビが急に墓場から蘇ったのかその辺は一切の説明は無しだが、ある家族を中心にした、一夜の出来事を描いている。
一組の家族は丸で協力性がない。
もう一組の家族は助け合い精神を持っている。
どっちがどうなるか、それはもう先が見えて誰もが分かるはず。
生き残るためには気遣い合う事、助け合う事が大事ってことよ。
にしても流石、目の前でゾンビが土中から這い出てきても冷静でいられる親父、ゾンビ化した祖母を躊躇無く銃で頭吹き飛ばした母親だけのことはある。
ラストのシーンなんてどう観ても絶体絶命の大ピンチやん。
それを切り抜けちゃうんだから、もしかしたら世界一の最強夫婦なのかもしれん。
いや、待てよ。
そういや協力性の無い家族の父親が朝になると事態は収まると言っていたから、間一髪で朝日が昇って、ゾンビが一斉に活動停止しただけなのかも。
って、夜だけ動くゾンビてのも変な話ではあるが。
それでも主役のおやっさんの勇気と生存率の高さには敬服致します。
死んだら即ゾンビ化。
でも噛まれただけじゃ大丈夫ってのは一体どうして?
そこはロメロ先生のゾンビとは一線を画したかったのだろうか。
B級ゾンビ映画に良く有りがちな、事が始まるまでの無駄な時間も最初になく、冒頭から一気にゾンビ発生を映し出し、そのままサバイバル風景を約80分使って目一杯描いているので、ダレるてな気分は起こらないが、ただもう少しテンポの速さを上げて欲しかったのと、ここ!という盛り上がり箇所が特に無かったのと、ゾンビ映画にしては際立ったグロさがそんなに無かったのが不満かな。
まぁ、TV映画用として製作されたという事なので、劇場映画みたく派手なスプラッター描写は敢えて抑えられて作られたのかもしれませんね。
ん、まぁそれでも1本のゾンビ作品としては丁寧に完成させてはいるので、これはこれで十分及第点はあげても宜しいでしょう。
ゾンビだけに土を掘って追い掛けてくるという演出は割りと好きです。
救援を求められて駆け付けてくれた警官、役に立たないばかりか余計な事までして足手まといでしたなぁ。
評価:★★★

14/08/22DVD鑑賞(新作)



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レンタル開始日:2014-08-02
メーカー:ニューセレクト
ゾンビという意味では「死者が甦る」のが正解だから
正当なゾンビ映画といえる作品かもしれませんね
おばあちゃんの突然死にはびっくりしましたが(笑)
噛まれても安全→ウイルス系ではない
ということなのでしょうね
TV映画にしては、古き良きゾンビ映画を思い出させてくれて良かったと思います。
ゾンビ発生の経緯が分からないだけに、どういった原因で死者が蘇っているのか、それ位は説明が欲しかったです。
この作品はロメロゾンビを意識していて意外と楽しめた作品です
ゾンビメイクもしっかりされてるしtvm作品としてはできが良いと感じます
昔のB級ゾンビ映画にありがちなへんな間があくのとかぼさっとしてるとことか(笑)
ヒロインの子が可愛かったのも収穫です。
こちらにもコメントありがとうございます。
昔の懐かしいゾンビを思い出させてくれる作品ではありました。
確かにTVMとして見ると、ゾンビメイクもしっかり作られていますし、物語もそれなりにきちんと練られてはいました。
監督がそれなりに実績がある人なので、今作も見れるゾンビ映画になったのかもしれませんね。
テレビムービーとしてはよく頑張ってる作品ではありますが、個人的には全体的にゆるく感じました。
おそらくテレビということで色々と規制もあったんだと思いますが、ジョン・ギャラガーが監督した割にはインパクトに欠ける作品だったと思いますね。
こちらにもありがとうございます。
ロメロのゾンビ映画に近いものはありましたね。
これまでヘンテコな映画ばかり撮っていた監督さんなので、それを考えると「あれ?」てはなりますよね。
ま、TV映画としてはそこそこに制限がある中でもきちんと作られたゾンビホラーではないでしょうか。